ハーフパイプ(2月20〜21日)

スーパーハーフパイプでメイクするボーダー、しっかりグラブもしている

昨シーズンまで行っていた「白銀の白馬を楽しむ会」は付いて行く自信がなくなったので止めた。
Kサークルの春のツアーもないのでこれが今シーズン最後のスキーになるだろうと思いながら車を走らせた。
割安で高鷲スノーパークとダイナランドの共通リフト券を買えるということなのでまず、予約した宿に寄る。

スタート地点で3列になり順番を待つボーダー

宿のご主人は会うなり「いい天気の時に来ましたね。今日はいいですよ。」と言った。
ずっと大雪と風で毎日の雪かきが大変だったらしい。
積雪が多く宿までの道も雪の溝の中を走っているようだった。

高鷲スノーパークの駐車場に着くとまだ車両が入っていないスペースで全力疾走を繰り返す20人ほどの女子の一団がいた。
あの気合の入れ方は高校か大学のクラブだろうか。
センターハウスの上のパークには大きなハーフパイプが2か所造られて大きい方はスーパーパイプと呼ばれ平昌のハーフパイプに負けないほどの規模がある。
それより少し規模が小さいコースはレギュラーパイプと呼ばれている。
スーパーパイプには200人くらいのボーダーが集まって練習をしていた。

ここ高鷲でもゲレンデ脇の斜面に乗り上げUターンしてコースに突っ込んだり、周りも見ずに突然ターンする危険なボーダーが多い。
だが、このハーフパイプでは整然と並んできちんと安全な間隔をあけてコースに入ってゆく。
そりゃそうだ、危険なことをしていたら命がいくつあっても足りない。

ゴールから見上げたコース、レギュラーは右にある

聞くと週末に大きな大会があるのでそれを目標に練習しているボーダーも多いらしい。
高鷲スノーパークはこんな立派なコースに思い切った投資をして選手を養成しているのだろうか。
銀メダルを取った平野歩夢選手ほどではないが高く飛んでメイクできるレベルの高いボーダーが多い。
次の北京オリンピックにはここから育った選手が出るかもしれないと思うような熱気を感じた。
駐車場で見かけた女子の一団もそんな夢を観ている子たちだろう。
天気がいいので演技が青空に映えて素晴らしい。


うっかり見とれていたが気が付けばだいぶ長い時間見物していた。
親父はそれから2日間、新春ツアーでY指導員から教わったターンのフォームを繰り返し練習した。
それなりに成果があったと思う。


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