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1尺6寸のリングを作っている所です。φ9mmの丸筋をφ450の丸い鉄板にガスで加熱しながら巻きつけていきます。合わせ目は溶接します。 |
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でも、いろんなサイズのリングを作るのに型になる鉄板を用意しなくてはならないので、簡易ベンダーを作りました。
まずは、φ9mmの丸鋼の端から100〜150mm離してけがき線を入れ、その線から必要な円周の長さ分のところにもけがき線を入れ、もう一方の端も100〜150mm残して切断します。
端っこは上手に曲げられないため、あとでカットします。 |
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まずはホイールに挟んで、軽く負荷をかけて(ハンドルがあまり硬くならない程度)、端まで通します。 |
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少しずつ負荷をかけながら、何度も往復させていると、だんだん曲がってきます。 |
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丸鋼が傾かないように、垂直な面で往復するように注意します。さもないと、ひねったリングになってしまいます。 |
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端が重なるほど、曲がりました。 |
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最初にけがいたケガキ線が、少しすれ違う程度まで曲げます。
写真では見えませんが、ケガキ針と鉛筆の先がケガキ線です。 |
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ケガキ線で余分な端をカットします。鉄筋カッターを使用しています。 |
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ちょっと直径が小さめになるまで曲げましたので、両端をつき合わせて溶接します。 |
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つなぎ目をグラインダーで整形して、リングの出来上がり。 |
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小さいのは1尺1寸、大きいのは2尺2寸ほど。調子に乗っていろいろ作ってしまいました。 |
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出来上がったリングには、さび止め塗装してから、革がよく滑るようにテープを巻きます。私はポリエステルテープを使用してます。伸びないので巻き付けにくいけど、薄くて強いからです。
手前に見えているのはアーチェリーのケブラーストリングで作った自作の縫い糸です。強度抜群なのと、もともとワックスがかかっているのでいいかなと思って使っています。
でも、在庫がなくなってしまったので、最近はベクトラン糸の#0000を使っています。 |
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1昼夜水に漬けておいた牛革。直径は、φ630mmくらい。尺でいえば2尺1寸なので、5寸大きめです。 |
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紙で作った型紙を革に重ねて、φ7mmの革ポンチで穴を開けます。紙よりずいぶん革のほうが大きいのは、水で伸びたからかな?
下に敷いている黒いのは、文房具のカッティングマットの古くなったヤツです。 |
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φ5mmのポリプロピレンロープを穴に通し、リングを中に入れて巾着の口のように締め上げます。 |
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このとき、リングを革の中心になるように気をつけますが、案外コツが要ります。
欲を言えば、革には厚みの薄い処と厚い処がありますが、薄い処はよく伸びるので折り返し部分を小さくしておきます。逆に、厚いほうは折り返しを少し多めにしておきます。
と、思っていたら、先日張った1尺4寸は逆に厚い部分が良く伸びました。
まだまだ革の取扱いには一筋縄でいかない部分があるようです。 |
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もともとはロープで締め上げていたのですが、省力化を狙ってターンバックルで締めてみました。ひだの部分は、1箇所とばしです。
でも、思ったほど時間短縮にはなりませんでした。ターンバックルを締めるのが結構手間なんです。
中央のリングはφ6×内径φ80のステンレスリング、ターンバックルは5/16だったかな? |
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白い型紙は、厚さ0.75mmのPPクラフトシートで作った縫い目用の型紙です。CADで設計した縫い目を紙に出力して、両面テープでクラフトシートに貼り付けてφ2.5mmの革ポンチで縫い目を打ち抜きます。ポンチの先にはミシン油などをつけながらするのがコツ。
同じものをいくつも作るときには、面倒ですが作っておくのがお勧め。CADソフトはフリーソフトがありますし、部分印刷機能でA4に分割で出力すれば、プロッターが無くても家庭用のプリンターで出来ると思います。 |
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型紙をリング革に重ね、ずれないように両端2箇所を先に仮止めしてから穴を開けていきます。
私は、縫うときの針をボール盤に取り付けて穴を開けています。素人考えですが、丸い針穴のほうが切り目を入れた穴より、裂けにくいのではないかと思ってのことです。
ちなみに、ボール盤は回転させていません。回転させると、針との摩擦熱でPPシートが溶けるからです。 |
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あとは根気よく縫っていきます。針は、φ3、長さ125mmのものです。特製ケブラー糸をさつまにして取り付けています。
右手の穴あき軍手には、手のひら部分に革の切れ端を仕込んでいます。引き抜くときは素手では無理なので、針先をペンチでつかんで引っ張ります。 |
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縫い終わったら、再度型紙をあてて、調べ緒が通る穴の位置に印をつけて、カッターナイフで×字に切り込みます。もちろん、裏側もです。 |
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その穴に、ラミンの丸棒φ15mmを5cmくらいに切って先をテーパに削った「タンピン」を叩き込みます。 |
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裏側に飛び出た三角の革を、のみで切り取ります。カッターナイフでやるより、上手に切れます。 |
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テンションを掛けたまま少し乾かすほうがよいというご意見もあるようですが、せっかちな私はすぐにターンバックルを取ってしまいます。(実はターンバックルが一組分しかないため)
2枚張れた時点で、図のように胴を挟んでロープで仮止めして、耳の部分を立てます。
ある程度乾いたら、取り外して耳を15mmくらいで切って、更に乾燥させて出来上がり。 |