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高取町立高取中学校は令和2年に創立55周年を迎えました。

TEL. 0744-52-2151

〒635-0132 奈良県高市郡高取町森30番地

校長室よりPrincipal

 この4月より高取中学校の校長として着任しました辻本育宏です。以前、平成29年年度までの10年間高取中学校で勤務をしておりました。本当はみなさんにもっと早くメッセージを発信しなければならなかったのですが、今頃になり申し訳ありませんでした。微力ではありますが、高取中学校の子どもたちのために頑張っていきたいと思いますので、学校教育へのご理解・ご支援よろしくお願いします。

令和2年度

  • 2月 2日(火)

     今日は、二十四節気の「節分」の日です。

     二十四節気とは太陽の動きをもとに考案されており、毎年同じ時期に同じ節気が巡ってきます。季節を知るより所であり、天候や生き物の様子を表す名前がつけられ、農業の目安として大変便利なものでした。

     では、どのようにして二十四節気がつくられたのでしょうか?

     1年を「夏至」と「冬至」で2等分、「冬至から夏至」の中間を「春分」、「夏至から冬至」の中間を「秋分」に分けています。そして「冬至から春分」の中間を「立春」と呼んでいます。同じように「立夏」「立秋」「立冬」と分けられており、その前日が「節分(季節を分けるので)」となります。だから、節分は1年に4回あるということになります。

     しかし、私たちがよく知っているのは、「立春」の前日の「節分」ですよね。これは、春が農作物の栽培を始める重要な時期である名残かと思います。また、この時期はまだまだ寒さが続き体調をくずしやすいです。昔の人は、邪気(人の身に病気を起こすと信じられた悪い気)を払うために豆まきをしたとも言われています。

     昨日の朝日新聞の「天声人語」に秋田県出身の方が幼かったころの「節分」の話が載っていました。

     その地方では「鬼は外 福は内 天に花咲け 地に実なれ」とかけ声で豆をまくらしいです。雪深い地で、冬は昼間でも家の中が暗くて寒いそうです。家の奥に鬼がいるような気がして声を張り上げて豆まきをしたと書かれていました。そして、子ども心にだんだん温かくなってくるのがうれしかったそうです。

     例年ならば2月4日が「立春」なのですが、太陽の1年の動きが365日約6時間と少しずれがあるので、今年は124年ぶりに2月3日が「立春」、2月2日が「節分」になります。

     3年生のみなさんにとっては、いよいよ受験シーズンが本格的になってきました。今までの努力をしっかりと発揮し、「花を咲かせて、実を結ぶ」ように頑張ってほしいと思います。

  • 1月23日(土)
     昨日校内を巡回していると1・2年生が、受験に立ち向かう3年生に応援メッセージを贈ってくれていました。ちょうど3年生の教室前の廊下に掲示してくれてありました。今年は例年以上に様々なこともあり不安な中での受験を迎えている3年生に、心温まるメッセージです。
       
       

     3年生のみなさんへ
      「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」
       これは高村光太郎という人の有名な詩の一節です。
       みなさんの夢は自分で切り拓いていくしかありません。頑張って夢に向かうみなさんを、先生たちは見守り
      応援し続けます。
      「高取中学校、みんなで頑張りましょう!!」
  • 1月7日(木)
     2021年新しい年を迎えたみなさんに「夢」と言うことで話をしたいと思います。
     
    「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。
    故に、夢なき者に成功なし。」
     

     これは、江戸時代の思想家で明治という新しい時代へ大きな影響を残した吉田松陰の言葉です。
     この言葉を少し分かりやすく説明してみると、「自分の夢のない人には、未来に向かって、こんな風にしてみたいという理想はありません。未来に向かって理想のない人には、その理想を実現するために、自分から計画したり予定を立てたりすることはできません。計画できない人に何かを実行することはできませんから、自分のこれからの成功には結びついていきません。だから、夢のない人には、成功はなくなってしまうのです。」

     3年生の人にとっては、3学期いよいよ高校受験が始まります。高校生活の「夢と理想」をしっかりと持って、その実現に向かってほしいと思います。特に今年は例年以上に健康面に気を付けなければなりません。規則正しい生活を送り、体の抵抗力を高めて受験に挑んでください。
     1・2年生の人は、3学期それぞれの学年をしっかりと締めくくると同時に、次の学年の0学期(準備の学期)としての「夢と理想」をもつ期間であればと思います。

      3学期は、1年間の中で一番短い学期ですが、一番重要な学期かも知れません。 「夢」を忘れずに、しっかりと過ごしてください。
  • 10月28日(水)
     Chromecast大活躍!!
     町教育委員会で購入していただいたChromecastが昨日届きました。早速、3年生の体育の授業で使ってみました。今まではパソコンの画面でダンスを確認していましたが、パソコンの画面をChromecastを使ってプロジェクターに接続し、スクリーンの大画面を見ながらダンスの修正を楽しんで取り組んでいました。
       
     
  • 10月27日(火)
     クラス別合唱発表会ライブ発信しました。
     例年ならば、リベルテホールで全校生徒による合唱コンクールを行っていたのですが、今年度は密を防ぐために体育館で1クラスずつ合唱を発表する形で実施しました。保護者の観覧もお断りをお願いしたので、Google Meetを使って合唱をライブ配信しました。今日は、1年生・2年生の発表でした。いつもと違った雰囲気に生徒たちも緊張しながら体育館に入ってきたようですが、何回か練習をしていよいよ本番!いつも通りにしっかり大きな声で歌うことができました。
         
  • 10月21日(水)
     高取中学校GIGAスクール発進しました。
     19日紹介させていただいたパソコンを使って、体育のダンスの授業を取り組んでます。写真は、3年生の授業の様子です。パソコンで映した自分たちのダンスを確認しながら、よりよいダンスにしようと話し合いしています。(写真左)また、YouTubeなどの動画を参考にしながら、自分たちのダンスに動きに取り入れる工夫もしています。(写真右)
     どのようなダンスに仕上がっていくのか、楽しみです。
       

     
  • 10月19日(月)
     9月30日、学校に子どもたち1人1台のパソコンが届きました。文部科学省の「GIGAスクール構想」による子どもたちの「学習活動の一層の充実」「主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善」を達成するために貸与されました。
     具体的な学習の例としては、
      @インターネット等を用いた「調べ学習」
      A写真・音声・動画等を用いての多様な資料・作品を「表現・制作」する。
      B大学・海外・専門家との連携、過疎地・離島の子供たちが多様な考えに触れる機会、
       欠席している子どもと教室をつないだ「遠隔教育」
      C情報モラルを意識する機会の増加するために「情報モラル教育」等が考えられます。 
     特に、今年度のような臨時休校措置に対してライブ授業の配信を行う時には、学校と子どもたちをつなぐ重要なツールとなっていくでしょう。
     また、OECD(欧州経済協力機構)生徒の学習到達度調査(PISA調査)では、
      ○学校の授業におけるデジタル機器の使用時間はOECD加盟国で最下位
      ○学校外でのICT利用は、学習面(調べ学習など)ではOECD平均以下、学習外(SNS・ゲーム等)では
       OECD平均以上 
    と海外と日本のICT(情報通信技術)の使い方の違いが明らかになってきました。
     この様な課題を克服するために、本校では貸与されたパソコンの有効活用を研修を積みながら推進していきたいと思います。
     なお、子どもたちが貸与されたパソコンを使用するためには、学校から配布したGsiteのアカウントと個人で設定したパスワードの入力が必要になります。近々に学校よりその説明のプリントを配布いたしますのでご確認下さい。
  • 8月18日(火)
     10日間という短い夏休みも終わり、2学期が始まりました。例年ならば、2学期はたくさんの行事があり、クラスの団結や思い出が深まる学期です。私も含めて先生方は、規模は小さくなりますが、行事を実施していく予定をしています。いろいろと限られた範囲の中での行事にはなりますが、いつも以上に団結を深められるように取り組んでほしいと思います。
     1学期終業式で「読書の時間をとりましょう。」という話をしたかと思います。私も夏休みの間にコメンテーターとしてTVにもよく出ておられる大学教授の齋藤孝さんの著書「本当の『頭のよさ』てなんだろう?」という本を読みました。本屋さんで題名にも惹かれたのですが、どこから読んでも内容が理解でき、中学生のみなさんにもわかりやすいと思って買いました。
     では、少し内容を紹介します。
     中学生ぐらいだと、「将来のことを考えるといっても、大人になるのはまだまだ先のこと」と思っている人も多いです。だからといって、具体的に考えることを手放してしまってはダメです。将来のことを考えるって、夢を描くだけじゃない。いまの自分と、将来の自分との間に、道をつくっていくことなんですね。細かな点を打っていく、と言ってもいい。一本の線というのは、点が連なったものです。ひとつ、またひとつと小さな点を打っていくことで、線ができていく。いまの行動が、将来へつながる点のひとつになっていくわけです。
     自分がいま、何をしたらいいかがわかっている。それを考えて、次の行動をとることができる。それが頭のいい生き方っていうものなんです。 
     前回の「分かれ道」の話とよく似ていると思いました。ひとつひとつの点を1時間の授業と考えて見ましょう。そうすると、これからの行動が将来へとつながっていくことも理解しやすいのではないでしょうか?だからこそ、今のこの時間を大切に過ごしてほしいと思います。
    また、「自分には限界がある」と思うと成長できません。まだまだ頑張れると自信を持つことで成長ができます。勉強も部活も行事もできることから、少しずつ積み重ねていく2学期にしていきましょう。
  • 8月 7日(金)
     新型コロナウイルス感染症のために、例年より遅い時期の終業式になりました。
     4月・5月が休校で6月から今日までが1学期と、長かったのか短かったのかよくわからない日々を私もみなさんも過ごしてきました。その中で、私が1番うれしかったことは、6月からの学校再開の時にも、世の中が「コロナ・コロナ」と大騒ぎの中、みなさんもきっといろいろと我慢ばかりの生活を送ってきたにもかかわらず、自分が今やらなくてはいけないことをしっかりと見極めて行動をしてくれたことです。そのおかげで、学校は今まで通りに平常を保つことができました。でも、我慢しているがためにイライラや不安が積もりがちになっているかも知れません。そんな時は、おうちの人や先生たちに相談して下さい。ひとりでは解決できないことも「人に話をすること」で解決できなくても、その糸口をつかむことはできると思います。
     「人に話をすること」とあわせて、みなさんには「人の話を聞くこと」もしっかりと身に付けてほしいと思います。先日、各学年の集会の様子を見にいきました。そして、たくさんの先生方の話を聞かせてもらいました。特に先生方の体験談は興味深かったです。実際に体験していなくても、「人の話を聞くこと」で自分の考え方を深め、自分の経験の一部になっていくと思います。これから自分の進む道を考えていかねばならない中学生には、自分の考え方を深めることはとても大切なことだと思います。
     私が以前一緒に勤務していた先輩の先生が、3年生に次のようなお話をされました。
     『進路』は、自分の人生の分かれ道である。
      しかし、そこにたどり着くまでにたくさんの小さな分かれ道があります。毎朝、目覚まし時計が鳴る。
     その時に「もう起きなくては・・・」と起きる人、「もうちょっとだけ・・・」と寝てしまう人。勉強をしてい
     るときに友だちからの遊びの誘いがあったとき、「今日は、勉強をしなくてはいけないから」と断る人、
     「明日勉強するから、これから遊びに行くわ」とやらなくてはいけないことを後回しにする人など・・・。 
     そんな小さな分かれ道の積み重ねが、『進路』という大きな分かれ道に影響を与えるのです。
      だから、毎日の小さな分かれ道を大切にして下さい。 
    というものでした。
     20年ほど前に聞いた話ですが、私も、担任をしていた時にクラスの生徒たちにこの話を何回かしました。とてもわかりやすくいい話だと思いました。
     また、読書にも「人の話を聞く」ことに似たような効果があると思います。
     私も校長になってから、いろいろな種類の本や文章を読むようになりました。そこから得た知識を実際に仕事にも生かしています。今年は短い夏休みですが、読書の時間も少し取り入れてくれればと思います。
     最後になりますが、奈良県でも新型コロナウイルスの感染者が増えてきています。今年は、人の多いところへ行くことは少し避けてくれたらと思います。そして、8月18日に元気に登校してきてくれるのを待っています。
  • 7月 1日(水)
     今日から、レジ袋が有料化(すでに実施されているお店もありますが)が始まったことを、みなさんは知っていますか?では、なぜ有料化になったのでしょうか?
     実は、2015年の国連サミットで「SDGs」が決まりました。では「SDGs」って何なのでしょうか?正式には「Sustainable Development Goals」(持続可能な開発目標)の頭文字からできている言葉で、2016年から2030年の15年間で17の目標を達成すると決めたのです。
     SDGs」の「持続可能」というのは、経済環境、社会や制度のシステムがうまく働いて、未来がかで幸せであり続けられるということを意味しています。また、「開発」というのは、今あるいろいろな問題を解決して、みんなが安心して満足したらしができるようにするということを意味しています。
     (詳しくは、https://sdgs.edutown.jp/info/ を見てみよう!
     調べてみると、レジ袋の有料化は「SDGs」の17の目標のうち、
      ・目標3 : 全ての人に健康と福祉を
      ・目標7 : エネルギーをみんなにそしてクリーンに
      ・目標13: 気候変動に具体的な対策を
      ・目標14: 海の豊かさを守ろう
      ・目標15: 陸の豊かさも守ろう
    5つの目標を達成するのに関係しているようです。
     目標3「健康・福祉」の分野は一件関連が無さそうですが、プラスチックが海に流れてしまった場合、海の生態系に影響を与えてしまいます。汚染物質が付着したプラスチックを摂取した魚介類を最終的に食べるのは私たち人間ですし、世界で作られる塩の90%以上に、マイクロプラスチックが含まれていたというデータもあります。これらを摂取し続けると、人体への悪影響があるとの見方もあります。
     また、レジ袋の多くは石油からできています。燃やすと二酸化炭素が発生します。知っている人も多いかも知れませんが、二酸化炭素が増えると地球の温暖化につながっていきます。目標7や13に関係してきますよね。最近は、バイオマス(植物からつくられている)のレジ袋も増えてきています。このレジ袋は燃やしても発生する二酸化炭素の量は少ないので、現在でも無料で配布してくれています。
     日本では、年間推計450億枚のレジ袋が消費されているらしいです。今まで当たり前にお店でもらっていたレジ袋も地球環境のことを考えると減らさなければならないですね。
     海辺に打ち上げられたプラスチックのゴミ

    出典:世界経済フォーラム年次総会
    (ダボス会議)2016年発表
  •   6月23日(火)
     学校が再開され少しずつ学校生活が平常に戻り、みなさんも勉強や部活動を頑張ってくれていることかと思います。みなさんは「好きこそ物の上手なれ」という言葉を知っていますか?その意味は、「どんなことであっても、人は好きものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。」です。「部活動は好きで頑張れるけど、勉強は嫌だなぁ・・・。」という人も多いですよね。
     休校中は学校という決められた時間の中での生活ではなかったので、規則正しい生活ができていなかったり、宿題が後回しになってしまったりという人も少なくはなかったでしょう。自分で決めて行動することが、いかに難しいかを学んだ3ヶ月間であったかも知れません。でも、大人になれば自分で考えて行動しなければならない機会が増えてきます。そう考えると貴重な時間だったのではないでしょうか?
     自分で考えて行動するためには「目標」が必要になってきます。新しいクラスになって、学級の目標も決めたのではないかと思います。3年生の人は、自分の進路に向かっての「目標」も決めていると思います。
     先生はいつも「人生に無駄な時間はない」と思っています。この3ヶ月間を自分で考え行動できた人は自分に自信を持つことができただろうし、上手く時間が使えなかった人は二度と同じことを繰り返してはいけないと学んでくれたと思います。 「無駄な時間」してしまうのは、その時の行動より、その後の「振り返り」次第だと思います。失敗を繰り返さず、失敗をチャンスに変えて学校生活を過ごして下さい。
     最後になりますが、最近読んだ本の中に「すぐに『きらい』『苦手』と言って、自分の世界をせばめない。」という言葉を目にしました。確かに「きらい」なことや「苦手」なことに取り組むのは難しいですが、新しい自分を発見するチャンスだと思ってチャレンジしていきましょう! 6月 1日(月)

    今日、やっと半日授業ではありますが、全学年がそろって登校することができました。私も高取中学校に着任して2ヶ月間、本当に長く感じました。どうすれば授業の代わりのことができるのか、先生方と一緒に考えました。そして、授業動画を作成してもらうことになりました。まさか50歳半ばにして、YouTuberデビューするとは夢にも思いませんでした。1学期は中間のテストの代わりに、2回の小テストが行われます。学校ホームページにも書いてありますが、授業動画の内容もテスト範囲に入るので必ず復習しておいてください。
     また、新型コロナウイルスの影響で、日本のほとんどの学校が長い休みになり、みなさんの部活動の大きな大会やコンクールが中止になってしまいました。特に、3年生の人たちは、この大会やコンクールに向けて1年生の時から一生懸命に練習を続けてきたかと思います。私も25年間バスケットボール部の顧問をしていたので、3年生の人たちの悔しい気持ちは痛いほどわかります。先生方には部活動の成果を発揮できる場をどうしたら作れるかを考えてもらっています。しばらくは無理のないように練習をしなければなりませんが、その日に向けて生活してくれたらと思います。
     『特別なことをするのが難しいのではなくて、簡単なことを毎日続けるのが難しい。それができた人間がチャンピオンになるんだ』と、奈良県出身のボクシング世界チャンピオン村田諒太さんがインターハイ(全国高校総体)出場を目指していた高校生にエールを贈りました。
     この言葉はみなさんの生活にも当てはまるのではないでしょうか。勉強や部活動の上達に特別な方法がないこと、当たり前の毎日の積み重ねが大切であることを、みなさんには覚えておいてほしいと思います。
     「人と人の距離をとる」・「大きな声を出して話をしない」など、まだまだたくさんのことに気をつけながら生活しなければならないですが、今こそ一人一人が協力しなければならないときです。一日でも早く日常の生活に戻れるよう先生たちも頑張ります。

  • 5月19日(火)
     臨時休業中にテレビのニュースや新聞などで「エッセンシャルワーカー(Essential worker)」という言葉を聞いた人もいるかと思います。エッセンシャル(Essential)は日本語で「必要不可欠な」、ワーカー(worker)は「労働者」という意味です。「市民の生命と財産を守り、社会を支えるために働いている人たち」のことを表しています。
     奈良新聞では、新型コロナウイルス拡大防止のために読者に毎日メッセージを発信しておられます。昨日は次のような記事が載っていました。

        「医療従事者のみなさん、保育士のみなさん、介護士のみなさん、
         自治体職員のみなさん、保健所で働くみなさん、
         公共交通機関で働くみなさん、清掃員、ごみ収集員のみなさん、
         物流を支えてくれているみなさん、
         スーパーやドラッグストアで働くみなさん、
         金融機関で働くみなさん、農家のみなさん、飲食店のみなさん、
         食事を運んでくれているみなさん、
         警察官、消防士、救急隊員のみなさん、
         電気、ガス、水道を守ってくれているみなさん、
         どうしても外で働かなくてはいけないみなさん。
         本当にありがとうございます。」

     少し言葉が難しくて、どんな仕事か分からないというものもあるかも知れません。疑問をもった、そんなときこそ自分で調べてみましょう。みなさんが、これから将来の進路を考えるときに教科書の内容以外の学習も必要になってきます。いつもより少し時間のある今だからこそ、自分の疑問を自分で解決する力も身につけてくれたらと思います。
     
     人と人の接触を減らし、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、4月16日、奈良県にも緊急事態宣言が発令されました。「不要・不急の外出は控えるように」という言葉も有名になりました。私も学校と食料を買うためにスーパーへ行く以外の外出はしませんでした。日が過ぎるにつれスーパーの様子が変化していくことに気づきました。店員さんがマスクを着けることはもちろんのことですが、レジをビニールシートで囲むようになり、手にゴム手袋をされるようになりました。感染を防止するために、本当に命がけで働いてくださっているのだと感謝しました。
     しかし、お客さんの中には、渡されたレシートを店員さんに投げ返してお店を出て行く人もいたようです。なぜ、そんなことをしたのでしょうか?
    命がけで私たちの生活を支えて下さっている方々が、なぜ、こんな目に遭わなければならないのか?
     本当に悲しく腹立たしいです。
     みなさんの家族や知り合いの方にも「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる仕事をされている人もおられるかと思います。本当にありがとうございます。まだまだ予断を許さない状況ですので、どうぞお身体に気を付けていただければと思います。
     
     同じ日の奈良新聞に、高取中学校の先生方の授業動画を作成している様子が取り上げられていました。 先生達も頑張っています!
     学校のエッセンシャルパーソン(Essential person)のために・・・。

    ※パーソン(person)は、「人」という意味
  • 5月11日(月)
     4月10日からの臨時休校から、早1ヶ月以上が過ぎました。生徒のみなさんの姿が見ることができない学校は、全ての時間が止まっているような気がします。しかし、みなさんの学習は遅らせることができないと言うことで、最初に先生方に取り組んでいただいたのは、授業の動画を作成することでした。映像に音声を入れるところで、何回もやり直しをしていただいて、10分の動画を完成するのに何時間もかかりました。著作権などの難しい問題もあって、やっと4月28日に第1回目の授業動画のUPができました。そして、今日2回目の動画UPをしました。しっかり学習に役立ててください。
     特に3年生のみなさんは受験を控えて、いつになれば学校が再開されるのか不安な日々を過ごしているのだろうと思います。授業動画の課題を終わった人は、ホームページの「家庭学習」のページで学習を深めてくれたらと思います。その中でも「eライブラリー」は、1・2年からの復習プリントがたくさんあります。今は焦らずに、毎日規則正しくこれらの学習を積み重ねていくことが大切だと思います。分からないところがあれば、メールで教科担当の先生に質問をしてください。
     授業の動画作成だけでなく、いつ学校が再開してもいいように、校舎の整備をしてくれている教頭先生、校舎の掃除をしてくれている先生、下駄箱ポストの整理をしてくれている支援員の先生方、暑い中、草刈りをしてくれている校務員さん、いつも帰る前に草木に水やりをしてくれている先生。
     学校は、1日も早いみなさんの登校を待っています。


TEL. 0744-52-2151 FAX. 0744-52-2760
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