仙塩尾根を経て 小太郎山 に行きました

| 行き先 | 三峰岳 小太郎山 |
| 登山方法 | 小屋泊 |
| 日 時 | 2012/9/9〜9/13 |
| コースタイム | 9/09 自宅12:30⇒17:00仙流荘P(登山者用無料休憩所泊) 9/10 仙流荘P8:05⇒9:00丹渓新道登山口→12:00仙丈小屋(泊) 9/11 仙丈小屋5:50→6:10仙丈岳→8:15伊那荒倉山→12:45三峰岳→ 14:00熊ノ平山荘(泊) 9/12 熊ノ平山荘5:50→7:25三峰岳→9:45北岳山荘→12:00肩ノ小屋(泊) 9/13 肩ノ小屋5:50→7:30小太郎山7:45→11:00広河原山荘(昼食)⇒ 北沢峠⇒13:50仙流荘(入浴)⇒17:30自宅 |
| メンバー | |
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遣りたいけど遣り残した事 実行したいけど実行できなかった事 往きたかったけど往けなかった所過ぎ去った過去の中にいくつかあるものだ。 今回 往きたかったけど往けなかった所 南アルプス北部三峰岳 小太郎山へ行ってきた。 2005/8 北岳〜塩見岳を縦走したが時間の都合でいけなかった小太郎山 白峰三山を重視し 三峰岳を捨て農鳥岳に行った。 両山を制覇する面白いコースは? 3回目になる仙丈岳から仙塩尾根を三峰岳へそして小太郎山を遣ろう! 当初計画では 1日目 自宅⇒仙流荘P⇒北沢峠→馬ノ背ヒュッテ(泊) 2日目 馬ノ背ヒュッテ→仙丈岳→三峰岳→熊ノ平小屋(泊) 3日目 熊ノ平小屋→間ノ岳→ 北岳→肩ノ小屋(泊) 4日目 肩ノ小屋→小太郎山→肩ノ小屋→中白峰沢ノ頭→両俣小屋(泊) 5日目 両俣小屋→野呂川出会⇒北沢峠⇒仙流荘P⇒自宅 う〜ん これでは2日目が非常に長いな〜!! 1999/10に仙丈岳に登ったときの記憶では 頂上直下の小屋は避難小屋だった記憶だけど・・・・ ネット検索してみると仙丈小屋がある。 よくよく調べてみれば避難小屋更新して営業小屋になったのだ。 これは嬉しい!! そこで前半行程の組直しをする。 仙丈小屋まで行くと翌日が楽になるが当日自宅発では無理がある。 前日発で仙流荘Pで車中泊としよう。 そうすると北沢峠から仙丈小屋では 時間が余ってしまい面白くない! そうだ 歌宿BSから丹渓新道がある。 時間の掛かるのであまり利用されていないコースだ。 今回には打って付けではないか!! 丹渓新道に馬鹿尾根と言われている仙塩尾根 仙丈小屋から三峰岳経由熊ノ平小屋までのロングコース 気がかりだった 北岳のでべそのような小太郎山 そしてリピータの多いと言われる人気の小屋両俣小屋にも宿泊してこよう。 ワクワクのコース取りが出来た。 駒ヶ岳SAで一服しよう! そこではっと気がついた。 そうだ!! カメラを忘れた!!! したがって今回の映像は2005/8北岳〜塩見岳縦走時のものを使用しています。 仙流荘Pに着いた。 正確には南アルプス林道バス仙流荘停留所脇の無料駐車場。 周辺には同バスの営業所 宿泊施設仙流荘がある。 到着が早かったのでさらに周辺を歩いてみると 駐車場の片隅に作業小屋に遣っていたと見られるプレハブ小屋がある。 そこには”登山者用無料休憩所”の看板がある。 古いが畳がしかれており片隅にはマットレスが 積まれている。 一応終業作業をしている人に宿泊の了解を貰う。 早速たたみの上に寝る準備をする。 宴会は周囲の山を見ながら外で始める。 朝食事を済ませ 持ち物を慎重に調べる。 前泊の時は荷物をいったんリュックから出すので忘れ物が無いようにしないと!! 途中下車なので前部の席に座る。 そして乗車券を買うときに言われた通り”丹渓新道から仙丈岳へ行く事を告げる。 林道のいきさつ 周辺の山の説明 高山植物の説明と 丁寧に説明してくれる。 そして正規の停留所”歌宿”を遥かに過ぎた丹渓新道登山口で下ろしてくれる。 満席に近かったが此処で降りたのは一人だけだった。 いきなり急登だ。 針葉樹林帯内を歩く。 かなり踏まれた道で歩きやすい。 びっしりと茂った樹木で風が吹かない。 高度が上がってくると広葉樹に変っていく。 ダケカンバの一部が少し黄色くなっている。 その木々の間から何時もは見られない角度 高度 距離で甲斐駒ヶ岳が目の前に迫る。 さらに高度を上げていく。 独標手前で樹林帯を抜ける。 目の前に仙丈岳が聳え立つ。 広大なカールの中に仙丈小屋も見える。 気温はそんなに高くは無いが日差しが暑い じりじりと来る。 少し早いが木陰で仙丈岳を見ながら昼食とする。 馬の背も順調にクリヤーし 仙丈小屋に着いた。 小屋に着く前にガスが巻きだした。 寒いぐらいの気温だ。 小屋内の温度計は18度を示している。 ストーブは設置されているが 燃焼はしていない。 今日の宿泊は8名のみだ。 火が入らないのはそのため??
5時半朝食 今日はロングコース 確り食べる 夜半は雨と強風だったようだが朝は雨は上がっている。 天気予報では昼前から雨の予報だ 今は雨はやんでいるが
雲が重く 風が強い。 出発する いきなり急登だ 12年ぶりの山頂に立つ。 前回もガスで風が強かった記憶がある。 今回も眺望はなし。 先を急ごう! 大仙丈岳を過ぎるとまもなく樹林帯に入る。 歩きやすい尾根道だ。 単独行者と出会う 両俣小屋からで今日下山と言う 伊那荒倉山を過ぎたところで青年が休憩していた。 つりの合間に両俣小屋から尾根まで上がってきたそうだ。 明後日には肩ノ小屋からその両俣小屋まで行く予定だと話すと そのコースは左俣沢添いのルートが斜面崩落で通行止めになっているはず と教えてくれた。 これは肩ノ小屋で確認しなくては!! いいことを教えてもらった。 お礼を言って分かれる。 10時前 野呂川越分岐に来た。 馬鹿尾根を熊ノ平小屋まで歩き通せるかその時の状態で判断するポイントとしていた。 歩きとおせない状態ならここで両俣小屋へ避難を決断しなければ!! だが 今の状態では 何の問題も無い 雨の予報だったが空も明るい♪ 予定通りGO〜 疲れている訳ではないが小屋のおにぎりが食べられない。 持参の梅干やふりかけで誤魔化すがダメだ。 ご飯が硬すぎる!! どうしてだろう 晩飯 朝飯ともこのようではなかったんだけど! とにかくとても口に入らないので 非常食を食べる。 三峰岳の登りにかかる。 風が変ってきた。 今にも降りそうだ。 急ぎ雨具を着用する。 途中から降りだした。 だが 歩き出すと間もなく止んでしまった。
チェックインし荷物を部屋に置いて食堂に行く。 ストーブを囲んで盛り上がっている。 非常食では腹がへったのでラーメンとビールを調達する。 塩見岳〜北岳縦走ツアーの人たちが15名ほど 明日はトラバース道を通り農鳥岳へ寄って北岳に行くそうだ。 7年前同じコース取りで逆コースを歩いたけど 三峰岳の抜けているのが気がかりで 今回その穴埋めをしている話しで しばし盛り上がる。 5時50分小屋発。 三峰岳を上り返して間ノ岳に着く。 前回同様快晴だ。 今日は肩ノ小屋までだから急ぐ事は無いが小休止で出発する。 歩きながらルート状況を思い出すが 岩場のルートであったことが思い出せない。 そうだよな! 7年も前の話しだもんな! 仕方ないだろう。 自分を慰める。 肩ノ小屋到着は丁度12時。 ラーメンを注文する。 北岳辺りからガスが出だし本格的に為ってきた。 寒くなってきたので小屋に入る。 両俣小屋小屋へのルートを確認する。 やはり厳しいようだ。
無理して行きたいほどの両俣小屋ではないので 予定変更で1日早く下山する事にする。 小太郎尾根は思ったよりよく踏まれている。 とは言え やはり所々分かりにくいところ ザレ場 岩嶺部がある。 頂上手前で単独行者に会う。 テント泊だと言う。 山頂には”山梨県 百名山”の標識がある。 が 百高山 の標識は無い!! 圧迫感のある距離ではないが ぐるりと南アルプスの山々に取り囲まれている。 東から北へ 2007−8に歩いた鳳凰三山からず〜っと早川尾根 アサヨ峰 甲斐駒ヶ岳 同じ2007−8に行った鋸岳 仙丈岳 そして昨日歩いた仙塩尾根 北岳 遠くに富士山が。 しばし この眺望を独り占め。 いつまで見ていても堪能しきれないが 戻ろう。 小太郎分岐で ハイマツの夜露よけにしていた雨具のズボンを脱ぐ。 予定表を再確認 広河原発14:25の北沢峠行きのバスに乗車の予定になっている。 現在9:10 コースタイム3時間だから少し急げば昼食はバスの中かもしれないが 生ビールを飲んでも1台早い12:15に乗れそうだ! 幸い時間帯がずれているので登りのラッシュではない。 離合待ち時間最小で降りることが出来た。 広河原山荘着11:00 さっそく生ビールと魚定食を注文。 紙コップではなくガラスのジョッキーで出てきた生ビールを グぅ〜〜 と飲む。 うまい!! やはり生ビールはグラスで無いとね! 長かった仙塩尾根 山に囲まれた 小太郎山などを思い返しながら残りを楽しむ。 北沢峠でバスを乗り継ぎ 仙流荘の湯船に浸かり15時過ぎ帰路に着く。 南アルプスの北部 行き尽くしたわけではないが気になる所に行くことができた。 あと 南アルプスで気になるところは 三伏峠から中岳のルートが気掛かりだ。 いつかは 行ってみたい!! ページトップへ トップページへ |