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主力戦闘機であるGPZ750R−G1忍者のページ
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アラスカ仕様からの脱却
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アラスカ仕様からの脱却 ラジエター交換 取付け編

先ずはノーマルのラジエターとラジエターステー(オイルクーラーステー)を取り外して、ラジエターの上側から取付けて位置を決める事にした。


ZZRと忍者では取付け部の幅が違う。ZZRの方が取り付け部の幅が狭いのだ。ここはアルミの平板を切って、ZZRの穴ピッチに合わせて取付穴を開けて、その両端にアッパーカウルステーに取付ける為の穴(忍者用のラジエターの取付穴と同じ)を開けた。
ラジエター上部
写真の様にZZRのラジエターはこの取付け部分も湾曲しているので、CRCの缶を冶具代わりにして平板をラジエターの湾曲に大体合わせて曲げた後、ラジエター取付穴をあけ、今度は両端が平らになる様に逆方向に曲げ直してからカウルステーへの取付け穴をあけた。 完成品
で、出来たステーが上の写真の物。内側の穴にラジエターをラバーマウントして、外側の穴でアッパーカウルステーに直接取付ける。 
これでラジエター上部の取付けは完了だ。 次に、一旦ラジエターステーを車体に取付け、横からZZRラジエターをあてがい、

邪魔になりそうなな箇所をサンダーで切り落とした。


こんなん成りました。
上の写真の様にまで切取ればZZRラジエターの場合は余裕で入る。ZXR用だと天地が長いからまだ無理かも? 次に下側の取付け部を作る。30mm角の厚さ3mmのLアングルを下の写真の様に加工する。
後から

上から
後からの画像で中央部に開いている15φくらいの穴は肉抜き用なので気にしないで下さいな、肝は左右に開いているM6用のバカ穴。ここの穴間ピッチをノーマルのオイルクーラーの取付け部と同じピッチで開ける。私は確か195mmピッチで開けたと記憶しているが其処ら辺は実測するのが良いと思う。穴間ピッチの他に重要なのがステーに対する上下位置。ここの上下位置でラジエターの高さに合わせるので現物を見て位置を割り出さないと、届かなかったり、逆にキツ過ぎて嵌らなかったりする。
上からの画像で開けているのは、20φの穴。ここにラジエターの差込口が刺さる。ZZRはどうもセンターに無い気がする。 この穴にノーマルステーについてるゴムを嵌めれば終了だ。 膝の上
以上で取付けに必要な作業は全て終了。次は配管と配線類。先ずは配管、ZZRと忍者ではラジエターから出ているパイプの角度が違うのだ。忍者はラジエターから一旦出た後、直角に曲がっているのだがZZRは真っ直ぐのまま。だから車体から出て来ているホースとは繋がらないんだな。
ラジエター右

ラジエター左
上記の2点を何とかしないとホースが繋がらない。でも、直角に曲げてやるだけなので簡単なの。で、私が使ったのがGPZ1100のホース。
39062-1641ホ-ス(ク-リング),パイプ(サーモスタツト) 
1本で2箇所曲がりが有るナイスな奴だ。これをカットすれば2箇所共使える。値段は確か1700円くらいだったと思う。写真右側の短いスパンで90度に曲がっている方をラジエター左側に使用して、絶妙な3次元捻りで曲がっている方をラジエター右側に使用した。
左側はサクっと終了。
右側は流石に車体側のホース取付け部までピッタリの部品などは無いと思うので、90度に曲げたホースと元々のホースを連結する事にした。
車体右側から

車体上側から
こんな感じで大体の位置と角度を合わせて両方のホースをカットした。ここに連結用の水温センサーアダプターを突っ込んで連結する。
車体上側から
使ったアダプターはオートバックスで買ったものだ、2800円くらい。パイプ径の種類が色々と有るのだが忍者用には26Φの物を使う。センサー部には適当なボルトを突っ込んでメクラブタにする。このアダプターはM14−P1.5だったので三菱車用のオイルドレンボルト(ユニクロメッキ)を使用した、ホンダ車(バイクね)のドレンも同じだった気がする。たしか、バイク用には社外品でアルミのカッコ良いボルトが有ったと思うのでそれを使えば見栄えが良いだろう。 センサーのピッチがテーパーピッチ(PT1/8とか)のアダプターを買うとここで少し苦労してしまうかも?
以上で配管終了。続きまして配線だ。ZZRと忍者ではラジエターファンはそのまま付く、差込むだけ。違うのはサーモSW、忍者のサーモSWはコネクタが一つ、ZZRは2つだ。何が違うのかと言うと、アースの経路だ。
忍者:配線→サーモSW→ボディアース
ZZR:配線→サーモSW→配線→ボディーアース
の流れになる。忍者はラジエターの金網部にアースを落としているからサーモSWのアースはそれを使うけど、ZZRはそれが無いのでセンサーから一度配線で取り出してボディーアースに繋いで居る。だから忍者のサーモSWへの配線は1本しか無いけど、それをZZRのサーモSWの片側に繋いで、もう片方をアースに落とせば良いだけ。(極性は無い) こんなん作りました。
忍者側のハーネスを加工するのが嫌だったので、写真の様な線を作って間に噛まして対応した。
忍者のハーネス→SW→SWの反対側端子→アース
の順に繋ぐだけ。実際はもう少し綺麗に配線処理しましたよ(笑)以上で完成。 おぉ、まるでカスタムマシンの様だ

アップ
アップ2
実はラジエターの角度的にはまだ不満が有るのだが取りあえずこれで良しとした。


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