英語の勉強とは自転車の練習の様なものです。たぶん……


 あの~ こんな言い方をすると自慢しているように聞こえるかもしれませんが、僕 少しだけ英語が聴けるんです。エッへん :-{  いえ、別に英会話教室に通ったりとか留学したりとか特別な勉強をした訳じゃないんです。 中学の時の英語の授業(高校には行きませんでしたから)とあとは英語の音楽を聴き続けたこと、分からない単語は辞書で調べて、ラジオなんかで英語のちょっとした知識とか言い回しとか紹介されたら気をつけて覚えておこうとした。それだけなんです。
 思えば、ゴダイゴの音楽で英語に興味を持って この歌詞の言っていることを解る様になりたいと思ってから40年、長かったな……   ……いえ、僕はこうすれば英語が聴ける様になると確信を持っていた訳ではないので長くかかりましたがこのやり方で大丈夫だと信じることができるなら きっともっと短い期間で出来る様になると思いますよ。


脳の中に英語を聴き取る回路が出来ないとダメなんです

 話が脱線しましたね……。元い、最初の僕の自慢話です。例えばテレビの中で話されている英語の単語がわかる時があるんです。なんとなく喋っている意味がわかる時があるんです。最近「どうして こんなに はっきり言っていたのに今まで聞けなかったんだ!!」と 思う様になりました。   ……それは多分、僕の脳の中に英語を聞き取る為の脳神経の繋がりが出来たからだと僕は思うのです。
 よく言われている 「発音が聴けないから 英語が聴取きれないんだ」と言うのは嘘です。発音じゃないんです。単語の区切りが付けられないだけなんです。単語の区切りが付けられないと外国語はただの音の羅列でしかないんです。発音より音の区切りの方が大事なんです。


自転車に乗れるようになる練習の様に

 みなさん、自転車に乗れる様になる練習はどうしました? 別に自転車を倒さずに走らせる原理を勉強して それを思い出しながら自転車に乗る練習をした訳じゃないですよね。 何度も 何度も自転車を倒しながら 繰り返し繰り返し 練習するうちに なんとなく乗れる様になったんじゃないんですか?
 でも、乗れる様になったら 自分がどうやって倒さずに自転車に走らせているかなんて意識してないですよね。意識せずに自転車に乗れるのは 自転車を倒さずに走らせる為の回路が脳の中に出来ているからだと思うのです。
 英語が聴ける様になる原理もそれと同じだと思うのです。


どうすれば出来る様になるでしょう?

 それは もう ただ聴くしかないですね。 ……矛盾してますね…… 聴き取ることが出来ないから 聴き分けることが出来ないのに 聴きなさい と言ういうのは。でもそうするしかないんです。「百見は一聞にも如かず」です。いくら紙の上で勉強してもダメなんです。書きテストでいい点を取る為の勉強をしてもダメなんです。とにかく聴き続けて脳の中に英語を聴き取る脳神経の回路を作らなきゃダメなんです。
 僕がお勧めしたいのは「英語の音楽を聴きながら歌詞を目で追いかける」と 言う方法です。例えばテレビの中での英会話、ニュースで勉強しようとしても、そこにどの単語が使われているのか分からなければ、「この単語はこういう風に話すんだ」とは理解できないでしょ。それにネイティヴの人同士の会話は凄く早いんです。 音楽ならメロディーに合わせてそれなりにゆっくりだし、歌詞カードを見れば どの単語か判りますからね。最初はどこが歌われているか すぐに見失うと思いますが行間とかでアタリをつけて「次はここから始まるはずだ」とか先回りして諦めずに目で追いかける事を続けましょう。 (もうちょっと詳しく解説)
 すぐには効果が出ないかもしれませんがきっとうまくいくと思いますよ。



2016/11/23



聴き取りはリハビリの様に


 『自転車の練習の様に』と書きましたが、本当は『リハビリの様に』と書きたかったんです。 でも、「僕が思い浮かべたリハビリ訓練をご存知でない方も多いかもしれない」と思い直して『自転車の練習のように』と書きました。


半身付随のリハビリをご存じ無いですか?

 脳梗塞などで、手を思い通りに動かせなくなった時の回復法として、鏡を使って動かせなくなった方の手の上に動かせる方の手を映して動かせない方の手と錯覚させて機能回復させるリハビリという物があるそうです。
 動かせる方の手で何か形を作って…… 例えば“チョキ”の形を自分の意思で作ったとして、それを逆側の手の上に鏡を45度に置いて動かせない方の手の映像だと脳に錯覚させるのだそうです。
 その時に、他の人に、動かせない方の手も“チョキ”の形にしてもらうのだそうです。 それを繰り返し行うと、脳が動かせる方の手の神経信号と動かせない方の手からの信号を混ぜ合わせてと言うか、混乱してと言うか……  脳神経回路のつながりが出来て機能回復になるのだそうです。


英単語の聴き取りも……

自分の能力では聴き取れなくても、スペルと見比べて「この単語はこう聴こえるんだ」と脳に思い込ませる訓練を繰り返す事で聴き取り能力を伸ばす事が出来るんじゃないでしょうか?
 知識でいくら『この単語はこう聴こえる』とかやっても実際の会話では、間に合わないのです。
 つまり、話し言葉は『考えるな!!感じろ!! (ブルース・リーの名言より)』が大事だと思うのです。

 だから、既にその単語が使われると判っている、“セリフ”だとか“歌詞”を目で追いかけるというは結構有効だと思うのです。

2022/10/06



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