黒部の冬の散歩

朝の冷え込みで霧に煙る湖?(じつは鴨やカイツブリがいる小さなため池です)

かみさんが黒部との朝の散歩に参加するようになってからもう2ヶ月ほど経つ。
5時20分起床、6時5分頃まずかみさんが出発する。
まだ、夜が明けていないので暗い。
親父はジョギングも兼ねているので準備体操などをしてから黒部を連れて5分後ぐらいに出発、 かみさんの行く道より少し大回りの道を走ったり歩いたりしてゆく。
以前、黒部が狸を追い詰めた神社でかみさんのコースと合流する。
明けてきてここに着く頃はだいぶ明るくなっている。
この先、人家はないし車もめったに通らないので黒部のリードを外す。
「よし、行け!」
黒部は勇んでかみさんの匂いを追跡して全力疾走で走ってゆく。
親父はそんな全力疾走はとても出来ないからよたよた走ったり、歩いたり。
500mぐらい先のお地蔵様の前あたりでやっとかみさんと黒部に追いつく。
黒部は田んぼの中を走ったり藪に飛び込んでみたり走り回っている。
この先はいろいろなコースが取れる。
かみさんが湖と呼んでいるため池コース
クヌギ林の中を通り右の道から田んぼに出るコース
クヌギ林の中を通り左に曲がり一月ほど前、黒部が狐を追い掛け回した別な田んぼに出るコース
・・・・・など
以前は奈良先端技術大学院大学や高山サイエンスプラザにも よく行ったが黒部を自由に走らせるために人のいない、 車の来ないところと考えてこの頃は山や田んぼのコースを選んでいる。
今日はため池コースに行く。
寒いのでため池からの蒸気が霧になって小さなため池ながら湖のようにも見える。
今日は鴨が6羽とカイツブリが2〜3羽浮かんでいた。
黒部は追いかけることが出来ないからだろう、水鳥には全く興味がない。
このあたりも雉が多いので黒部はあちこちの藪を探して走り回っている。
このため池まで家から3kmぐらいだが黒部はその2〜3倍は走り回っている。
ここには蕨の葉になって茂ったあとが多くかみさんは春を楽しみにしている。
帰りは用水路のための管理道と思われる山道を通ってお地蔵さんの手前の道に出た後は来た道を戻って家に戻ると7時半頃となった。

今朝は霜の道を通りため池に登って行くコース。帰りは暗い水路傍の道を通り
竹林を抜けると田んぼに出て薪を積んだ小屋の前を通る。やがて参天製薬の研究所が見え
神社に帰ってくる。仲良く日光浴して寝ているがタイは暑くなると黒部の小屋へ

少し遅れると生徒たちが集団登校し始めそれに出会うと黒部がおびえて言うことを聞かなくなる。
耳を伏せてしっぽを巻いて何とか遠くへ離れようとする。
雉を探したり、狐を追い掛け回した元気のよさはどこに行ってしまうのか。
子供に吠えかかったりするよりずっと助かるがちょっと情けない。
30キロもある図体をしてもう少し堂々と落ち着いていられないものか。
タイなんかは庭で寝ていて暑くなれば平気で黒部の小屋に入って昼寝の続きをする。
雷や花火、子供を怖がる黒部にこの図太さを少しは見習ってもらいたい。

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