平均株価といっても日経平均でしょ
今日、日本では平均株価を経済状況の指標としていますよね
ところが平均株価が上がっても実体経済が伴わないと、好景気を実感している普通の人は少ないと言われています。
何故でしょう
それは平均株価と言ってもそれは日経平均でしかないからです。日経平均ってなんなんですか? いえ、日経平均の計算の仕方は知っていますよ
(アッ、今、ネットで調べました)、それが意味するものです。
日経平均とは東証一部上場企業の中のさらに限られた企業の株価の平均ですよね? つまり、日本の企業の一部、それもかなり規模の大きい、業績の好調な企業の株価の平均でしかないのです。
つまり、大手の企業から納入商品の単価の切り下げを要求される中小企業、零細企業の株価は平均株価には含まれていないのです。これでは、平均株価と実体経済が乖離するのは当たり前です。
今、日本で働いている人の大多数は中小企業、零細企業で働いているそうです。
いくら平均株価が上がっても好景気を実感できない人が多いのはこのためです。
日経平均とは株を売り買いして金儲けをする人のための数字です
日本全体の経済状況を表す数字ではありません。平均株価で経済状況を知りたければ日本中にあるあらゆる規模、業種、形態の企業の株価の平均を出さなければなりません。上場されていない企業も含めて…。そんな方法ってあるのでしょうか? しかも、今から算出してもダメです。過去に遡って算出しなければ…。 ウ~ム。
株の売買をしない普通の人は平均株価の上昇で喜ぶのは止めましょう
だって、大手企業はいくら儲けても、その利益を世間様(取引業者様)に還元してはくれませんから(
関連「景気の鍵を握るのは誰」)。
2015/08/12