後立山連峰 針ノ木岳〜種池山荘 縦走しました
針ノ木岳〜岩小屋沢岳


 
 行き先     後立山連峰 針ノ木岳〜岩小屋沢岳
 登山方法    山小屋泊 
 日 時     '10-09-17〜19 
 コースタイム  09-17 自宅19:30⇒25:00扇沢駐車場 車中泊

 09-18 登山口6:00→9:00種池山荘9:30→11:30岩小屋沢岳11:50→12:30新越山荘 泊り

 09-19 新越山荘6:00→6:35鳴沢岳→7:30赤沢岳→9:30スバリ岳→10:35針ノ木岳

 →12:10針ノ木山荘12:45→16:00下山口→1625駐車場

 ⇒大町温泉薬師の湯18:00⇒24:00自宅
 メンバー    コマクサ 山幸やまさち   

後立山連峰 何とも快い響きの言葉だ。 山に取り付いて40数年経つ。 あの頃はつれられ登山だった。 その頃に耳にした言葉 後立山連峰 表銀座コース 裏銀座コース 憧れだった。 その頃行った代馬ヶ岳(白馬ヶ岳と言わず敢えて!)が 後立山連峰の初登頂だ。 再び代馬ヶ岳を訪れたのは1992年8月10日だった。 夏山と言えば”アルプス!”山幸の心の中ではそのようになっていた。 そしていよいよ満を持して このコースを選んだ。 ココを制覇すれば後立山連峰の代馬ヶ岳から針ノ木岳が繋がるのだ。 それだけではない! 代馬ヶ岳からはるか笠ガ岳まで繋がるのだ!!

三連休前日の金曜日発を選んだ。 勿論高速道休日特別割引を利用しつつ 空いているであろう日を選んだ。 駐車場確保のため少しでも早く行きたい。 豊科IC手前の梓川SAで時間調整し 豊科ICを通過したのは0時02分! 計算通りだ。 柏原新道登山口にある駐車場に着いたのは1時だった。 若干の空きが残っておりすべて順調!! ココで車中泊だ。 睡眠ジュースを飲んで・・・ZZZ

6時 柏原新道に取り付く。 このコースは14年前遠見尾根から五竜岳 鹿島槍ヶ岳 爺ヶ岳を遣って下山したコースだが記憶がはっきりしない。 高度を稼ぐにつれ山並みが見え出す。  どっしりと構えた蓮華岳 その横に聳え立つ針ノ木岳 この山は1997年9月に針の木雪渓を登り あの”ランプの小屋 船窪小屋”に泊り烏帽子岳まで縦走した山だ。

針ノ木岳に続いて今回縦走するスバリ岳 赤沢岳が見えだす。 縦走路に取り付くまでは登りはきついがワクワクする瞬間だ。 高度が上がるにつけ 道を曲がるにつけ見えるものが変っていく。 


種池山荘と爺ヶ岳  蓮華岳と針の木岳の間に烏帽子岳

 真っ赤な実をつけたナナカマド バック鹿島槍ヶ岳 鹿島槍ヶ岳 後に少し五竜ヶ岳

さあこれからが今回の縦走路だ。 緩やかな道だ。 先ほど小屋で休憩していた”山ガール”二人が追いついてきた。 今夜は針の木小屋で 明日ランプの小屋船窪小屋まで行くそうだ。  ゆっくり歩きの四人と出会う。 ”いい天気ですね!” と声を掛けると”いい時に登ってきましたね。 昨日まで三日間雨風が強くて種池山荘で三泊していた。”そうだ。 天気予報では三日間とも晴れのち曇りだったのに!!

縦走路は信州側から越中側へと変る。 目の前に立山連峰が飛び込んできた。 あの山へ行ったのはもう20年も前になる。 立山では雨に降られたが剱岳では持ち直して タテバイヨコバイを無事通過する事ができた。 今日の山々は頂上に雲が巻いている。 この時間では仕方がないか!! 明日に期待しよう!




今日も晴れ。 朝は寒い。 風も強いのでパーカーを着て出発する。 
昨日巻いていた雲も今朝はない。 恐る恐る挑戦した剱岳から立山 そして'07年に縦走した五色ヶ原から薬師岳が そして黒部湖のこちら側には '06年に縦走した読売新道の赤牛岳 水晶岳が在る。

行った事のある山並を見ているのは気持ちのいいもんだ。 そのときの事がよみがえって来る。 そして自己満足の境地にしたることが出来る!!


ぐんと引き寄せた剱岳  立山 黒部湖

 クローズアップの五色ヶ原  薬師岳 赤牛岳 水晶岳 遠く鷲羽岳

このコースは静かで歩きやすいコースだ。 後立山連峰の最南端に位置するのが災いするのか コースに人気の山がないのか? 
最近”山ガール"と称する若い女性の登山者が増えているが このひと気の少ないコースで今日も出合った。 話を聞いてみると やはりロングコースを繋ぐ事を目標にしているようだ。

針ノ木岳に着いた。 ’10-9-19 10時35分だ。 代馬ヶ岳から笠ガ岳まで繋がった瞬間だ。 その時そのときで気の向くコースを縦走してきたが 18年にして繋がったのだ。
今こうして周りを見ていると ほとんどの山が 登頂した事のある山だ。 感慨ひとしおだ。

針の木小屋で昼食にする。 南の展望の良いところだ。 近くは七倉岳 船窪岳 遠くに槍ケ岳 穂高連峰などを見ながらショート缶を開けコマクサと喜びを分かち合う。 

くだりコースは 雪渓がすでにずたずたで高巻きコースが設定されていた。 
下山は扇沢だ。 静か〜なロマンの山の世界から一気に騒がしい都会へ帰り着いてしまった。 


これから歩く鳴沢岳 赤沢岳 スバリ岳 針ノ木岳  針ノ木岳到着

 笠ヶ岳は船窪岳の陰で見えないが・・・  コマクサも共に制覇

大町温泉郷の薬師の湯に入る。 露天風呂に入りながら今回のコースを思い浮かべる。 至福のひと時だ。 
表銀座コースの西鎌尾根も是非遣りたいな〜。 そこを繋ぐと 代馬ヶ岳から西穂高岳まで繋がるのだ。 そのうちに必ず遣ろう!!




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