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中村茂史一級建築士事務所

パン工房のら

調布の家

東京の家

初めての東京遠征・・・しかも?店舗併用の計画。ただしそのお店の方は工事がこれからということでまだ写真の方は後日完成後ということで。

敷地は「ここは東京?」というくらい緑の多い地域で、目の前は広大な緑地公園になっており、関西ではなかなかお目にかかれないような巨大な雑木が見事に育っている。かような環境であればいかに東京都内とはいえ、さすがに地価はかわいくないけど気温や湿度は真夏でも夜はちゃんと涼しくなり快適に眠ることができるというまことに恵まれた土地なのだ。

設計内容はというと、行政による建坪率などの用途地域の見直しが遅れているとかで土地面積に比べ異様に厳しい制限がかかっていたため、

 家を裏から見た写真・・・手前の車は北隣家の車です・・・お店の方は工事がこれからということで正面からの写真は後日

合法的な床面積(約25坪ほど)に家族5人の暮らすスペースとお店を計画するのは困難をきわめた・・・ということは特になかったが、建坪率の関係で軒の出をいつものように確保できなかったのが唯一悔やまれるとこなのでした。

延べ床面積で25坪に家と店の機能をもたせるって、一般的な間取りではなかなか考えにくいかもしれないが、いつもは設計しない小屋裏も今回はしっかり用意して全体的に廊下のないシンプルな構成でまとめることでたいへん居心地のよい快適な家に仕上がったと設計者は思っているのでした。

お店の方はまたいずれご報告。

 食卓は棟梁が杉の床板残材でこしらえた特製で脚の長さが二段階に調節できるだけでなくデザイン的にも非常にシンプルかつ洗練されたもので驚かされた!

→ インターネットで家族が使うパソコンやファックス電話などを置いた作りつけの机

 定番となりつつある木製キッチンだが各家によって内容はかなり異なる。どの宅でも置き場に困って捨てるにすてられず困るのが電子レンジ・・・。
拙宅のキッチンにあって使いやすかった「コンロ周りのバー」はやはり好評。オーブンは日本製ではなく内部が非常に大きくとられたもの。

 子供二人分の寝間は天井高さが最大で1.4m近くの三角形の空間で、一般にいう「小屋裏」とは少し異なり階下?の子供達の共有空間と吹き抜けで一体につながっており、各人にそれぞれ約4畳ほどの広さがある。ちなみにこの空中寝床は中学生の子供達に大好評だ。(1階から階段を上がるとそこはそのまま子供達の空間になっており、その奧に両親の寝室が位置する。)