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Q.1 発音の誤りってどんな状態ですか?
 
  A.1
    
  「サカナ、ダイスキ」と言うべきところを「タタナ、ダイツキ」と言って、「サ」や「カ」「ス」の
  音が正しく言えないとき、発音に誤りがあると言います。
  しかし、2〜3歳の子が「サカナ」を「タタナ」「タカナ」や「チャカナ」と言っても、発音に
  誤りがあるとは言いません。
  5歳の子が「タタナ」と言っている場合、「カ」の音については発音の誤りとして、発音
  の仕方の指導をうける必要があります。
  「サ」の音については正しい発音を習得していく過程における誤りととらえ、経過を
  見守っていくことが望ましいと考えられます。
  6歳の子の場合、「カ」「サ」の音すべてが発音の誤りとして、発音の仕方の指導を
  うける必要があります。

  発音の誤りには次のようなタイプがあります。
      
  ・ちがう音にかえて発音してしまう場合
   「サカナ」を「タカナ」、「カラス」を「タラス」のようにちがう音にかえて発音している。

  ・音を省略してしまう場合
   「サル」を「アウ」、「カイ」を「アイ」のように子音を省略し、母音のみで発音している。

  ・いろいろとひずんだ発音になってしまう場合
   「リンゴ」を「ヂィンゴ」とも「ギンゴ」とも聞こえ、正しい音に似ているけれど、正しく発音
   されていない。