フェリー利用 東北百名山五座 制覇しました

存在感のある岩木山



フーさん計画の”東北百名山の旅”に参加した。
敦賀湾から秋田港までフェリーを利用し東北百名山の岩木山 八甲田山 岩手山 八幡平 早池峰山を制覇しさらに秋田駒ヶ岳にも立ち寄る と言う壮大な計画だ。
2017年5月九州五山踏破以来目標達成に集中して体力の消耗を最小限にするように配慮している。
それとは裏腹に欲張った計画だが経費に配慮したものだ。
是非とも完登したい!!


 
 行き先     岩木山 八甲田山 岩手山 八幡平 早池峰山 秋田駒ヶ岳   
 登山方法    宿泊所泊 日帰り 
 日 時     2019-9-16〜9-23 
 コースタイム  下記       
 メンバー    フーさん K2さん Sさん 山幸やまさち   

8月16日 いよいよ出発の日が来た。 6:30 山幸号でフーさん K2さんをピックアップして敦賀港フェリー乗り場へ向かう。
港には 新日本海フェリーのゆうかり丸がすでに接岸している。 九州行の時利用したフェリーさんふらわあより一回り大きい。
乗船手続きを済ませ待合室で待機する。 窓から外を見ていると次々と大型トレーラーが乗船している。 
漸く乗用車の乗船が始まった。 おや? 先ほどのトレーラーの乗船口とは違うところだ。 
後で解ったことだが ここは3階だった。 重量のあるトレーラーは1,2階に格納し船全体の重心を低くしているのだ。

10:00 ドラが鳴り定刻に秋田港へ向け出向した。 岸壁とは反対側に居たので湾内と言えど見える物はかなり遠い。 動き出したのが中々実感できない。
港を出て暫くすると船内放送で”当船は新潟港へ向け22.7ノットで順調に航行しています。” 22.7ノットと言えば時速何キロ? ノットと言えば確か 時速1海里・・・??  1海里はえ〜と2km足らず・・ 1.8kmだったかな?  う〜ん 思い出せないね!!
帰って調べてみたら1海里は1.852km 従って22.7ノットは42.0404km/H 車で言う速度なら42キロで走っている事に成る。 まずまずの速度だ。

8月17日 5:40秋田港に着いた。 いよいよ東北の走りが始まる。 先ずは近くのホテルに陸路到着しているSさんのピックアップに向かう。
青森県のシンボル岩木山が見えて来た。 ”天空へと続く道”津軽岩城スカイラインに指しかかる。 誰かが”スプリングロードやな” なるほど くねくねとカーブの連続だ。 まるでコイルスプリングの様だ!! カーブごとに番号札が有る。 最終札は”69”だった。

駐車場から見上げると手前の丘の向こうに山頂がわずかに見える。
左方向には鰺ヶ沢湾の日本海が望める。 はるばる来ました”お岩木山” さぁ〜登ろう!!
リフトを横目に登山道へ進む。 茂みの中を進む。 あちこちに熔岩流の大きな塊が そして足下は尖った岩がゴロゴロ!!
頂上に着いた。 抜けるような青空。 我々の”東北百名山の旅”を祝福しているようだ。 四方遮るものなし。 
眺望を満喫して さぁ〜 次の山へ急ごう!!
今日の宿は酸ヶ湯温泉旅館だ。 早速あの酸ヶ湯温泉に浸かる!! そしてそしてお決まりの・・・・


  
駐車場からわずかに見えている           西には日本海が真近に
   
   火山の山らしい登山道             日本百名山 74座目



9月18日 "東北百名山の旅”二座目八甲田山登山だ。 雪の積雪量は5mを超えると言う事だがどんな世界なのだろう?
今は雪のかけらどころか結晶もない。 登山道横に噴出ガスにより草木が死滅している場所が有る。 火山の山であることを 改めて認識すると共にガス噴出のない事を祈りながら登る。
一登で主峰に立つ。 眺望がすばらしい。 歩きたくなるような南八甲田の山並が目の前だ。 足元にはこれから歩く毛無岱が広がっている。 その向うには昨日登った岩木山が
明日は岩手県の岩手山登頂だ!! 今日の宿 休暇村岩手網張温泉へ向かう。


  
八甲田山の主峰”大岳”               大岳登頂 二座目
  
   所により紅葉しています             毛無岱からも岩木山が



9月19日 7時55分岩手山馬返登山口に到着。 柳沢コースをピストンする。 今回の”東北百名山の旅”での最もハードな山だ。
2.5合目で新道 旧道の分岐がある。 新道を選択する。 黙々と歩く事5時間(休憩含む)お鉢に着いた。
巨大な噴火口跡と山肌のあちこちから水蒸気を噴出している入山禁止のピークが聳える。 規制ロープギリギリを歩きお鉢を半周して 下山に掛かる。
下山も新道コースを選択し17時40分 10時間に及ぶ岩手山登山は無事終了した。


  
登山口 案内標識                 盛岡市と早池峰山
   
  噴火口跡と入山禁止の頂上            無事下山 17時40分



9月20日 八幡平登山に向かう。 途中数か所の地熱発電所を見ながら走る。 まだこの下には活発なマグマが存在しているのだ。
駐車場に車を止め歩き出す。 ガスが流れ風が冷たい。 山頂に着いた。(30分程度)”東北百名山の旅”四座目だ。
百名山登頂したもののこんな程度では歩き足りない。 続いて二百名山の秋田駒ヶ岳へ向かう。 部分的には黄葉しているがまだ少し早い。
阿弥陀池から山頂までのヤマップのコースタイムに挑戦したがかなり無理だった。 曇り空で眺望は望めなかったがおまけの一座をゲットした。


  
八幡平案内板                   ”東北百名山の旅”4座目
   
  秋田駒ヶ岳 頂上直下の阿弥陀池          秋田駒ヶ岳 山頂



9月21日 ”東北百名山の旅” 最後の山早池峰山登山の日だ。 Sさん都合によりここまでなので盛岡駅までお送りする。
今日は土曜日とあってかなり混雑している。 流石百名山だ。 小田越迄行く計画だったが 少し手前の河原の坊登山口までしか行けない。
お陰で40分アルバイトする羽目に!! 小田越登山口に着いた。 いよいよ東北五座目だ。 この旅最後の山にトライする楽しみとこれで終わってしまう 寂しさが交錯する。
樹林帯はすぐに抜け岩肌の露出し 岩のゴロゴロした火山の山らしい登山道が続く。 頂上直下は木道に成っており周辺は一部紅葉している。
しかし山幸の気分は 高揚しまくりだ。 山頂に着いた。 ”東北百名山の旅”五座目。 山幸の百名山登頂78座目だ。
今夜の宿 水上温泉 湯元東館で湯につかり 今回の”東北百名山の旅”無事に終えたのを祝して”カンパイ”


  
小田越登山口                火山の雰囲気満天の登山道
   
   頂上直下                   早池峰山 山頂 百名山78座目


9月22日 ”東北百名山の旅”もいよいよ大詰めだ。 仙台港から名古屋港へ向け太平洋フェリーで帰る。 いしかり丸 出航は12時50分
このいしかり丸は往路乗った新日本海フェリー ゆうかり丸よりやや小さめの船だ。 台風17号が日本に接近中で欠航するのではないかと 心配していたが 日本海側へ向かったので欠航することはなかった。


9月23日 10時30分名古屋港に接岸し 昼過ぎ予定通り城陽に帰着した。 かくして”八日間に及ぶ”東北百名山の旅”は無事終了した。


今回の”東北百名山の旅”で出会った花達。
   
ヤマハハコ       アオモリアザミ     シラタマノキ      ハヤチネウスユキソウ
   
エゾオヤマリンドウ   ヤマアジサイ      ツリガネニンジン    ヤマトリカブト


九州五山制覇以来日本百名山に集中して制覇している。 体力の残っている内に 日本百名山(現在78座) 日本百高山(現在88座) 近畿百名山(現在83座) 関西百名山(現在94座)  其々八十座以上且つ山と高原の地図に山名の掲載されている山600座以上を制覇する(現在719座)。という山幸の目標の達成に集中している。
目標達成にはあと百名山二座と成った。 来年には達成したい。 達成後は垂直歩行より水平歩行を重点に歩きたい。 例えば古の上高地への道島々〜徳本峠 美女平のブナ林  弥陀ヶ原 蓮華温泉から笹目尾根等を歩きたい。


ページトップへ

トップページへ