全国高等学校PTA連合会大会和歌山大会に参加しました(2012年8月24日に記す)
- 基調講演は、「『はやぶさ』が挑んだ人類初の往の宇宙旅行、その7年間の歩み」と題した、川口淳一郎氏の講演でした。このミッションと計画は、全く日本人自らの発想と立案であったこと、それゆえに、失敗するだろうと思われていたこと、しかし、故障や困難に直面しながら、そのミッションをメンバー全員が高いレベルで共有しあえたことが、奇跡的な成功につながったとのお話がありました。
和をもって響き合え! ~つれもて広げる教育の輪~
大会二日目は、第3分科会「生徒指導とPTA]に参加しました。各学校のそれぞれのユニークな取り組みには学ぶことが一杯あります。約束を守らせる上からの目線による指導から、自ら気がつき自ら律することができるための支援への取り組みは、素晴らしいものです。「保護者の一日高校生体験」や「生徒自作弁当の日」などは、面白いと思いました。しかし、それらの取り組みは、その学校ゆえにできることであり、簡単に真似できるものではないとも感じました。
1万人弱の保護者が、一同に集い、保護者としてやるべきことは何か、何が出来るかを、再認識しあえることが、この大会の意義でしょう。共有できたこのこころをどう伝え、どう根付かせていくのか、これこそが思案のしどころです。
全国高等学校PTA連合会大会北海道大会に参加しました(2011年8月28日に記す)
- 今年は、北海道の札幌の「北海きたえーる」を会場にして開催されました。大会テーマは「いのち輝け」。一人一人の命の尊さ・重さ、人と人の絆の大切さに向かい合う大会となりました。左の写真は、大会一日目の全体会の会場の風景。全国から1万人強の会員が集い、「いのち」を輝かせ「生きる力」を育てるというテーマで研鑽しました。
全ての動物は「命をつなぐ」ために生きている!
大会二日目には、前旭山動物園園長の小菅正夫氏の記念講演「命をつなぐ!!」がありました。動物は何のために生きているのか? ゾー、カバ、チンパンジー、オオカミなどを観察した興味新々なお話があり、動物はそれぞれやり方は違うが、只々「子供を産んで育てる」ために生きているのだということを、説得力のある内容で語られました。
「40億年もの長い間、数え切れない数の生き物が、命を繋いできてくれたからこそ、今私たちは生きている。今、生きているというのは、未来へ命を繋ぐバトンタッチなのです。」
地球交響曲第七番を見てきました!(2011年6月4日に記す)
第七番の第一回目の上映会は、昨年12月4日に浪速区民センターで開催された。それを見に行った時に出会った友人に誘われて、呉竹文化センターで行われた「龍村仁監督の講演と「地球交響曲第七番」上映会に行ってきた。上映の前に、「祈り」のセレモニーが行われた。僧侶による鎮魂の祈りと宮司による復興への祈りが厳かに行われた。
「地球交響曲」に出演する人の語る言葉には、何度聞いても、深く胸をうたれます。前回見た時、アンドルー・ワイル氏の語る自然治癒力の話に感銘を受け、アンドルー・ワイル著の「人はなぜ治るのか」を読みましたが、今回は更に注意深く耳を傾けました。「自然治癒力は、全ての生き物の中に備わっている。それを活かす道を選ぶべきだ。」「私たちの営みの全てが、地球環境に大きな影響を与えている。今、地球規模の意識改革が求められている。」
上映後、龍村監督の話がありました。
地球を救えるのは、私達一人一人の心
龍村監督は、「今、母なる星GAIAは悪性の肺炎に苦しんでいます。過激化する天候異変は、自らの力で病を癒そうとするGAIAの巨大な自然治癒力の現れです。そして、私達人類は、そのGAIAの心を担う存在です。」と語っています。地球が、いつまでも、全ての生命が健やかに生き続けられる惑星であり続けることを、祈りたいと思います。
原発は要らない!(2011年5月21日に記す)
奈良女子大学で行われた、小出裕章氏の講演「今だから考えたい―原発のこと、未来のこと」を聴きに行ってきました。300名が入れる大教室も立席承知で聴く人もあるほどの大勢の人が駆けつけました。住み慣れた土地から退去させられ、未だに解決の目処さえたっていない大災害をもたらしている原発は、もう要らないと思いますが、日本の政治は、どうして脱原発に向かって進まないのでしょうか?政治家は、菅政権の対応の悪さのみを声高々に言うだけで、肝心の日本の将来について語る人はおりません。テレビに登場する知識人も、反原発を口にする人は皆無。悲しい現状です。ここに集まった少数の人では、世論の方向を変えることは、まだまだできないというのが現実ということですか?
奈良女子大学
講演する小出さん
小出氏の講演の要旨
①原子炉を冷却することが最重要。ウランの燃えカスである放射性物質が「崩壊熱」を出し続けている限り冷却は必要。これに失敗すれば、メルトダウンが起き、水蒸気爆発が起こり、原子炉格納容器も壊れる危険がある。そうなれば、1年間で広島原爆の1000発以上の大量の放射性物質が生成されている原子炉の中枢がむき出しになる。しかし、冷却するにしても、冷却水は放射能を帯びるので、その始末についても対策が必要。
②原発がなくても電気需要をまかなえるだけの設備は、日本にはある。火力発電の設備利用率は50%、水力発電は19%であるのは、原発は一旦火を入れると昼夜問わず最大出力で運転しなければならないので、夏や昼間の需要を賄うための調整役としてもっぱら活用されているからである。火力発電の設備は、原発の発電量を全部カバーしたとしても、その設備利用率は7割とまりである。それだけの設備がすでにある。電力需要のピークは、真夏の数日数時間のみで、それを私たちが我慢すれば、容易に原子力から足を洗うことはできる。
③地球温暖化をはじめ、大気汚染、森林破壊、産業廃棄物など人類が引き起こした様々な災害を防ぐためには、何より必要なことはエネルギー消費型の社会を改めることである。あらゆる意味で原子力エネルギーは最悪の選択であり、エネルギー消費の抑制こそ最重要課題。そうでないと地球の将来はない。そのためには、贅沢な生活をやめて「小欲知足」の暮らしに方向転換することが求められている。
東日本大震災は、母なる地球からの警告!?(2011年5月3日に記す)
東日本大震災から早や50日が過ぎようとしています。復旧に向けて始動しだしたようですが、ここに至っても、福島第一原子力発電所の事態は、今だ先が見えない状況です。「工程表」が発表されましたが、どうも絵に描いた餅であるらしい。地震・津波は、天災であったが、原発災害は、正に人災であることが、明白になってきました。
ある会合に参加して、被災地で炊き出しのボランティアをされてきた人の話を聞く機会がありました。作ったご飯が被災地の人に満遍なく分け与えられているのか?本当に助けになっているのか?自活の道を阻害していないか?疑問をもったという感想がありました。
友人の吉田牧生氏は、「今回の災害は誰のせいでもありません。自然の法則なのです。人間には自然法則を管理することはできません。我々は自然法則に従ってできる範囲で努力して身を守って生きていけるだけの存在です。・・・何を失っても、心の落ち着きを失わないように、人格が乱れないように、心が悩まないように、努力することこそが、智慧ある生き方です。」と述べられています。この意見は、非常に重要な指摘だと思います。というのは、ややもすると、何かしなければならないとの思いのみが優先して行う援助は、お節介になったり、自己満足に終わってしまう面を持っているからです。自然の理にそって、どんな援助ができるのか冷静に考えてみる必要があるように思います。
ただ、地震・津波は天災だから防ぎようがないが、原発災害は人災だから、人類の文明のあり方さえ修正すれば防ぐことは可能だと思います。No More 原発! この方向転換こそが、賢い選択、自然の理と言うべきではないでしょうか。
東日本大震災は、現代文明のあり方、地球上に住まう人類のあり方に対する、母なる地球からの警告であると思われてなりません。自然を征服しえたという驕りや、自然を制御できると思う傲慢さを反省し、自然との調和をめざす方向に進んで行きなさいという、自然からの警告・メッセージと受け止めたい。
危険な原子力発電システムから、自然エネルギーを利用する発電システムへの転換、電力に頼った華やかな暮らしから、質素で素朴だが自然と調和した暮らしへの転換を志向することが、真剣に求められていると思います。
東日本大震災に、何ができるか?(2011年4月10日に記す)
東日本大震災でお亡くなりになった皆様には、心からご冥福申し上げます。また避難生活を強いられている被災地の皆様には、その御心労お察し申し上げます。朝のNHKラジオ放送ラジオビタミン(村上信夫と神埼ゆう子さん)を聞いていますと、空き住宅を提供しようという動きや、仲間から生活物資を集め車で現地に輸送している人などの話には、大きな希望を与えられます。また、多くの市民の皆さんの声援のメッセージを聞いていますと、人の心の暖かさに心打たれて、私も何かできないかと、行動したい気持ちで一杯になります。ほんとに何かをしないと・・・
先日、京都の友人から「いま何ができるのか?」をいっしょに考えましょうという案内をいただきました。急な呼びかけであったので参加できませんでしたが、「先日市役所に行って、栗の木の家を2家族に開放したい旨を話してきて、その手続きを済ませてきた」ことを伝えました。
福島第一原子力発電所の真相を理解しよう(2011年4月10日に記す)
また、別の友人からは、福島第一原子力発電所の現状についてのメールをいただきました。そのメールには、作家の広瀬隆氏が語っている「福島原発事故 メディア報道のあり方」の動画が掲載されているURLが紹介されていました。テレビで報道される原子力安全・保安院の情報のいい加減さに嫌気がさしていて、本当のことを知りたいと思っていたので、とても参考になりました。
インターネット上で検索したところ、多くの真相を入手することができました。石橋克彦氏(神戸大学名誉教授)は、すでに今回のことを予測されていました。京大原子炉実験所の小出裕章助教は「再臨界の可能性」を示唆されています。小出裕章氏の動画は、インターネット上にいくつも見ることもできます。(例えばここ)。小出氏は、科学的でかつ判りやすい説明をされており、大変勉強になります。また、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長は、原子力発電を根本的に考え直す提案をされています。氏の講演はここで見ることができます。
チャリティーコンサートに行ってきました。(2011年4月3日に記す)
私の知人であるNPO奈良EU協会の仲井秀昭さんが企画されたチャリティコンサートに行ってきました。多くの方が、この企画に賛同され出演されました。
シャンソンを歌うSetsukoさん
演奏する藤村久美子さん
今年は、大雪で幕開け。元旦早々、雪の中。(2011年1月31日に記す)
昨年の暮れの大晦日には、朝から降りだした雪が、見る見る間に20cmを超え、夕方には、30cmを超える大雪となりました。もうここに住んで4半世紀近くなりますが、多い年でも20cm前後の積雪しか経験したことがありません。特に、ここ2、3年は、降っても10cm以下の雪しか降らない暖冬でしたから、まだ雪が完全に姿を消さない1月の終わりにまた雪が降り、また一面の白色の世界になってしまったのには、喜びどころか、「今年はどうなっているの!」と空に向かって文句を言いたい気分になりました。地元の人によると、こんな冬は、40年振りのことだとか。下の写真は、雪に覆われた栗の木の家。
道も、車もすっかり、雪に埋もれてしまいました。軽自動車は、完全に車体まで埋まって動きがとれない状態。それでも、パジェロは何のその、これぐらいの雪でも平気、外出が可能です。頼もしい相棒で、手放せません。下の写真は、雪に覆われた道。(元旦撮影)
雪に覆われたポスト (元旦撮影)
雪を降らせた空模様 (元旦撮影)