やせたぶた
きじまはじめ作
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やせたぶたのフータローはみんなに やせっぽちやせっぽち といわれるのがいやで、何とか太ったぶたになりたいと思っています。
さるのせんせいに相談して、見た目だけは太ったぶたになったフータロー。でも・・・・・。
これもやっぱり実家にあった絵本。なんてことはない絵本なんだけど、私は大好きで、かなり大きくなってからも読んでいた。
「あんたちょっとにっぽんいちのやせたぶたね」とか言うせりふがなんとも言えず時代を感じさせてしまう。(ここで「ああ」って言ってくれる人ってどれくらいいるのかしら・・・・)
結びのフータローのセリフ「自分は自分さ」っていうのが、実は私の人生観に近かったりして、結構どきっとしてしまう。
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不思議なバイオリン
岩波書店 クェンティン・ブレイク作
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市場で不思議なバイオリンを手に入れた青年パトリック。彼がバイオリンを弾くと不思議なことがいろいろ起こりだす。
おなじく実家から持ってきた中の1冊。
私はあんまり読んでなかった絵本で、読み聞かせながら「あーこんな話やったっけ」とか思いながら読んだ。
1号はその不思議な絵とお話がかなり気に入ったようで、何度も何度も「もっかい読んで」とねだっていた。
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アルプスのきょうだい
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「ウルスリのすず」
アルプスに暮らす少年ウルスリは、町のおまつりに使うすずを探していた。ちっちゃいすずなんてかっこ悪くていやだ。そんなウルスリが探し当てたすずとは・・・
「フルリーナと山の鳥」
ウルスリの妹フルリーナは山の上のまきばでらいちょうのあかちゃんの命を救った。いつもいっしょの2人。でも自然に生きる鳥とフルリーナはいっしょには暮らせない。やがて・・。
二つのお話が入ったこの絵本。私は水晶を見つけるってとことか、ウルスリが冒険をして帰らない間のみんなの心配とか、結構好きなお話だったけど、1号も割と好きな方らしい。
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恐竜物語 ミムスのぼうけん
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恐竜のオルニトミムスの子供ミムスが家を出て、ひとりぼっちになる。恐ろしいティラノサウルスや石頭のパキケファロサウルス、海の中にも危険がいっぱいで、やっとお母さんのところに帰れる、というお話。
リアルな恐竜の絵、太古(たぶん)の時代の風景。いろんな種類の生き物や恐竜がいて、確かにおもしろい。
2002年春、1号が入院していた病院の小児科待合で見つけた絵本。恐竜好きの1号にぴったりやったようで、病院に行くといつもその絵本を読んでた。待合が違うのに「あっちに行ってます」と断りを入れてまで、読みに行ったほど気に入ってたらしい。こんど見つけたら買っておこうと思っている1冊(ネットでは今在庫切れ・絶版なのだそう。残念)。 (その後、BOOKOFFで発見!なんと500円。見た瞬間手にとって買ったのは言うまでもない。)
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もりのへなそうる
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ネットで知り合った何人かからオススメと聞いたこの本。 5さいのてつたくんと3さいのみつやくんが森に冒険に行って出会ったかいじゅうへなそうる。 「ぼか、おにぎりたべたいなあ」とか「ぼか、かにこわい」とか実にゆったりとした口調がここちいい。 そしてなんといっても3さいのみつやくんの言い間違いがたまらなくおかしいらしい。この本を読んだ夜は二人とも大爆笑でなかなか落ち着けないほど。 「しまうまのたまご」(てつたくん) 「しましまのたがも」(みつやくん) 「た・ま・ご」(てつたくん) 「た・が・も」(みつやくん) っていうやり取りなんて、まさにその通りーーってのをうちのコドモ達もやってたよ。私も読むとにやにや笑ってしまう大好きな本。
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いやいやえん
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ちゅーりっぷ保育園に通うわんぱくぼうずのしげるちゃんのお話。 保育園にある約束事を守らずに「いやだ」「いやだ」と言っていたしげるちゃんは”いやいやえん”に行くことになりました。”いやいやえん”はいやなことは何にもしなくてもいいのです。でも、注意してくれる人もいませんし、いやなことをされても誰もなんにもしないのです。 子供の頃、大好きだった絵本です。実家にあるはずと思って探したけど、相当古くなっていたので処分していたようです。 好きなことだけしてるのは楽しいけど、ホントかな?ほんとはいい子なんだよね?そういう意図が見えるのだけど、いたずらっ子のしげるちゃんがびっくりしてしまうほどの乱雑ぶり。「赤い」車がいやだと言ったから「赤い」りんごもない。「赤い」クレヨンもない。「自由」と「勝手やわがまま」を履き違えないように、という教訓に基づいたお話で、もう少し大きくなったら本当の意味がわかるんじゃないかな、と思います。
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