鳳凰三山〜アサヨ峰 縦走しました
鳳凰山 観音岳 薬師岳


 
 行き先     広河原〜鳳凰三山〜アサヨ峰〜北沢峠  
 登山方法    小屋泊 三泊四日 
 日 時     07/8/10〜13 
 コースタイム  1日目 自宅6:20⇒宇治東IC⇒10:00伊那IC⇒11:00仙流荘11:30⇒
 12:20北沢峠12:50⇒13:20広河原→広河原山荘 泊

 2日目 広河原山荘5:20→8:05白鳳峠→9:10高嶺→11:30観音岳→
 12:10薬師岳→14:00鳳凰小屋 泊

 3日目 鳳凰小屋5:40→6:25地蔵岳→7:55高嶺→8:35白鳳峠→
 9:30広河原峠→10:25早川尾根ノ頭→12:35アサヨ峰13:00→
 13:50栗沢山→15:30長衛小屋 泊

 4日目 長衛小屋→北沢峠7:20⇒8:05仙流荘⇒戸台⇒さくら湯⇒
 12:55伊那IC⇒16:30自宅

 メンバー    コマクサ 山幸(やまさち)   

鳳凰三山の登山口としては 御座石鉱泉、青木鉱泉、夜叉神峠だが 早川尾根を縦走してアサヨ峰も遣りたい。しかもアクセスはマイカーにしたい。 この欲張った計画を実行しようとしたら 白鳳峠登山口から入山するしかないだろう。 白鳳峠〜薬師岳ピストンと言う効率の悪い方法ではあるが・・・

今日は仙流荘から南アルプス林道を バスを乗り継いで広河原まで入る。 このコースは05年8月北岳〜塩見岳縦走した時と 同じだ。
今回は 交通渋滞は一箇所だけで快調に走れた。11時には仙流荘着 11時半に臨時バスを出すと言う。これ幸いと乗り込む。乗客6名 鋸岳もそのうちに遣りたい との思いがあるので 盛んに写真を撮っていたら(だからだと思う) 鋸岳のビューポイントで臨時停車して バスを降りてしばしの撮影タイムとなった。  運転手さんの配慮に感謝。
臨時便のお陰で 広河原行きのバスは一便早いのに乗れ 広河原山荘に1時半には着けた。

2日目 天気は上々 白鳳峠を目指す。いきなりから急登だ。木の根っこをつかみ 岩にしがみつきながら 登る。鳳凰峠で一服 引き続き高嶺への急登が続く
4時間弱 ようやく高嶺頂上。 いきなり視界が開ける。 アサヨ峰に続く尾根がくっきりと。 そして鳳凰三山 北岳、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ガ岳、甲斐駒ヶ岳、 八ヶ岳等が一望だ。 が 雲を巻いてる山が多い。
高嶺を過ぎ 地図で”白砂の稜線”と表示している辺りから”タカネビランジ”があちこちに咲き誇っている。そして薬師岳まで続いている。こんなに広い領域で 咲き誇っているのは初めてだ。これはまるで不動岳でコマクサがあたり一面咲き誇っていたのを 思い出させる。
鳳凰三山はもっと人が多いだろうと思っていたが 意外と少なかった。その少ない中で日帰りピストンする人が何人かいた。我々も薬師岳から戻り鳳凰小屋泊まりだ。

白鳳峠へ向かう急登   あたり一面に咲くタカネビランジ   咲き誇るタカネビランジ 観音岳にも!!


3日目 地蔵岳へ向かう。白砂の中の地蔵とオペリスク 印象的だ。
アカヌケ沢の頭から 西 南の眺望が開ける。 今日はどの山も雲を巻くことなく堂々としている。
高嶺から振り返ると先ほどからスッキリ見えていた富士山がまことにいい位置にある。 こちら方面から三山を写し込むのは出来そうにない。 地蔵岳がはみ出しになってしまう。 ナノデちょっと失敬して 富士山に参加してもらう。 こんなのを借景と言うのだろうか。 見事な三山だ。
ここでテントを担いだ青年と会話する。 仙水小屋まで行くと言う。 若い人はいいな〜 馬力があるよ。明日は甲斐駒ヶ岳 仙丈ガ岳を遣ると言う。
これから縦走する早川尾根とアサヨ峰がくっきりと見える。 さぁ〜あの尾根を歩いてアサヨ峰に行こう。
一般コースだが 余り歩かれていないこのようなコースで出会う人には一段と親しみを感じる。 広河原峠まで 色々会話をしながら歩く。

ようやくアサヨ峰に到着。 北沢峠からのピストン組みがかなりいる。 
左手に見えてた山並も大きく変わり 右から北岳 間ノ岳 農鳥岳 だったのが 左から 北岳 間ノ岳 塩見岳という並びになった。 間じかに迫った甲斐駒ヶ岳 は 雲に巻かれている。 間近だった八ヶ岳は遥か彼方になってしまった。 これぞ 縦走の醍醐味だ!!
頂上に居合わせた人たちと会話をしながら眺望を楽しむ。
眺望を楽しんでいるまに 何組かが北沢峠向かって下山を始めた。 
30分は経っただろうか? 早川尾根をウオッチすると 先ほどの青年を捉えることができた。
さあ〜 われわれも 北沢峠向かって下山しよう。

長衛小屋に宿泊手続きを済まし 今日の長かったコースを歩けた事にカンパイする。

お地蔵さんが並ぶ地蔵岳 借景三山 観音岳 薬師岳 富士山

早川尾根の向こうにアサヨ峰   北岳 間ノ岳 塩見岳


4日目 早くも下山日 一番のバスで鋸を眺めながら仙流荘へ向かう。
せっかくこの場所にいるのだし このまま帰ったのではもったいない。 鋸岳登山口の偵察のため橋本山荘を目指す。
駐車場から砂防堤まで"車でいけた" と言うネットの書き込みもあったが現在は頑丈な索がありそれは無理だ。
偵察を終え 高遠のさくら湯で汗と疲れを流し 帰路に付いた。



今回のこのコース 一日一日が厳しい と思っていたが それほどでもなく 無事終えることが出来た。
効率の悪いコース設定だったが それなりに別の楽しみを 味わった山行きであった。





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