中村茂史一級建築士事務所 | ||||||||||||||||||||
嵯峨野の家 | ||||||
敷地は京都でも有名な観光地・嵯峨野にあって、戦後まもなく建った長屋の一部。四軒長屋の一部を切り取り解体して建てるという工事で敷地の間口は隣家と共有する柱芯間で3.63mということで大工さんの気苦労の多い難工事であった。(実際、お施主さんの話ではある著名な?設計士は「こんな小さな家はやったことがない」といって断ってきたそうである。) 内容としては「シンプルな杉の家」の仕様通りで夏涼しく冬暖かい家になったようだ。また家を訪れる方の多くが色々な面で驚かれておられる。 お施主さんがまとめてくださったのでここに一部抜粋してみます。 | ||
●屋根について | ||||||
2003年夏の報告です! 少し蒸し暑い日だったのですが,家の中は木が湿気を吸ってくれているおかげでサッシを少し開けて風を通すだけで涼しくなりました。クーラーのようにガンガン涼しい(寒い?)のが好きな人には向いていないかもしれませんが私の家族は皆冷房が苦手ですのでこんな夏の過ごし方はとても体にもよくて気に入っています。 | ||||||
写真上:鴨居より上を漆喰塗りとしている。目より上が明るい感じなっていい。 | ||||||||||
2004年2月再訪 | ||||||||||
これから新しく家を建てられる方と一緒に久しぶりの訪問です。この3月で竣工以来丸二年ということで外壁の焼き板の炭もわりと落ちてます。 | ||||||
一番上の写真より少し外壁が薄い感じになってますよ。 | ||||||