作り方組合 森を守る!「吉野のわりばし」
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美しい吉野の森
人と地球に優しい木
タイトル
約五百年も昔から、吉野地方で杉や桧(ヒノキ)の苗木が育てられ、植林されてきました。これは日本で最も古い林業の歴史なのです。みごとに手入れされた山々には、先人達がここで暮らしを支えていくために積み重ねてきた、伝統的な植林技術が生かされています。
では、 林業を通じて吉野の美しい森がどのようにして育てられているのか、皆さんとご一緒にみていきましょう。
吉野の美林
1本1本の苗を植林し、多くの手を加えて育てられる森林。
永年、森林として自然を守る役目、伐採され、木材としての役目を果たすリサイクル品。
森林の貴重な卵です。
地拵え
木を植え付ける場所をつくるため、枯枝や下草を集め全て燃やします。これらを燃やした跡に残る灰は肥料となり、森に栄養を与えます。
苗木の育成
植林するための苗木を30〜40cmになるまで、丁寧に育てます。
植林
成長した苗木を1本1本手作業で植えていきます。根元と土の間に隙間ができない様、根の回りには土を十分入れ、上からしっかりと踏みつけて固定します。
[1〜7年生]下刈り、つる切り
苗木が雑草に隠れたり、植物のつるに巻きつかれて育成が妨げられない様、雑草やつるを草刈機などで刈り取ります。
[8〜30年生]枝打ち
節目のない上質な材木を作るため、『枝打ち』によって余分な枝を切り落とします。8年生前後から始め、まずは地面から手の届く範囲の枝を落とし、その次の段階としてムカデ梯子などを使って、さらに上の枝を払います。
[10〜35年生]間伐
植林してから10年以上経過すると苗木が成長して混み合い、日光が十分得られなくなってしまいます。そこで、曲がってしまった木や他の木の成長を妨げている木を間引きます。
[50〜70年生]収穫
植林後およそ50〜70年たってから、利用用途にあった木材を伐採します。
製材
製材所で木を四方に切り落とし、中心部は主に柱など建築材として出荷され、残りの部分は『わりばし』等に加工されます。
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