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ことばのもり




 斉読法

 音読にはくり返しや引き伸ばしが出てきます。
 子どもは音読にも不安を感じ、音読するのをいやがるようなります。
 斉読法は、いっしょに音読をして、音読への不安を取り除くという方法です。

 
 1回目は、子どもだけで音読します。このときに録音します。
 2回目は、いっしょに音読をします。
 子どもの音読をリードするつもりで音読します。
 そして、少しずつ自分の音読の声を小さくしていきます。
 または、子どもの音読を追いかけるつもりで音読します。
 そして、少しずつ自分の音読の声を小さくしていきます。
 3回目は、子どもだけが音読します。
 自分は、句点読点までハミングをするようにします。
 4回目は、本当に子どもだけで音読します。このときに録音します。

 録音を再生し、子どもと一緒に聞きます。
 1回目の音読よりも、4回目の音読の方がうまくなっていることを
 「内容が本を見ていなくてもわかるよ。」
 と評価し、自信を持たせます。

 音読の場面にでていた読みにくさは、ずいぶん軽減されます。
 子どもの不安も軽減されます。
 
 はじめは録音を嫌がっていたのに、子どもから
 「ねえ、ここ読むから録音して」
 というようになります。

 次のステップとして、完全読み、暗唱するというプレッシャーを少しずつかけて
 いきます。
 はじめは短めの段落から取り組み、少しずつ長い段落に取り組んでいきます。
 



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