定年になって、こんな一日
テレビはやめてラジオを聞き、
テニスをやり、コーラスに通い、CDを聞きピアノの練習もやり、
パソコンで面白そうなネタをさがし、たまには株で金もうけをし、
図書館で借りてきた本を読み、ウタタネし、気が向けばバイクで釣りや温泉に、
町内会にも顔を出し、そしてボランティア活動も、、、
そしてたまには海外旅行にも。
サラリーマン時代には考えられなかった、規則・競争・ノルマのない「第3の人生」スタート、、、
平成16年1月定年ホヤホヤになってからは、
- @ 朝6時半、ラジオのスイッチを入れ「おはようパーソナリティ道上洋三です」とNHK「ラジオ朝一番」で、朝刊のネタ、株や為替・天気予報・全国各地からのナマの話題などを。
- A 8時前起床、8:15から、朝の連続テレビを見ながら食事。
- B (6月から9月までは)バイクで、奈良の吉野川へ鮎釣りに。天気次第で週2から3回。
- C 9時からパソコンで株のチェックをし、うまくいけば小遣いを稼ぐ。
- D 10時から1時ごろまで、週に2〜3回はテニスクラブへ。帰ったら風呂で半身浴。
- E 午後は、3時前には再び株のチェック。
- F 天気がよければ菜園の手入れ、時々バイクで近くの温泉へ。(片道1時間以内に5ヶ所のお気に入り温泉がある。)
- G また、気が向けばバイクで図書館へ。3週間に10冊のペースで。
今、こんな本を借りて、、、、日々快楽(淀川長治)、男の生活の愉しみ(宮脇檀)、不良中年は楽しい(嵐山光三郎)、君等の人生に乾杯だ(山口瞳)、清貧の生きかた(中野孝次)、引退なき人生(諸井薫)、ユーモアは老いと死の妙薬(アルフォンスデーケン)、みち草(大岡信)、わたしの20世紀(安岡章太郎)、今夜もハシゴ酒(はらたいら)、人は道草を食って生きる(赤瀬川隼)、もう60才まだ60才(吉田知子)、時が証す(夏木静子)、ブレイクスルー思考術(ウエルマン)、最高に笑える人生(曽野綾子)、生きる工夫(長谷川洋三)、奇蹟の人GORAKU(春田匡か)愛に関する12章(五木寛之)、たとえばの楽しみ(出久根達郎)、ユーモアの流儀(小田島雄司)、これが佐藤愛子だ(佐藤愛子)ETC。
- H そして読書とウタタネ。留守録しておいたラジオ深夜便「心の時代」を聞く。(毎朝午前4時から1時間のナマ放送)
- I 午後6時からピアノの練習。ソナチネではなくHANONの練習、それから乙女の祈りとエリーゼの為にとトルコ行進曲なども。
- J7時から9時まで、コーラスの練習(土曜日)または気功教室(火曜日)。 9月から12月19日までの水曜日は「第九」の練習
- (写真左は3月20日コーラスのステージに。中2枚は10月16日宇治田楽に。右は12月19日「第九」演奏会に)
- K 夕食時はテレビではなくCDかラジオを。たまにレンタルビデオの映画を。
- L 夜10時には本を読みながらラジオを聴く。
- M 11時から「ラジオ深夜便」をイヤホーンで聞きながら寝る。
- 旅行は、1月末にはウイーンなどヨーロッパへ。5月には北海道、6月には上海・北京。7月には東北へ。
- 5月からは、随時、果樹園の作業のボランティア。11月には御殿場・信州ドライブ旅行。
- こんなに本が読めるとは予想外だった、、、その後、図書館で借りた本(3週間に10冊のペースで)赤字は特に気に入った本です
- 追加、5月5日
浮上せよと活字は言う(橋本治)、老いのイニシエーション(竹内敏晴)、粋で野暮天(出久野達郎)、ぼくのリビングルーム(水上勉ほか)、不運は面白い・幸福は退屈だ(佐藤愛子)、異論武装(佐高信)、森に住んだ観音さま(荒川じんぺい)、旅する愉しみ(岡田喜秋)
- 5月29日
思えば叶う(山野正義)、みんなで一人旅(赤瀬川隼)、定年前後の実人生発掘(加藤仁)、日本が聞こえる(さだまさし)、戦いやまず日は西に(佐藤愛子)、昨日スケッチ(伊集院静)、これは謀反か(赤木駿介)、何歳からでも楽譜は読める(相原末治)、老いに打ち克つ(南博)
- 6月19日
日本のアイデンティティ(伊藤憲一)、幸福の里(佐藤愛子)、瑠璃を見たひと(伊集院静)、満州国に生まれて(植村美千子)、変!(嵐山光三郎)。
追加、7月11日
おとなのピアノ独学のすすめ(広瀬宣道)、大人のピアノ長続きのコツ(大村典子)、オーケストラ指揮法(高木善之)、自讃ユーモア短編集上(佐藤愛子)、ぼく達はこの星で出会った(中村八大)、老子と暮らす(加島祥造)、人生万歳(永六輔)、青春の音を聞いた(団伊久磨)、消えさりゆく物語(北杜夫)
8月1日
心の天気図(五木寛之)、自讃ユーモア短編集下(佐藤愛子)、歌の学校(林光)、ハネケンの音楽は愉快だ(羽田健太郎)、森の作法(荒川じんぺい)、風の行方上・下(佐藤愛子)、放浪カメラマン(石川文洋)、マンボウ夢草紙(北杜夫)
8月22日
上を向いて歩こう(坂本九)、黒い花びら(村松友視)、ぼくの音楽人生(服部良一)、音の雲(富田勲)、父開高健から学んだこと(開高道子)、10年後の自分が見えるヤツ(落合信彦)、結構なファミリー(佐藤愛子)、幸福の里(佐藤愛子)、人生って何なんだ(佐藤愛子)、日本の音楽を考える(小島美子)
9月12日
楽器の科学(サイエンス編集部)、美しい日本語の発声法(加藤透)、歌の学校(林光)、誰にでもできる発声法(熊谷卓)、家族力(山本一力)、出会いのハーモニー(佐藤しのぶ)、マリアの恋(佐藤愛子)、虹は消えた(佐藤愛子)、人生について(山本七平)、縁起のいい客(吉村昭)
- たまに買った本は、
空中ブランコ(奥田英朗)、そして日本が勝つ(日下公人)、私は見た(文藝春秋編)、声のトレーニング(小林由起子)、女性の男運は父親で決まる(岩月謙司)、大人の国の為の戦争学(日下公人)、人間力(竹村健一)
- 閑話休題。8月末、オリンピック放送で寝不足気味の時に、次の文章が気にとまった、、、
- 『いま、世界は止まってくれない。変化の大きな流れも止まってくれない。だからこそ自分の考えで降りなきゃいけない。世界は向こうからやってこない。自分から行かなきゃならん。幸せも同じ。求める人にしか来ない。
- 今まで学校とか大人たちに言われてきた日本人特有のチームワークとか協調性、忠誠心などはすべて否定して、まっさらな自分に立ち返る。
- アグレッシブに生きろ。自分を追い込め、わき目もふらずに走れ。自分を愛せる人間だけが他人を愛せる。人生というドラマの主役となるために、今やらなければならないことは?自己肯定。
- この国には問題が多すぎる。常識や権威なるものを疑ってかかれ。何を言おうと自ら信じた道を突き進め。
- 他人が評価してくれない?甘えるな。全盛期の基準にハメられて嬉しいか?自らが己の得点を稼ぎ出す時代だ。減点主義は終わり、これからは加点主義だ。他人の評価に一喜一憂するな。
- 人間は怠慢なものだ。妥協した時から落ちていく。』
- これは、現役世代(「第2の人生」までの)に対する提言であろうが、「第3の人生」に入った者にとっても、少しは気になる言葉である、、、
どの世代、どの時代にも、それなりの積極的な前向きな生き方があるのかもしれない。それは、知恵とか知性とかが大事だという。それなら少しはわかる気がする。カネを稼ぐために努力(主にチームワーク・協調性・忠誠心?)をしてきたが、これからはカネを賢く使うための工夫が要るということか。なるほど知恵・知性をもってすればカネの使い方は大いに変わる。
普通に生活していくだけのカネはあるはずだから、カネのことなど考えずに暮らすのもいいが、これをうまく楽しみながら使うという発想も面白いかもしれない。質素倹約というだけでは寂しすぎるではないか。
- カネの稼ぎ方についての提言はヤマほどあるが、カネの使い方については「質素倹約」の他にはほとんどない。
ついでに、政治家に限らずどの世界にもアクドイことをしてまでカネを稼ぐ人はいるが、彼らはそれをどんなふうにして使うのであろうか?楽しんで使う方法を知っているのであろうか?
- そんなことより、まじめに?定年までサラリーマンを勤め、子ども達もそれぞれ独立し教育費も要らない、家のローンも借金もなければ、特にカネの心配をすることはないと思う。さあ、これからいい時間が始まる。
- その後、図書館で借りた本
- 10月1日、音楽の泉(堀内啓三)、フジ子へミング魂のピアニスト(フジ子へミング)、カザルスの海へ(安野光雅)、オペラの楽しみ(三枝成彰)、ラジオ(阿久悠)、魔都(嵐山光三郎)、おとこくらべ(嵐山光三郎)、女房が宇宙を飛んだ(向井万起男)、なんでこうなるの(佐藤愛子)、立ち往生のすすめ(水上勉ほか)
- 10月23日、モーツァルトの音符たち(池辺晋一郎)、カラヤンの遺言(Rオズボーン)、音と匂いと味と(設楽哲也)、男の節目(諸井薫)、血脈・上中下(佐藤愛子)、101個のレモン(俵万智)、タマタマ女(里中満智子)、私流を創る(辰野和男)
11月13日、コンサート客席からの辛口発言(満谷昭夫)、脳みその研究(阿刀田高)、ぱいかじ南海作戦(椎名誠)、スローライフなおじさんの台所(音羽健)、27歳の決意・92歳の情熱(乙武洋匡/日野原重明)、秋霜譜(森本貞子)、そして血脈(佐藤愛子)3冊を再度
12月2日、こころの耳(早瀬久美)、刀(辻仁成)、猫も杓子も猫かぶり(出久根達郎)、浪漫的な行軍の記録(奥泉光)、似非エルサレム記(浅暮三文)、銀行大激突(須田慎一郎)、安逸と危険の魅力(曽野綾子)、正義を測れ(小杉健治)、ブロッケン山の妖怪(久野豊彦)、
12月7日、話題のアニメ映画「ハウルの動く城」を見る。「千と千尋の神隠し」に勝るとも劣らぬ大作。夫婦2人で2,000円。
12月23日、年越し用に10冊、、、音楽マル秘講座(山下洋輔)、名曲に何を学ぶか(田村和紀夫)、山といえば川(丸谷才一)、木を見る西洋人・森を見る東洋人(REニスベット)、神様の正体(星野正興)、男の勘ちがい(斉藤学)、人のささやき犬のささやき(阿川弘之)、eデモクラシーへの挑戦(金子郁容)、百年佳約(村田紀喜代子)、銀の兜の夜(丸山健一)
平成17年。年明けて、1月13日、東大阪の司馬遼太郎記念館に行き、4万冊の蔵書に圧倒され、まだ読んでいなかった「空海の風景」買いました。
1月14日、図書館で10冊を。カフカの生涯(池内紀)、人生の100のリスト(Rハリス)、亡き母や(阿川弘之)、黒の謎(鳴海章ほか)、アメリカの論理イラクの論理(曽野綾子)、私とカレーの幸福な関係(小椋佳)、アダルトピアノ(井上章一)、自分自身の為の人生(曽野綾子)、母を語る(吉行和子)
- 2月2日、日本酒美人(島田律子)、抵抗論(辺見庸)、犬も歩けば(ナナオサカキ)、現代心理学(生月誠)、自分と自分以外(片岡義男)、きずな(杉本章子)、母を語る(佐藤愛子)、孔子を語る(井上靖)、
3月1日、光武帝上・中・下(塚本青史)、男に生まれて(荒俣宏)、黄昏の名探偵(栗本薫)、紅雀(吉屋信子)、恋する音楽小説(阿川佐和子)、織田信長男の生き方(津本陽)、朝(石川洋)、キリスト教文化と日本(司馬遼太郎)
- この頃、読書の時間がたっぷりあるのがとても有難い。
あなたの本業は? 「本読み、いや、読んで聞かせるのでなく、自分で勝手に読むことで、、、、」
3月25日、暗室の中の吉行淳之介(大塚英子)、MKタクシー青木定雄の成功哲学、地図にない国(川上健一)、詩集エトピリカ(小島ゆかり)、メジロの来る庭(庄野潤三)、ザビエルとその弟子、昭和の証言(山田耕筰・中山晋平・藤原義江)、阿刀田高ショートストーリー、日本の放浪芸(小沢昭一)
- 4月13日、桜吹雪のなか図書館で10冊。
本日釣り日和(夢枕獏)、サウンドトラック(古田日出男)、ピアニストという蛮族がいる(中村紘子)、冥い天使のための音楽(倉阪鬼一郎)、いじん幽霊(高橋克彦)、アミーバ(玄侑宗久)、日本の次代(日下公人)、夢枕獏(清水国明)、上杉鷹山(山本七平)
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- 4月24日(日)初孫娘誕生、3698g。庭にレモンの記念植樹しました。
- 5月5日、いつものように図書館で10冊。私のイーハトーブ(黒井健)、満天の星(浅田次郎)、生き方の鍵を見つける(加賀美幸子)、縁の下のバイオリン弾き(上田賢一)、忙即閑を生きる(大岡信)、過剰な人(斉藤孝)、冬の花びら(伊集院静)、戸井十月(清水国明)、論語(山本七平)、ラジオ深夜便(藤本幸邦)、
- 5月22日、23日。名古屋、愛地球博へ。
- 5月28日、10冊。野ばら(林真理子)、ランドスケープのしごと、しゃれのすすめ(洲之内徹)、校長日記(陰山英男)、偽偽満州(岩井志摩)、くらやみの速さはどれくらい(Eムーン)、バッドラック(水野敬也)、立志ふたたび(出久根達郎)、実況生中継(松尾スズキ)、Oヘンリー短編集、
- 6月18日暑い日。野川(古井由吉)、大空と大地へ還りゆく日は(高田宏)、上陸(五條瑛)、男子一生の問題(西尾幹二)、人類の地平から(川田順造)、考えてみれば不思議なこと(池内了)、漢方は女性の健康を助ける(天野恵子)、4時のオヤツ(杉浦日向子)、テクストから遠く離れて(加藤典洋)、ひさしぶりにさようなら(大道珠貴)。
- 6月22日、水道の水漏れを治すため、業者に頼むと5000円のところ?自分でやったら120円。その上、水道の構造がわかったから、次回はすぐできる。
- 7月5日、自然農法?で採れたジャガイモです。いろいろあって、世界の縮図のようです。
みんなちがってみんないい、、、(金子みすゞ「私と小鳥と鈴と」)
- ~17年7月20日、読む本がどんどん増えてくるので、「定年になったら、こんなに本が読める」のページを作りました。
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