台高縦走に挑戦しました。その6

台高山脈 高見山〜大台ケ原を繋ぎたい。
この思いでテントを購入し 実行しました。
| 行き先 | 山ノ神ノ頭〜引水サコ |
| 登山方法 | テント泊 1泊2日 |
| 日 時 | 06/7/15〜16 |
| コースタイム | 7/15 自宅⇒登山口8:40→11:00山ノ神ノ頭11:10 →12:55ブナノキ平13:25→14:05父ヶ谷の高16:15→ 杉又高分岐→17:00振り子辻 泊 7/16 テン場5:10→6:45引水サコ7:20→8:25テン場9:30→ 12:40ブナノキ平13:40→15:50山ノ神ノ頭→16:45下山⇒自宅 |
| メンバー | 山幸(やまさち) |
今回は 三之公登山口から山ノ神ノ頭へ直登し 縦走路を南下 04-9-27台高全縦走の初テント地の引水サコを目指す。 幸い天気は上々 荷物は重いが軽やかな(?)足取りで山ノ神ノ頭の急登をのぼっていると何か異様な気配を感じる。 そのほうを見ると なんとマムシが とぐろを巻いて鎌首を持ち上げて攻撃態勢でこちらを睨んでいる。 思わず出しかけた足を引っ込め ジワリジワリと遠巻きにして通過 やれやれ助かった。 それにしても いきなりからきついお出迎えやな〜 次は何だ!! スズメバチ? 或いはクマ?? クワバラクワバラ!! 山ノ神ノ頭からブナノキ平(通称で地図上の表示はありません)まではゆったりした尾根が続き気持ちのいいコースだ。だが 尾根分岐が多く 気をつけないと支尾根に入りやすい。うっかり入ってしまうと戻れないかも?!! 前回ブナノキ平直前の尾根で行く尾根を誤りブッシュに阻まれ撤退している。 前回は涙の撤退だったが しゃにむに行かなくてよかったのかも・・・ この箇所突破のため日帰りでルート確認を実施している。 ブナノキ平は広々としたところでブナ・モミ・ヒメシャラ等の巨樹のある気持ちの安らぐところだ。 水場もありテント泊をしたいところだ。 ここで少し遅い目の昼食とする。歩いた後の食事は何を食べても美味いが この景色の中では一段と旨い!! これからのコースが大変だ。とにかくアップダウンが多い 決して小さいとはいえないコブの連続で体力的にもきついが 精神的に参ってしまう。 次に倒木の多いこと。 一抱え以上ある大木が ごろごろ横たわっている。 力ずくで乗り越えるか? あるいは ひざまずいて潜り抜けるか? はたまた 逆らわずに回り道をするか? 疲労困憊で回転がにぶくなっている頭で考えながら通過していかなければならない。この辺りが一番厳しく感じられた。 悪戦苦闘して ふらふらになってたどり着いた振り子辻 時刻も17時だし 今日はここで泊る事にしよう。
![]() 色々なプレートに助けられて ここまでたどり着けた。 さ〜あと一息 今日は引水サコまで行って全縦走を果たすぞ!! 気持ちを高め テン場から出発する。・・・ そして着きました。7月16日6時45分ついに着きました引水サコ 台高全縦走を果たした瞬間です。
憬れていた台高山地 そして全縦走したい気持ちに取り付かれ やっと果たし大満足で 達成感をかみ締めながらテントを撤収し三之公登山口に戻ったのは 17時前でした。 台高山地に取り付かれた山幸だが 30KGを担ぐ体力もなく 地図を読む力もたいしたことなく テント泊の経験もなく 従って水の確保力に長けてる訳でもない それでも行きたい。 行きたい気持ちだけで行動して人様に迷惑をかけるようではやまや失格だ。 人様に迷惑をかけずにいける方法は? そこで考えたのが 明日の水はつねに担いでおく。 かつげる重量でおさまるように 短期間の行動を繰り返す。 そして効率は悪いがピストン形式とする。 このような考え方で 全縦走を達成しました。 勿論行動は自分ひとりでしたものの 山幸一人の力で達成できたものではない。 今回添付の写真のような プレートに勇気ずけられ テープに導かれ そしてあちこちにあったストップサインに助けられて達成できたものです。 先人の心ずかい 努力に感謝します。 トップページへ |