中村茂史一級建築士事務所 | ||||||||||||||||||||
堺の家 | ||||||
東・北・西の三方を道路に囲まれている。 | ||||||
堺の家 II お子さんが三人で家族が五人。これで延べ床面積30坪弱。 工務店は河内長野の家と同じなので棟上げはまたまた平均年齢が動きの違う二十代! またまた一日で棟が上がりました。 棟梁は今や家族ぐるみでお友達の北沢さん。実はこの方、田舎暮らしがしたくて東京から引っ越してこられ、和歌山県橋本市に杉の家を建てて暮らされているのです。 |
くわえて今回はお施主さんの強い希望により土壁となりました。仕上げを中塗りにしてしまえば厚板の壁と費用的には大差ないことがわかったことも大きな副産物?でした。 1階は将来的にこの階だけで暮らせるように、2階は三人の子供達が臨機応変に暮らせるように間仕切りなしのワンルーム。最終的には細長い個室が三つできるように仕掛けてあります。 | ||||||||||
青空バックでなにやら青春ドラマのワンシーンと見まがうような・・・。この日は作業中のみ雨がやんでくれました。 | |||||||||||
パン屋さんの仕事をのぞき込んでいるのはお施主さんの息子さん。 | |||||||||||
若い衆のみなさん。 | ||||||||||
今回は道路斜線のために高さを抑える関係で「通し柱構法」としたため三方差しの部分ができたのです。 | ||||||||||
玄関上の鴨居だけめずらしく梁に背割りを入れてもらいました。 | ||||||||||
北側から見た立面。 | ||||
丁寧な刻みをして下さいました棟梁の北沢さん。江戸っこです。 | ||||||
屋根の上のお施主さん。こんな景色は今しか見られません。 | ||||||
南庭部分から見た更地状態の敷地。 | ||||||
棟上げを祝う儀式? | ||||
EBISUの瓶をラッパ飲み | ||||
三人の子供達はこれから竹の小舞いを編むことになっております。 | ||||
*土壁の下地となる竹小舞いを編む | ||
竹の小舞いを編むのは奈良・大和高田市内にある竹屋さん{山本竹材店)。使用した竹は国産だけど、防腐・防虫処理がされていた・・・ということは切り旬とか関係なしに伐採しているのかな? ちなみにこの丸竹は種子島が昔からの産地で、これが茶室用となると一本あたり500円もするんだそうな。(ちなみに中国製は30円!) | |||||||
竹を作業中に置いておく入れ物 | |||||||
土壁というのは色々な意味で本当に優れてますね。関西では奈良県、三重県、和歌山県内であればかなりリーズナブルに施工できる・・・落とし板とさほど変わらない! 今回のように大阪府内でも、奈良の工務店から比較的近い場合はなんとかなる。 | ||||
三女さん(写真下)は土をコネコネしてくれてます。お父さんも居間の外側の壁を塗ってます。プロの仕事ではたったの二日で塗り終わりました。土をポンプで送ったりしてちょっとだけ近代化してます。昔は本当に重労働だったのです。 | |||||||
竣工したての現場 | ||
i石の仕事・・・はてさてこれからどーなるのかワクワクしてきます。(あと半月で完成予定らしい) | ||||||||
立派な玄関・・・ではなく無双窓のついた勝手口なのです。 | ||||
大工さんに作ってもらうキッチンセットは最近みなさんこちらがお好みのようで・・・。シンプルで安くて無垢材で言うことない!? | ||||||
建て替え前の家では暗かった部屋が東南向きの陽当たりのいい「食とくつろぎの間」に変わった! | ||||||
2005年1月の訪問記 | |||||||||||
敷地南側から写した写真。 | |||||||||||
外構は奈良のデザイナーNOISE(ノイズ:Tel 0742-52-3162)の柿内さんが担当された。 | |||||||||||
<配置図> | ||||||||
この井戸のような石作りのものはなんと「散水栓」であった・・・。 | ||||||||
これは・・・薪置き場で下はスノコ状になっている。かっこいい。 | ||||||||
お施主さんがお茶をされるということで・・・石と水だ。 | ||||||||
家の中 薪ストーブはもの凄い遠赤を出しているらしく、ストーブ周りの床はポカポカで床暖房よりもはるかに心地よい暖かさだ。 | ||||||
実際はもっと明るかった。 | ||||||
ご飯を食べたり遊んだり寝そべったりパソコンを見たり仕事をしたり・・・家族全員がコンパクトな部屋で色んな事をできるのは楽しい。健全なわが家を作る秘訣かもね? | ||||||||||||||||||
将来の寝室兼茶室。 | ||||||||||||||||||
木には木、草には草・・・これはある「ほうき屋さん」の話しです。 | ||||||||||||||||||
これがその薪ストーブです。ラジアントストーブも似たような暖まり方をしますが、床方向や火力は薪ストーブにおよびません。 | ||||||||||||||||||
2006年3月の訪問記 | ||||
子供達が女の子だけだと割合と仲良くいっしょに過ごしてくれるようです? | ||||
2006年10月の訪問記 | ||||||||||||
いい感じに緑が配されてます。 | ||||||||||||
ベランダ手すりがあまり変色しないのは深く垂れ下がった専用の庇に覆われているためだろうな。 | ||||||||||||
北側から。 | ||
2008年9月の訪問記 | ||||
写真上、中左、中右 それぞれの空間は3畳くらいでありまして、隠れ家とか秘密基地のような雰囲気のある素敵な空間になってます。 | ||||
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