再開通の 大杉谷 へ行ってきました

大 杉 渓 谷 シ シ 渕
| 行き先 | 大杉谷 |
| 登山方法 | 小屋泊 |
| 日 時 | 2015-6-29〜30 |
| コースタイム | 1日目 自宅6:300⇒集合場所⇒10:25道の駅奥伊勢おおだい10:30⇒12:00登山口→ 16:00桃の木山の家 2日目 桃の木山の家6:30→堂倉非難小屋→12:45日出が岳→13:30バス停15:30→自宅 |
| メンバー | フー K2 ミズナラ コマクサ |
| ”大杉谷”何とも心地よい響きのする言葉だ。 初めて訪れたのは1993-7-31だった。 この時は七ツ釜までのピストンだった。 あまりの衝撃的風景に魅了され 同年10-8粟谷小屋泊で再度訪れた。 深い渓谷 連続する滝と吊り橋 巨大な平等ー そして癒しのシシ渕 単独で山を始めて4年 大峰山 台高の山 アルプスの山々が少しずつ見え出して来た’94-9 三度目の訪問をした。 その後 台風の大雨により大崩落が起こり10年と言う長期に亘り復旧のための対策が施されようやく再開された。 さて 今回四度目の訪問はフーさんの計画に同行させてもらった。 1日目 天気は曇り 雨の降りそうな気配はない。6時半集合場所に向かう。 このルートは今年の初めから熊野古道伊勢路を歩くために毎月一回通いなれたルートだ。 今回は三瀬谷で降り大杉渓谷登山バスに乗り換える。 単独行の女性がすでに乗車していた。 結局この人数で出発し登山口でも下山者は無かった。 宮川第三発電所 発電中で軽やかな音がしている。 発電用の水は? 登山道を挟んだ左の川を見るがそれらしい放水口が見当たらない? あちこち見まわしてみるが 結局見つからなかった。 何処へ放流しているのだろう? 直ぐに渓谷に突入する。 茂みの間から見下ろす渓流。 期待していたあの色だ。 日光が当たりより鮮やかに輝いている。 しかし谷は深い。 しかも登山道は細い。 転落 滑落しないように気を引き締める。 振り仰ぐような”千尋の滝” 続いて川幅が大きく水の流れが穏やかになる”シシ渕” 山幸の好きな場所だ。 両側に迫る断崖。 その壁に張り付くように生きている木々 その下に流れを止め留まっている淵 その向こうには とうとうと流れる”ニコニコの滝” 正に”絵になる絶景”だ。 シシ渕を後にすると間もなくニコニコの滝 続いてはっと息をのむような巨大な”平等ー” あまりの巨大さに圧倒される。 バスを降りて荷物の再パッキングをしてスタートの遅れた単独行の女性 単独行慣れしている風で足が速い! 途中で我々を追い越して行ったが 不安げな様子で引き返してきた。 ”道はこれで会ってますか? 中々小屋へ着かないので分岐を見落として道間違いをしてしまったのかと思って 引き返してきた。” そうだ。 ”大丈夫ですよ。 ここが平等ーだから 流れを遡れば小屋へ着きますよ。” 安堵した様子で 地図を確認していた。 ![]() 期待していた通りの水の色 千尋の滝 ![]() ニコニコの滝 巨大な平等ー 2日目 彼女は同じ時間の食事だったが早々と出発した。 正木ヶ原 シオカラ谷も廻るのだろう。 我々は頂上までなのでユックリ目の出発だ。 崩落地に来た。 成るほど 凄い規模の崩落だ。 一軒家に相当するほどの岩がゴロゴロ有ったとか。 通過する足元の岩はダイナマイトで破壊したような跡がみられる。 後で聞いた情報によると”ダイナマイトで爆破するとその衝撃で新たな崩落を誘発する危険があるので使用してい無い。 ダイナマイトで無く膨張剤を埋め込んで岩石を 破壊した。”そうだ。 大杉谷最終の堂倉の滝で休憩を取る。 これからの急登に備え水分補給とエネルギーの補給をする。 黙々と高度を稼ぐ。 もう直ぐ林道かな? と言うところでリーダー から昼食休憩の声がかかる。 先ほど補給した分のエネルギーはもう使い果たした! と思ういいタイミングだ。 桃の木山の家ご自慢の”中華ちまき弁当”を広げる。 その時異変が!! 大杉谷はヒルが多いとの事だけど昨日から”全然見ないね”と言っていたのだが ミズナラさんのわき腹に出血の跡が!! ”もう居ないわ 満腹して逃げた後や。” ”鉄則道理 二番手を歩いていたからや!” 等々 賑わいながら昼食を終える。 だけどこの中華ちまき弁当美味しかったよ!! 日出ヶ岳に着いた。 ガスの漂う大台ケ原 その上に佇む日出ヶ岳 人気の山だが平日は静かだ。 ドライブウエーで来たのとは違う気分で記念撮影 貴重な一枚です。 遊歩道を降りて駐車場へ。 なんだこの光景は!?・・ あの広い駐車場に数台の車 隅の方にポツンと帰りのバスが止まっている。 その向かいの売店は? 照明が点いている!! 勿論迷わずそこへ向かう。 踏破祝いのカンパイ 当然バスの発車時間までそこに居た事は言うまでもない。 ![]() 桃の木山の家 最後の滝 堂倉の滝 ![]() 崩落地 崩落地 ![]() 大台ケ原 日出ヶ岳 約20年ぶりに訪れた大杉谷 山を始めて間もなく訪れ 山を間もなく終わりになりそうな時期に又訪れたのだが昔の儘の大杉谷だった。 山幸の山人生は 大杉谷の様な”大崩”は無かった。 単独行から始めた山行。 仲間を誘い その仲間が新たな仲間との山行を始めたり 又 その仲間に誘われ考えたこともなかった海外の山へ誘われ 行って来たりで”大収穫”だったと思う。 残された山人生はそんなに長くはないと思っている。 その間に気になっているところは行きたいと思っている。 ページ先頭へ トップページへ |