発音の誤り
発音の習得
二次的な問題
発音の誤りの原因
発音の誤りをおこす問題
発音指導はいつから
ことばの教室
発達の音
キ音ケ音だけが誤るのは?
言語発達の問題
吃音って
吃音の進み方
吃音の原因は
ことばがでてこないとき
吃音の子どもは
ことばの教室
ことばのもり |
Q.オ 吃音の子どもの特徴は?
|
A.オ
吃音の子どもたちに固有の性格があるわけでは決してありません。
しかし多くの場合、次のような傾向が見られます。
・自分の感情を抑える力が強すぎる
・人間関係に敏感すぎる
こんな子どもがいました。
入園当初、送ってくれた母親が帰ると不安から泣いていたそうです。
しばらくして、泣くことはなくなりましたが、吃症状が出てきたそうです。
入園するまでに、母親から離れて行動するだけのエネルギーが蓄えられ
なかったのでしょう。
母親とはなれる不安な気持ちをうまく表現できずに、泣いていたのでしょう。
泣きつづけていれば、よかったのかもしれません。
しかし、幼稚園では、みんなが親とはなれて生活している。
自分だけがいつまでも泣いていてはいけない。
と思ったのでしょう。
指導を通して、この子は自分の気持ちを抑える力が強すぎると、思いました。
このことが一因で、吃音が出てきたように思います。
・依存的なところがある
・まじめすぎる
こんな子どももいました。
指導を終え、子どもと二人で遊んでいました。
終わろうとして遊具をしまおうとすると、こんなことを話してきました。
「お母さんには言わないでな」と。
何を「言わないでな」と言ってるのか分かりませんでした。
おもちゃを散らかしたことを「言わないでな」と言っているのでしょうか?
「これからしまうから、いいやん」と思いました。
家では、遊んだおもちゃは遊びが終わればすぐに片付けるようになっていた
のでしょうか?
散らかしたままにしていたことを「言わないでな」と言っていたのでしょうか?
そのときお母さんに、確かめることはできませんでした。
指導を通して、この子はいい子でいようとする思いが強すぎると、思いました。
このことが一因で、吃音が出てきたように思います。
|
|