間伐は一般的には、杉については、16〜20年より行い、40年頃までは3〜5年に1度、70年頃までは7〜10年に以後10〜20年に1度の割で行われます。
小径木時の30年前後位までは主として保育を目的に行われ、その後は木材の利用を目的として間伐されています。
桧については、杉より遅く20〜25年と30〜35年に2割強程行われ、それ以後は成長に応じて行われています。
吉野地方では、木材需要の全盛時には、おおむね主として皆伐(かいばつ)方法がされていましたが、木材不況の現在では木材需要に応じて、段階的な伐採方法いわゆる間伐により伐採が行われています。
健全な森林作り、森林保全の必要、自然環境保全からも、より以上の間伐材の需要が期待されています。
吉野のわりばしの材料である杉、桧材も間伐材として認められ、
「吉野のわりばし」が、間伐材有効利用商品として認定された「間伐材マーク」を取得し、間伐材の建築用途の残りの端材を有効利用して、わりばしを製造する事で、資源のリサイクルの役割を果たしています。