本文へスキップ

小児科・内科・アレルギー科(喘息・眼・鼻・皮膚)

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.0743-63-6688

〒632-0075 奈良県天理市西井戸堂町439-5

漢方薬は何に効くの?

漢方医学の基礎理論は陰陽五行説です。

陰陽説は、

「自然界の森羅万象を、天地・昼夜・男女・寒熱の如く対立する二元的自然認 識としてとらえる」思想です。

五行説は、

「身近にある 5 つの物質、木・火・土・金・水を通じて、すべての自然現象の 循環関係を説明しようとする」思想です。

薬草の配合

薬草は、配合により効能・効果が変化します。

この配合を分類し、整理してできたのが、世界最古の医学書「傷寒論(しょうかんろん)」です。

日本には、西暦 414 年に伝来しました。
室町時代になり五山の僧が明国に渡り習得、 江戸時代には日本の医学の主流となりました。
その後、吉益南涯の父・吉益東洞が「眼で確かめたこと以外は一切信じない」精神で大改革し、吉益南涯が集大成しました。薬草配合の効能・効果を「眼で確かめたもの」が、現在の漢方薬です。

漢方治療の大原則は、患者の「証(しょう)」に合わせて治療することです。

証とは何?

例:葛根湯(カッコントウ)

江戸時代のヤブ医者の代名詞、カッコントウ医者で有名な何にでも効くという葛根湯の証は、 「頭痛発熱シテ、悪寒シ、項背強バリテ汗ナキモノ」です。

効能・効果で言い直しますとと、
「自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるもの」です。

ツムラの漢方薬 には 132 種類の薬があり、
それぞれに、「証」に近いものが、「効能又は効果」として記載されて います。


証が合えば劇的な効果を示すものが漢方薬と言えます。
西洋医学の進歩により、何でも治せそうな時代になりましたが、それでも西洋医薬と比較しても
劇的な効果を示すことが多々あります。
西洋薬で症状が治まらない場合、西洋薬の 効果が今ひとつの場合、
副作用などで西洋薬が飲めない場合、などが漢方薬の出番です

たかはしファミリークリニックたかはしファミリークリニック

〒632-0075 
奈良県天理市西井戸堂町439-5
TEL 0743-63-6688
FAX 0743-63-6688