秋の例会に参加して
溝口 和 (大阪市)
奈良公園の木々が美しく色づき始めた11月10日(木)、奈良ホテル金剛の間で「元気に百歳」クラブ・関西第9回秋の例会開催。和やかな雰囲気の中、大澤代表の「皆様との暖かいご縁を大切に」との挨拶ではじまりました。
和田本部代表からクラブの設立の経緯や全国的な組織であることを説明され、お互いに協力しクラブの益々の発展をとご挨拶を頂きました。
第1部 講演では、クラブが掲げる「いつまでも輝いて生きる」をテーマに、太田富雄先生(大阪脳神経外科病院名誉院長)が、加齢は自然現象であり、その人なりの天命とでもいうものがあるのでしょうが、心の持ち方によって、身体的にも精神的にも健やかに楽しく暮らすことが出来る。そのためには食事をきちんととる。人とよく話をする。しゃべることはとても大事なことで、人との交流も深まり友人も増えるでしょう。時には本や新聞を声に出して読む。体操、散歩など体を動かすことも大事。又趣味を持つなど健康で心豊かな日常生活を過ごせるよう努力し、心安らかな老後を楽しく生きていきましょうと教えて下さいました。
第2部 食後、クラブ誌12号執筆者の紹介に続き、アトラクションは、「歌に生き 夢に生き」~マンドリンの友と共に~と題して、岡村光玉先生(声楽家 失語症・声楽発声研究所主宰)が、50歳で脳内出血、56歳で脳梗塞と二度も大きな病気を克服し、オペラ歌手として奇跡的に復帰し活躍された、ベルカント唱法によるその貴重な体験をご披露して下さいました。毎日毎日のたゆまぬご努力には「ようがんばらはったなあ!」と深い感銘を受けました。賛助出演の方々によるマンドリンの素晴らしい演奏と共に感動のひとときを楽しませて頂きました。
ピアニストの柴田翠先生には、会の初めから美しいピアノ演奏を聞かせて頂き、会場の雰囲気を和ませて頂きました。最後はみんなで「故郷」、「今日の日はさようなら」を輪になって歌いました。
実行委員長百木貞雄氏の閉会のご挨拶をもって、第9回例会は終了致しました。来年は設立10周年、ひと区切りの年になります。お元気でまたお会いしましょう。実行委員の皆様、ありがとうございました。
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