発音の誤り
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発音の誤りをおこす問題
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ことばの教室
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言語発達の問題
吃音って
吃音の進み方
吃音の原因は
ことばがでてこないとき
吃音の子どもは
ことばの教室
ことばのもり |
Q.エ ことばがつまって出てこないときは、どうしたらよいですか? |
A.エ
学級を担任される先生へ
「ゆっくり話してごらん。」
「もう一度言ってごらん。」
「はっきりと落ち着いて、話してごらん。」と言って、無理に話させると、どうなる
でしょう。
子どもは、自分のことばに必要以上に関心を向けることになります。
ますます話すことに不安を感じるようになります。
そして失敗体験をつんでいき、話すことを嫌がる子どももいます。
先生に指名されて、答えられるときでも「分かりません」と返事し、
発表を回避するようになってしまうこともあります。
ことばの状態がいい時とわるい時があります。
子どもにとって話しやすい人になってください。
子どももリラックスしている休み時間や給食の時間に、おしゃべりするのはどう
でしょうか。
いい状態のときに、たくさん話しを聞くようにしたらどうでしょうか。
「イエス」「ノー」で答えられる質問をしてはどうでしょうか。
選択肢をあげてみて質問してみてはどうでしょうか。
グループの中でなら、話しやすいという子どももいます。
一度ノートにまとめたものを読むんだったら、発表できると言う子どももいます。
音読するときは、横でいっしょに読むと、読みやすくなるときがあります。
(これは、ことばの教室の指導でもとりいれています。)
話しやすい場を作る工夫をしてみてください。
親御さんにことばの教室を紹介してあげてください。
子どもの吃音に悩んでおられる親御さんへ
人は何かを表現しながら生きています。
子どもも同じです。
子どもは話しにくくなるということで、何かを表現しています。
子どもによって、表現していることはきっとちがうのでしょうが、
「満たされたい」とか「わたしは、ここにいるよ」「ぼくは、今日、疲れた」と言う
思いのように思います。
子どもと1対1になったときには、できる限り、話を聞いてあげてください。
ことばのやりとりは、思いのやりとりでもあります。
親御さんが、子どもの話しにくさをマイナスに考えていれば、その思いはきっと
子どもに伝わるでしょう。
そうなると、子どもは余計に話すことにプレッシャーを感じるようになります。
子どもが話すときのプレッシャーを取り除いてあげてください。
家族の話をゆっくりにすると、子どもの話しにくさを軽減できる場合もあります。
「それで、」「それから、どうしたの」と声をかけ、子どもの話のよい聞き手に
なってあげてください。
子どもは話せたことで、安心感が育ちます。
安心感が育つと、子どもはエネルギーを蓄えていきます。
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