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中村茂史一級建築士事務所

パン工房のら

甲陽園の家

正月なので緑がね。

西宮 甲陽園の家


土地。

で、ここぞとばかり全室南採光をめざして総二階部分が梁間2.5間・桁ゆき7間の東西に長〜いかたちになった。

延べ床面積42坪は決して豪邸というわけではないが、軒の出が深いと屋根が大きくなるので同じ床面積の家よりも二回りほど大きく見える。固定資産税の評価に軒の出についての項目がなくてよかった。

広ーい居間・食堂。
骨董品が実用的に飾ってあって?、ギャラリーみたい。

お施主さん命名

こちら壁は青森ひば。
確か注文は一等材のはずだったけどな〜???

トップライトのおかげでえらい明るいです。

恒例!お施主さんのコメント

梅雨の季節に威力を発揮するとおっしゃった通り、さらさらです。暑がりの私が窓も一日中開けず、夜も薄い掛け布団が心地いいです。1Fのひのきの床も気持ちいいですが、2Fの杉の床もとても気に入っています。

あったかくて暑くなく、柔らかで柔らか過ぎず、ストレッチするのに最高!
最近雨が続きましたが、「蒸し暑い」なんて会話は我が家ではありません。

お風呂場も却って窓は閉めたままの方が良い場合もあります。

もちろん、湯上り直後は換気扇を少し回して、3つの窓をこまめに調節していますが。

掃除機入れ場やクローゼット(ネクタイ掛けとか紳士ものが・・以前の家が収納量がおおかったので)など、今時の家ふうではない点はありますが、そこは工夫と生活態度ですよね。

先週の暑い日曜日、友人三名(あとで追加4名)が駅から坂を登って来たのですが、家に入って、「冷房してるのかと思った」と。夜も良く眠れ、なにか大きな安心感と清潔さにつかず離れず抱かれているようです。

早くも感想第二段届きました!

昨日、夫婦三組、計6人迎えて5時から10時過ぎまで宴会しました。
みな家を気に入ってくれ、「西宮じゃないみたい」、
「立派な木」、
「2Fの床が素敵(女性)」、
「2Fの天井と壁がよい(男性)」、
「建具がいい」、
「木目がいい、特に大テーブルと玄関の台!」、
「天井明り取りがいい」
「床の間の窓がナイス」
「何もかもいい!」と絶賛でした。

うち1人の15年来の私の友人(女性)が、
「あなた、建てる前とっても暗い顔してたけど、それじゃあ満足なのね?!」と聞くので、「勿論よ!」

大きな広い窓も気持ちいいし、台所も使い勝手いいです。雨の日風の日、太陽光線、木と屋根、壁が守ってくれていると実感します。こつこつ仕事していた大工さんたちが目に浮かびます。

私は乾燥しやすいたちで、手や足裏がかさかさしやすいのですが、あぶらを塗った木の床を裸足で毎日(私が1番滞在時間長いです!)歩いているせいか、特に足裏がすべすべつるつるです。

2004年正月の訪問
「甲陽園」はうちの奥さんの実家からチャリンコで行ける距離なのでお正月帰省のついでにちょっと訪問しました。
竣工してから敷地の前の空き地に建て売り住宅が3軒も立ち上がりましたが南傾斜の雛壇造成地なので陽当たりに影響なしでよかった。
道路に面した傾斜部分には植樹がなされ、庭の東南は立派な家庭菜園となり、家の方は夏涼しく冬も意外に暖かいとお褒めの言葉を頂きました。
近所に元宮大工さんが住んでおられてちょくちょくお茶を飲みに来られては家のことを誉めて下さるとか・・・。

庭にパーゴラも完成。
手前の斜面もそのままにして植樹されたのがよかったと思います。

南からの写真は撮れなくなってsしまいました。うーん残念!

門から玄関までのアプローチにはコンクリートで石を並べたように廃してみました。

我が家はちょうど1年経ち、ますます住み心地いいです。
半月前だか、突然ものすごい蒸し暑くなった時も、家の中にいると全く感じず、外出して初めて下界は湿度高いのねーと思ったぐらいで・・

ここ2,3日、日中30℃近いようですが、窓は全部閉めてまして、却ってひんやり快適です。

初めてのお客様は、今でも、入るなり、
「わあー、いい香り!」

前の斜面は今や花盛りで、菜園も、食べても上げてもおっつかないくらい良く採れます。

*入居一年目の報告です。

今年の猛暑も、クーラーなしで過ごしました。朝から昼、午後にかけて、東南の雨戸は閉め、日中もガラス戸を閉めた方が過ごしやすかったです。天窓は大活躍でした。

北側は涼しいのですべての窓を(網戸にして)全開、西日の差す時間帯はこまめに閉めました。土地柄もあるでしょうが、夜も扇風機のみでよく眠れました。地震も台風の嵐も、びくともしません。(私は揺れている最中も気付かなかったくらいで・・)

まだ、訪れる人が「木の香りがする」と言います。今日は又暑かったですが、先日来急に寒くなった日でも、この家の中に居るとほんわかあったかいので、つい、裸足・ノースリーブ姿で出掛けると、戸外は案外寒かったりしてびっくり。(後略)

*猛暑と言われた2005年夏の報告です。

*設計士の注:敷地は標高がやや高く裏には森林公園がひかえておるような立地なので一般的な敷地ではここまで涼しい家にはならないとお考え下さい。

*ちょっと早いけど2006年の夏

ご無沙汰していますが、お陰様で快適に過ごしています。じめじめした梅雨の最中は、例年通り、窓など閉め切って、木が湿気を吸い取ってくれるのでサラサラで過ごせました。最近の猛暑(ちょっと早いですが。。)は、適当に窓類を開け閉めして、相変わらずノーエアコン!で過ごしています。

ただ、音がよく響きすぎるのは難点ですね。だって個室で電話しても(はっきりとではないですが)階下まで聞こえてしまうのです。来客時に、2階の物音がかなり響いてくるので、「何の音?」と聞かれます・・・・
子供が小さいうちはいいけれど・・・

3年目ですが、まだ客人が「いい香りですね!」と言われます。我々には、もうあまり匂わないので、不思議なような、ちょっとうれしいような・・

この辺りも新しい家が増えました。でも、こういう木の家は全くありません。不思議で、悲しいですね。

2006年10月14日

おおよど3年が経過したところでお邪魔しました。
着いてそうそうに驚くべき事が!・・・カーポートの屋根になんとブドウがなっている!!

して、さっそくいただくとこれがまたバカみたいに美味しい!!! もぎたての美味しさということもあるけど酸味があって、甘いだけの今どきのブドウとは違う素直な味に感動!

150坪もあるのに家の周りは木、草花と野菜で覆われている。これは理想的状況ではないだろうか。残念ながら若いお施主さんの中には木の家には関心があってもそこで終わってしまっている方もおられるので・・・ここは全くお手本のような庭?であります。

ついでながら、家の網戸が掃除の必要がほとんどないのもこれだけの草木のおかげと思われるのです。

お施主さんと一緒に写っているのは設計者ではないのです。

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2010年の夏・・・

2010年の夏はもう無茶苦茶に暑かった・・・。
でもお施主さんは今年もエアコンなしで乗り切られました。
深い軒、庭の植樹、木の調湿性、すぐ裏の森林公園・・・理由は多々考えられますがとにかくエアコンなしはすごい!
それにしてもこの夏エアコンなしで過ごされた方はみ〜んなお施主さんでしたぞ!

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このページの上の方を見ていただければどれだけ緑が育ったかよくわかりますね。

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庭もすべて畑と実のなる木々でおおわれてます。今年もブドウはたっぷり収穫。ほかに数えきれないほどの果実が・・・。

日没までお邪魔してました。

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