作り方組合 森を守る!「吉野のわりばし」
わりばしについて 間伐材とは 森を育てる お箸のお話 わりばしの歴史
タイトル
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実は吉野なのですよ。 吉野では建材を取ったあとの端材がたくさん残るので、それらを有効に活用して『わりばし』が作られたのが始まりです。
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意外と知られていませんが、明治時代になってからなんです。当時は酒樽を作って残った端材から作られたそうです。 余った木材を有効活用して作られるので資源の再利用にもなり、日本のヒット商品となりました。
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『わりばし』を作る過程で残った角材をお風呂に入れることもあります。木の香りを楽しみながらの入浴は最高です!また、冬など寒い季節にはホッカホカで、まさに贅沢のきわみです。
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お客を招く時は、吉野地方より取り寄せた赤杉の角材を、自分でお客の人数分の箸を小刀で削って作ったそうです。
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『わりばし』を発明したのは一体誰なのでしょう?もともと箸は一本づつばらばらで作られていたのですが、吉野出身の小間治三郎という箸職人によって現在の一膳揃ったものが発明されました。
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建武の昔、後醍醐天皇が吉野皇居におられた頃、吉野の里人が御料として杉箸を献上したところ、吉野杉特有の高雅な光沢と芳香が大変気に入られ、朝夕ご愛用されたそうです。
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日本で1年間に使用される木材の比率は、建築用約60%・紙製品約34%で、『わりばし』として加工されるのはわずか0.4%にすぎないのですよ。
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フォークとナイフにテーブルマナーがある様に、わりばしにも作法があるのですよ。わりばしを割る時はおへその上辺りで横にして、上下に引っ張り、使い終わった後は、袋を三角に結んで穴を作り、そこに2本揃えて入れます。さあ、皆さんもチャレンジしてみましょう。
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古代、一度使用した箸にはその人の『霊』が宿ると信じられていたのですよ。そこで、古代人は使用後の箸を粗末に捨てると災いが降りかかると考え、神前に供えたり、水に流していたそうです。
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吉野地方では、室町時代から杉の植林が川上村で行われたといわれています。
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豊臣秀吉は大阪城や伏見城をはじめ、畿内の築城建築に吉野の杉を大量に使用していました。
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国産のわりばしで、吉野地方で生産されている元禄箸・天削箸・利久箸は代表するわりばしです。
現在、吉野地方で生産されている主なわりばしについてはこちらをクリックして下さい。
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