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棲香吉野杉
棲香吉野杉



棲香吉野杉は吉野材の良さを広く知っていただき、
地域材で建てる、確かな技術での家づくりに取り組みます。



棲香 吉野杉について

国土の約7割を森林で占めている日本において、昔から木は身近なものであり生活の中で木をうまく使うことで森林と共存を図ってきました。日本人の木を使う技術、建築文化は残すべき素晴らしいものです。
奈良県吉野の吉野林業地帯においても500年も前から続く、密植、多間伐、長伐期という育林技術があります。吉野杉の特徴といわれる本末同大、緻密で均一な年輪、色合い、そこから得られる強度と杢の美しさなどは他の産地ではなくまさに吉野独特の産業であり、次世代に伝えていくべき文化でしょう。吉野という林業の産地、ブランド力が衰退している背景で、今一度、地方には劣らない吉野材の人工育成の高い技術とその魅力を私たち木材関係業者が伝えていかなければならないと感じます。
また、林産地が抱える問題も大変深刻です。林業家の不足及び高齢化による山村荒廃、過疎化の問題など、山林所有者は厳しい現状と向き合っています。
このような問題が山林だけではなく、建築にも深い関係をもたらしているということを、施工業者ともに広い視野に立って見直す必要があるのではと私たちは考えました。
そこで、山林の現状、木材の流通、木造建築の現場について広い視野に立ち実地に学べる場、そして木材関係業者と施工業者、エンドユーザーとが互いに情報交換、活動できる場をつくることにしました。吉野杉の良さを広く知っていただき、「地域材で建てる、確かな技術での木の家づくり」を普及させていこうと、当団体「棲香 吉野杉」を立ち上げます。



棲香 吉野杉プロジェクト

① 吉野バスツアー
実際に山を訪れていただき、植林地、伐採、市場、製材の見学をして山の現状や木材流通について知ってもらえる「吉野バスツアー」を春秋に開催。
-> 吉野バスツアーのご案内

HANE-ken standard 
羽根建築工房スタッフの設計思想を象徴し、 具体化した住まいのかたちです。
そこでは何よりもまず「良質で美しい構造材」の存在が大前提になります。

~吉野の間伐丸太を使った家~
吉野杉の木の持ち味がそのまま正直に構造となり、意匠となります。本物だから生じる節や割れ、反りという自然の現象を隠さずにうまく利用してまとめあげられた家は工芸品のような美しさと完成度を持ち、使いこむことでより深い味わいがでてきます。
~美しい構造の家~
建築の“美しさ”は構造の“美しさ”でなければならないと思います。日本の伝統建築の多くは構造体がそのまま表(あらわ)しになっており、構造の組み方、考え方がそのまま意匠になっています。特に屋根の構造は木造建築最大の魅力だと思います。リビングを吹き抜け空間として、吉野杉の丈夫で美しい小屋組みを見ながら生活することは、安心感とともに癒しをもたらしてくれることでしょう。
-> HANE-ken standard 詳細へ





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