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中村茂史一級建築士事務所

室生のハナシ

2005年春
2005年夏
2005年番外編(採蜜)
2005年秋
2006年夏
2007年春

愛車チネリで記念撮影。あまりにきれいなチャリンコなので殆ど乗らないで、部屋の中に飾っていてバカみたいだ。

大宇陀に住んでいた
頃のハナシ

食・・・
冷蔵庫なしの暮らし

住・・・
我が家は3畳間

遊・・・
廃屋探検他

なにしろ年がら年中観光旅行しているようなもんだ。いや旅行の間に生活が挟まっているというか・・・?

奈良は名所旧跡がいっぱいというよりだらけだ。ただ僕の場合、興味がわりあいと縄文時代に集中しているので大和朝廷だとか平城京だとかそういう近代的な(?)名所には足が向かない。それでも奈良には縄文時代の遺跡がてんこ盛りでたまらない。

こういう場所を訪ねるには歩きか自転車がいい。というわけでうちには自転車がたくさんある。(MTBが3台、ロードが2台。新車で買ったものは1台しかない。) 少し遠いところには自転車を車に積んで行く。ここら辺は奈良盆地よりも標高が300mくらい高くて下りるのはいいが上がるのはちょっとシンドイのだ。

天気がいい日などはよくサイクリングにでる。うち捨てられた廃屋があると覗いてみる。軍手をしてヘッドランプを点灯させてさながら洞窟探検である。むか〜しの生活道具が置かれていたりして見飽きることがない。たいがいかび臭いのでマスクも必需品だ。

引っ越してきて友達になった仲間達とは共同で畑や田圃を始めた。みんな農的なこと、染めや織りなど伝統技術に携わるものばかりでよくもまあ偶然にこれだけのメンバーが自然に揃ったもんだと驚いている。

なにしろ木はたくさんあるので自分で作れるものは買わずに作るようにしている。風呂のフタ、イス。七輪のケース。最近はチェーンソーも買った。
ノミも揃ったし、カンナの刃もバッチリだ。あとは家くらいしか造るモノがない!?

粗大ゴミの日はなにか面白いものはないかとチェックする。とんでもない骨董品が無造作に捨てられていることがある。この前は白黒のポータブルテレビを拾った。うちではテレビを見ないのでテレビは買ってなかったが、彼女がゴミの山の底の方で発掘したそれはなんともカワイイものだった。あまりちゃんと写らないのは残念だったが・・・。

100年前のアメリカ製コーヒーミル、真鍮と木でできたペッパーミル、ケヤキのお盆、輪島塗の超一級品のお椀セット、藍色の火鉢・・・解体現場や粗大ゴミで拾ったモノで我が家は埋め尽くされている。

最近楽しんでるのが素材集め。解体現場で外壁に使われていた杉板をもらってきてこれを適当な大きさに切って時計のムーブメント(これも粗大ゴミで回収する)を取り付けてちょいと味のある時計の出来上がり。

上:解体現場で拾った百年前の杉板と粗大ごみで拾った時計から創った木の時計。

右:タイの手漉き和紙と百円ショップで買った時計から創った紙の時計。

立派な材料を使った木造が解体される現場はなんともやりきれない思いで一杯になる。(中山道のある宿で)