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シンプルな杉の家

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改装後

改装前

古民家の改修

古民家、とくに農家型民家においては間取りと構造の整合/一体化が完結しており、現代風の間取りに変えることは構造的に難しいといえます。町家は農家型ほどではないにせよやはり構造的な制約は大きいです。

そもそも古民家は変えれば変えるほどにオリジナルのもつものを失っていきますから改修計画は慎重におこなわねばなりません。

古民家の改修工事は家の状態/傷み具合が家によって異なるうえ、どの程度手を入れるのか?、耐震改修をするのか?、予算は・・・etcもお施主さんによって様々ですから、設計料については新築の設計のような基準を設けずに個別に相談させていただいています。

古民家調査隊「Team 古民家」は全国どこでも参上します!

古民家調査中

 古民家の床下/柱

古民家の床下や柱の根元は地盤の湿気や白蟻の被害によって腐っていることがあります。
特に山間部に建っている場合は地盤の水位が高いことが通常なのでたいていは傷んでいます。

三重県

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兵庫県

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↑ 根元が腐った柱

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← とても状態のよい床下&大黒柱の根元

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→ 床下の状態はよくても床の水平は保たれていないことが多いです。

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← 床&床下の  全やり替え

← シロアリ被害はときに屋根付近までおよびます!

 土壁

土壁は湿気をふくんでゆくことで強度を失っていくことがあります。指で壁の表面を押してみてブヨブヨするようであればその土壁は地震に対する耐力要素とはなりません。

また室内から見て床から天井まで「壁」に見えても床より下や天井より上に土が塗られていないことも多々ありますので天井裏や床下を覗いてのチェックが必要です。

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← ねずみが土壁内で暮らしていた!?

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← 竹小舞が荒く織られ土の押し込みが足りないと片面剥落が簡単に起こります。

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 屋根

茅葺き(金属等をかぶしたものも含む)の場合、茅が残してあるかどうかで夏の室内環境は大きく変わってきます。もちろん茅は残っている方がいいのです。

瓦葺きの場合、下地に土を使っているかどうかで家の重量が変わる=家の耐震性能が変わります。

耐震性能/保有水平耐力を構造計算により確認した結果に応じて下地の土を降ろして引っかけ桟瓦葺きや金属屋根葺きに取り替えることがあります。

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↑ 家の裏側に山の斜面が迫っている場合には庇が傷んでしまっていることが多い。

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↑(上3枚) 瓦葺きを金属板葺きに改めた例・・・元の造形がよければ佇まいは良い。

← このページtopの家同様に土を降ろして引っ掛け桟瓦葺きとした事例。

 耐震改修/限界耐力計算法

大抵の古民家は柱が石の上に載っていますが(「石場だて」といいます)、こういった建物の構造計算には限界耐力計算法を用います。

この計算法では鴨居の上の小さな壁や大きな柱と梁の長ホゾを用いた接合部等の耐力を考慮できるので、古民家の耐震性能を評価するのに適したものです。(一般的な壁倍率法では考慮されない)

古民家は町家と農家型住宅とでは構造様式が大きく異なります。
とくに農家型住宅の場合、鴨居上の小壁が連続し、かつバランス良く配されているもので、これは耐力上とても重要なものですから改修に際しては極力さわらないようにする方がよいです。

実際の古民家の耐震改修工事では耐力要素の劣化具合を調査/評価し、それをもとに限界耐力計算法を用いて必要な耐力要素の量を求め、必要に応じて耐力要素を増やしたり重量を軽くする等の措置をとります。

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