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中村茂史一級建築士事務所

パン工房のら

名古屋の家

青い空!

「朝陽と夕陽の見える家」
こういうタイトルの曲が矢野顕子さんのにあったように思う。なんとも素敵なタイトル。
色々なお施主さんの色々な土地に設計してきたけれど今回はとびっきり景色のよい気持ちのいい土地だ・・・というのも、その土地は尾根に位置していたのだ・・・なんだか小説の文章みたいになってきたけど、棟上げ当日、奈良の設計士は朝陽こそ見損なったものの、夕刻には遠く西の彼方の山並みに沈んでゆく太陽をしっかと最後までくっきり見届けることができたし、なななんと、そのすぐ後には東の空から「遊園地の観覧車の上半分」みたいに派手な?色をしたまん丸のお月さんがのそのそと持ち上がってくるのを、2階の特設宴会場から見ることができたのだ。

それにしても見晴らしの良い土地で、2階から見渡さなくともどうやらここらへんが名古屋市内で最も高い位置にあることが了解される。

かような敷地条件にあっては伊勢湾台風みたいなすごい台風がいらっしゃったら、そりゃあもお屋根が飛んだり部屋内に雨が吹き出したりするのは必定と思われたので、設計士としては外壁を全て「大壁」とし、建ぺい率のこともあったけど軒の出はいつもよりはほどほどに抑えられたのでありました・・・。

それにしてもここまで絶景を楽しめるとはお施主さん共々予想していなかった呑気な設計士でありました。

棟上げの実況中継

電線の間をくぐるようにこの日の朝に徳島から届いた板材が現場に搬入されていく。

すでに2階の床組は終わって2階の管柱が立てられていく。

前日、前々日と「吹雪」だったのが信じられないくらいの終日雲一つない快晴でありました。

「かけや」の音がこだまするのも木の家ならではでごんす。

みんなでなかよく一緒に「木殺し」。杉の家ならではの木を叩く音が心地よい。これが聞こえない現場は怪しい。

「木殺し」とは杉の表面を叩いて凹ませることで仕口納めを楽にする技で、杉を扱い慣れないとこはこれをしない。

棟梁のなかむらさん。人差し指を骨折中なのにがんばってくださいました。ところでサツキとメイの家で有名なんです。

今回の棟上げの助っ人さん達は愛知/岐阜県の各地から来て下さいました。みんな気のいい木の家の好きな職人さんです。

屋根の桁やつなぎ梁がおさまりました。お次はいよいよ棟木、登り梁と続きます。

ちょいと遅めの休憩。車座になってみなさんの現場の話し。

ちょっと汚れが付いたような梁はすかさず大型電気鉋で削ってしまいます・・・気を使ってくれる丁寧な仕事です。

いよいよオーラスの登り梁をおさめていきます。夕陽が当たって色っぽいかんじ・・・。

お施主さんのお子さんのアイハル君がさっそく大工の修行に入りました。

沈む夕陽の証拠写真。

日没までに全ての構造材がおさまってメデタシメデタシ!これから野地板が付いてさらに家らしくなってきます。

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2006年11月12日

前日は嵐のような悪天候だったのに今日は抜けるような青空!

上左:檜の一枚板カウンター・・・クリーンハイキが仕込まれていて対面キッチンの全面が開放されてます。(注:図面は「はぎ材」)
上右:既製品をうまく使って杉製のキッチンを作っているとこ

中左
:階段の段板は鼻栓締め。「シンプルな杉の家」は階高が普通の家よりも低いので階段も緩やかで登りやすいのです。
下左:息子さんがさっそくベランダで憩ってます・・・
下中:若いけど優秀で格好いい左官屋さん・・・本当の職人さんがやっと正当に評価され始めだしたようにおもいます
下右:二階のヴェランダから東の方を見るとこんな感じです

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2007年2月4日

お引っ越しが終わって間もなくて荷物がごったがえしているにもかかわらずお邪魔してしまいました・・・。ので、あまり写真はなし!

 さっそくですが、住み心地についての感想・・・
 
「越して早くも一ヶ月すぎました」
片付けはいっこうにすすみませんが、冬の住み心地はだんだんわかってきました。寒いときは寒く、暖かい日はあたたかで、当たり前のことが肌で感じられます。寒くても、なんとなく冷たくなくて、気に入っています。今年は暖冬なので、もっと寒い冬がどうなるかわかりませんが。

については、家中の音が聞こえますが、これが気に入っています。だれが何をしているか察しがついて安心です。3人家族ということもあると思いますが、音がうるさくて気になるということはほとんどないです。

設計段階で、家の真ん中の階段、ということを音や暖房という面で、どうなのかな〜と考えた時期がありましたが、今となっては何の問題もなく、この間取りにしてよかったと思います。階段が自然吹き抜けとなっていて、一階と二階の間で、空気と光が移動して、一つの空間として感じられます。階段が緩やかなこともあり、二階が遠いと感じることはありません。

階段の周りを回遊できるような間取りになってます。(もちろん写真ではわかりません)
きっと今頃は壁際の棚に新しい
iMacが置かれています。

Yチェアって骨太ですね。仕口の加工もしっかりしてそうで杉の家とどっちが長持ちするか???

子供達はすぐに遊びだしますが、アイハル君は3枚の折り紙を組み合わせて作る特殊な独楽を教えてくれました。

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