自作オーディオ向け第2弾.電子ボリューム素子であるMUSES72320を使用した基板です.
オプションのバッファIC(BUF634)をつければヘッドホンアンプとしても使用できます.
写真の構成が標準構成です.(バッファICはオプション,OPAmpはOP275が付属)
オプションのバッファIC(BUF634)をつけた状態です.
写真の構成がオプション付です.(OPAmpはOP275が付属)
基板表面.DAI8416 Rev.1.0のときは片面基板のDAI8416 Rev.0をほぼそのままプリント基板にしたのに対し,
VOL72320 Rev.1.0は,最初から両面基板として設計したので,部品の密集度が上がっています.
今回は密集度を上げる為にPICマイコンをDIP品からTQFP品に変更.マイコンを画面の下に配置し,これにより,
ボリューム素子側にスペースを確保しました.
搭載できるOPAmpはシングル品(IC5L,IC5R)と,デュアル品(IC5)を選択可能.また,バイポーラ品,J-FET品にも,
JP1,JP2のジャンパ設定にて対応.
他機との接続テスト.
メインステータス表示画面.ボリュームモード,L,Rチャンネルの減衰/増幅度,ピークメーターを表示.
減衰/増幅度はデシベル表示を採用し,40連ピークメーターの表示範囲は-45dB〜0dBでピークホールド表示は
ON/OFF可能としました.
MUSES72320の設定画面.設定できるのは以下の通りです.
左右連動設定・・・左右連動,Lchのみ,Rchのみ
減衰器/増幅器制御設定・・・ノーマル(減衰器⇔増幅器自動切替),減衰器のみ,増幅器のみ
減衰器ステップ刻み設定・・・0.5dB,0.25dB(上記ノーマルモードの減衰部,上記減衰器モードのみ)
その他の設定画面.レベルメーターのピークホールドあり/なし,ピークホールドのリセット方法,
レベルメーターの戻り応答速度が設定できます.
EEPROM書き込み画面.設定項目をEEPROMに書き込み,次回起動時は保存された設定で起動します.
保存される項目は以下の通りです.
左右独立設定,減衰器/増幅器制御設定(但し増幅器モードは保存されません),減衰器ステップ刻み設定
ピークホールド有無.
SAVE VALUE SAVE FLAGは現在の減衰器/増幅器の値を保存するかどうかのフラグです.これをONにすると,
現在の減衰器/増幅器の値が保存されます.(例外的に増幅器モードが保存されます.)
また,ボリューム値はEEPROMに保存されませんが,それをカバーする機能として可変変化量ボリューム
機能を搭載しています.この機能は,つまみを回す速度に応じてボリュームの変化量を変化させるものです.
初期設定にも戻せるようにしました.
オプション(バッファIC)を搭載してのテスト時の状態.現状OPA627BPでテスト中.付属するOPAmpは
,OP275です.
テストで聴いてるイヤホン(XBA-C10)の調子が悪く,左右の音量がずれたため,皮肉にも搭載した
機能が役に立ってます(汗)
※上記の機能は,左右独立モードで,片側だけ変化させ,左右のバランスが整ったところで左右連動
モードに戻すと,左右の差を保ったままボリュームを上下させることができるものです.
(ちなみに最低もしくは最大にすることで左右の差はリセットします.)
VOLUME:MUSES72320
マイコン:PIC18F46K22
LCD:TG12864E-02A
OPAmp:NJM4580(ピークメータ用),OP275(ボリューム用,IC5),ボリューム用(IC5L,IC5R)は,付属しません(オプション扱い).
バッファIC:付属しません(オプション扱い).
デジタル電源:5V
アナログ電源:±12V
アナログ入力:1系統(ピンヘッダ)
アナログ出力:2系統(ピンヘッダ)
PIC18F46K22ファームウェア Ver.1.00(HEX)
※ファームウェアを書き換えるとEEPROMに保存されたデータは初期化されるので
書き換える前に設定を控えておいてください.
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