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セアカ写真 <毒グモ日本に上陸!> スパイダー
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発端平成7年11月19日(日)、追手門学院大学の西川喜朗教授など日本クモ学会会員と大阪市立自然史博物館友の会会員の有志が、高石市内の数カ所で日本に生息しない神経毒を有する「セアカゴケグモ」の相当数を捕獲した。 
  「セアカゴケグモ」は、攻撃性はないが、一方で、誤って触りクモに咬まれた場合、重大な健康被害を引き起こすことが報告されており、オーストラリアでは、一般に毒グモとして意識されている。
  このため、大阪府では、平成7年11月24日に関係部局と学識経験者などで構成する「大阪府セアカゴケグモ対策検討委員会」を設置し、応急の対応策をとりまとめるとともに、万一の場合に備え、セアカゴケグモの血清を、オーストラリアから入手し、大阪府立病院に配置した。
  第一回の検討委員会では、緊急の対策を、また1ヶ月後に開催した第二回目では、当面の対策をとりまとめ、生息の実態把握と駆除、毒性試験及び啓発に努めてきた。
  セアカゴケグモによる被害は、今日まで、十数件発生しているが、関係各位の適切かつ迅速な対応により、大事な事故には至っていない。
  また、1年間の研究と対策の経緯を踏まえ、平成8年12月5日には第三回のセアカゴケグモ対策検討委員会を開催し、6項目にわたる「今後のセアカゴケグモ対策の指針」を取りまとめた。
  この間の、関係機関の調査研究により、セアカゴケグモの日本での生活史や毒性の状況、並びに駆除方法について、徐々に解明されてきており、今後は、関係市町村とも連携をはかりながら、被害防止のための啓発と指導を進める。 このホームページは、現在までの調査や文献収集などで得た知識、情報を整理し、今後のセアカゴケグモ対策の指標としていただくために作成した。(文章:平成8年12月)
   
セアカ分布 (平成8年度末) (平成15年9月末現在)
大阪市 忠岡町 堺市 
岸和田市 東大阪市 
貝塚市 八尾市 
泉佐野市 藤井寺市 
熊取町 羽曳野市 田尻町
富田林市 泉南市 高石市 
阪南市 泉大津市 岬町
和泉市(19市町)
島本町 吹田市 美原町
四條畷市 太子町 
大東市 河南町 
大阪狭山市 河内長野市 
松原市 (29市町)
(平成17年9月末現在)
柏原市 守口市 枚方市 
茨木市 豊中市 
箕面市(34市町)
*美原町は堺市に合併