京都の鋳師

京都府南丹市在住の鋳師(いもし) 山本啓二の作品を公開しています。ほぼ金工のお仕事です。

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鋳込み : いこみ

 パンフレット作成の為、鋳込みを撮影しました。鋳込み前の様子です。

砂型を砂場に埋める

 土間に砂型を埋め、金属を溶かし湯(ゆ)を沸かします。湯の量は、中子(なかご)の制作で使った油土を目安に重さを決めます。

中子制作で使用した油土を量り、おおよその金属量を調べる

金属を量る

坩堝の中に金属を入れる

 鋳込み用の杓(しゃく)も、炉(ろ)の上に置き、温めておきます。

鋳込み用の杓を熱する

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 次は、鋳込みの様子です。

るつぼの中を熱した鉄棒で攪拌する

杓を下ろして脱泡材を入れる

 ガスなので1時間程度で湯が沸きます。脱泡材(だっぽうざい)を入れたり、アクを取ったりして、純度の高い金属にします。

灰汁とり

湯が沸いたので、砂型の口を開ける

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 湯が沸いたら、炉を傾けて杓に湯を流します。

炉を傾ける

杓に湯が入る

湯の温度を下げないように、太く入れる

残りの湯を継ぎ足す1

残りの湯を継ぎ足す2

残りの湯を継ぎ足す3

 杓の上のアクを、灰(はい)で絡めて棒で取り除き、湯を砂型に流し込みます。

上に浮いている灰汁が砂型の中に入らないように灰にからめる

鋳込み1

鋳込み2

終了

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