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★グリムと民間伝承研究会(グリミン)★第65回例会案内★獨協大学5月29日13:30〜★野口芳子「幕末にグリムを訪問した日本人について」
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ドイツ文学の研究といえば、ゲーテ、ヘッセ、カフカとか、いわゆる作家研究が主流を占め、口承文芸を専門にする者は何となく肩身の狭い思いをしてきた。
ところが、情報化、国際化の時代を迎え、身近かに外国の文化に触れることができるようになると、 ドイツ文学専攻の若い大学院生のなかで、グリムの伝説・昔話やドイツの民間伝承の研究を志す者が少しづつ増えてきている。
しかしながら、どの大学でもドイツ民間伝承に関する資料も研究書も皆無に等しく、充分な指導ができないのが現状である。
このような日本の状況を憂える研究者仲間で、とりあえず小さな研究会から始めようということになり、池田香代子、 中山淳子、野口芳子、竹原威滋の諸氏がとともに「グリムと民間伝承研究会」(略称「グリミン」)を持つことになった。
1995年9月2日に第1回例会をもって以来、例会は27回を数える。
今までの主な発表内容を挙げる。
そのほか、これまでの研究会活動としては次のものが特筆すべきものである。
今のところ、ほぼ3ヵ月毎に関西で例会を開催しているが、日本独文学会の大会二日目の午後にも特別例会を開くことにしている。
専門を同じくしているので、久し振りに、あれこれの文献や最近のドイツの研究について情報を交わしているうちに時間が瞬く間に過ぎていく楽しい会である。
今後は、日本におけるグリム研究の最先端をめざし、後進を育て、共同研究をすすめるという密かな願いを持ちつつ、気長に着実な歩みを始めたいと念じております。
グリム童話や口承文芸に関心があり、ドイツ語が読める方であれば、どなたも大歓迎です。関心のある方は下記の研究会世話係までご連絡下さい。
世話人 池田香代子
野口 芳子
竹原 威滋