五色ヶ原から薬師岳に行って来ました
カールに雪を擁いて聳え立つ薬師岳


 
 行き先     五色ヶ原 薬師岳
 登山方法    小屋泊 3泊4日
 日 時     2007/7/22〜25
 コースタイム  1日目 自宅0:00⇒4:00立山IC⇒4:55立山駐車場6:00
 ⇒7:20室堂7:45→9:00龍王山→13:00五色ヶ原山荘 泊
 2日目 山荘6:00→8:10越中沢岳→11:00スゴ乗越小屋 泊
 3日目 小屋5:50→9:40薬師岳10:40→12:10太郎平小屋12:30
 →15:00折立15:50⇒16:40有峰口⇒16:55ロッジ太郎 泊
 4日目 ロッジ太郎7:40⇒8:20立山IC⇒12:40自宅
 
 メンバー    コマクサ 山幸(やまさち)   

1日目 夕方出発し立山駐車場で仮眠しようかと思ったが 先に寝てから出発する事にした。
ここから室堂に上がるのは '05-9山少年等との剱岳以来だ。ハイシーズンではないので駐車スペースは空きが目立つ。
室堂に着いて残雪の多さにビックリ!! 歩き出すと残雪はますます多くなりガスは濃くなりコースが解りにくい。都合よくツアーの団体が歩いている。 何時もなら歓迎しないのだが 今日はツアーリーダーのコース案内を 天の声とありがたく横から聞かせてもらう。
団体は浄土山で休憩のようだ。 少し外して休憩にする。 と コース横手からごそごそと3人組が上がって来た。 ”GPSで無理やり尾根を目指した”そうだ。やはり雪でコースを外したそうだ。 後で聞くと1人は折立 1人は前穂高岳 1人は西穂高岳へ行くそうだ。
スゴ乗越小屋までこのなんとか山岳会の3人組と前後しながら歩く。
残雪が多く 縦走 横断を繰り返す。 滑らないよう又コースを外さないように慎重に歩く。前日雨が降ったようでアイゼンなしでも比較的歩きやすい。
雪で狭められた陸地では 今を盛りに高山植物が咲き競っている。ガスで視界は狭められるが 見渡す限りに!!
二人にとって新しい花は見つけられなかったが 種類の多さ ボリュームの大きさに感動する。
ずっとガスの中 13時五色ヶ原山荘に到着。


いたるところ雪とガス   残雪とガスの中を行く

果てしなく続くお花畑   色とりどりに咲いています


2日目 夜中に雨の音 そのまま朝を迎える。 行こうか引き返そうか迷っている組もある。が、勿論これくらいの危険性の無い雨で引き返すことなど考えてもいない。 たとえ雨でも自分の足で到達した喜びがあるではないか! 勿論快晴である事に越したことはないが・・・ 明日の晴天を念じつつ・・・
早くも越中沢岳 昨日宿泊のほとんどが同じコースを辿る。 ポイントポイントで励まし合い 慰めあいながらスゴ乗越小屋を目指す。
写真も撮りながらゆっくり歩いて11時スゴ乗越小屋に到着。 ビール付きの昼食とする。 昨日のメンバーが集まり山談義に花が咲く。


越中沢岳 帽子が涼しい  ミネズオウの群生

3日目 昨日の夕方 一時かすかな青空が見られたが その後又もや深いガスに覆われてしまった。が夜中満天の星空を見た。今日は目的の薬師岳だ。
薬師岳だけでも晴れて欲しい!! そう思いながら歩いていた2日間 思いがかない晴天だ。しかも遠くの山までスッキリと見渡せる。
足取りも軽く もう北薬師岳だ。一段と遠くの山が顔を出す。
薬師岳が近づいてくる。 雪を抱いたカールが目に飛び込む。堂々とそして神々しく見える。
頂上からの眺望は一際素晴らしい。 去年歩いた読売新道 赤牛岳 水晶岳そしてその延長に鷲羽岳その手前に祖父岳 雲ノ平 これから行く太郎平小屋から 笠ヶ岳まで歩いた尾根 北ノ又岳 黒部五郎岳 三俣蓮華岳 双六岳 そして笠ヶ岳 槍ケ岳 穂高の山々 遠く乗鞍岳 富士山も 北には剱岳 立山連峰  弥陀ヶ原 遠く白馬ヶ岳制覇した山々が懐かしく思い出される。
ふっと気が着くと1時間も過ぎている。あ〜〜 堪能した!! 2日間ガスと雨の中歩いた甲斐があった。
足取りも軽く出発する。 ん?!! まだ10時40分だ。 今夜は太郎平小屋泊りの予定だがうまく行けば折立発最終バスで下山してロッジ太郎で泊れるかも! 写真撮影を控えて太郎平小屋へと下る。太郎平小屋着12時10分 早速変更を申し入れる。 バスの最終は折立発15時50分 ロッジ太郎に空き室有  そしてバス降車場まで迎えに来てくれて立山駐車場まで送ってくれると言う。勿論温泉つき しかも宿泊料金は太郎平小屋より安い!!
する事が決まったらまずは腹ごしらえ 五色ヶ原山荘から一緒で笠ヶ岳まで行くと言う3人組にエールを送り別れる。
バスの最終便が15時50分なので3時間20分もある。ゆっくり間に合う。名残りの写真を撮りながら降りる。 途中スゴ乗越小屋でテント泊していた若い2人 と前後しながら降りる。 折立着15時 所要時間2時間30分だった。 
折立登山口は気持ちのいい場所だ。 広々とした広場がありトイレ 休憩所 洗面台 足洗い場がありブラシまで用意してある。いずれも無料である。
久し振りに自販機の冷たい飲み物を口にする。うまい!! 今日は温泉に浸かり生ビールが飲めるぞ!!
先ほどの2人 どうも温泉を探しているようだ。 ロッジ太郎でも入浴可能の話をする。 立山駐車場まで送ってもらうことになっている事も話す。
渡りに舟とばかりに 迎えの車と交渉 勿論OKで立山駐車場まで同乗することに。 さてこれで話は終わらず続きがある。 駐車場を出ようとしたら 先ほどの青年が手を振っている。 何かなと戻ってみると”バッテリーが上がってしまった”との事。 ブースターコードを持っているので接続してOK  遣れやれ1件落着!!


クリックすると大きくなります  大日岳と弥陀ヶ原

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今回の山行き '01-7太郎山〜笠ヶ岳縦走時(山行記へ)立ち寄ろうと思ったが果たせなかったところ。
室堂からの入山だったが 薬師岳の大カールを見ながらの登頂出来 又 晴天で最高によかった。
2日間我慢の歩行だったが肝心の薬師岳で大快晴で眺望をほしいままに見れて大満足の山行きでした。




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