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呼吸器の病気
人は生きるために、肺でガス交換をしています。
人は吸い込んだ空気から身体が必要とする酸素を肺で取り込みます。
そして、不必要な炭酸ガスを身体の外に吐き出します。
発音にはこのあまりの空気をつかっています。
普通におとなしくすわって息をしているときは、空気を鼻から吸って鼻から出しています。
しかし、声を出すときは、空気を鼻から吸って口から吐くという流れを作ります。
風邪で鼻がつまっていると、生きるために吸う空気の量が減ってしまいます。
そんなときは、口から空気を吸えばいい。と言われそうです。
しかし、口から息を吸っていると、口の中が乾いてしまい、話しにくいです。
鼻から空気を吸うことで、空気中のごみや不純物を鼻の粘膜や毛で取り除いてくれます。
冷たい空気を暖めてくれます。
また、喘息は咳き込むことで、空気を吸ったりはいたりすることがしにくくなります。
空気を吸う量が減り、吐き出す量が減ると、どうしても発音が不明瞭になりやすいです。
このことにより、誤った発音のしかたを学習することになり、誤った発音のしかたを定着させてしまいます。
風邪や喘息、肺炎などといった呼吸器系の病気にならないことが一番です。
病気にならない健康な身体作りが一番大切です。
もし病気になったら、重症化しないように早い目に、医師の診断を受け、治療に専念してください。
肺炎は風邪とちがって、自然には治らない病気です。
気管支喘息では医師の指導のもとに、薬による治療と体をきたえ発作をおこしにくくすることも大切です。
きちんと治療すれば、発作をコントロールし、健康な人と同じ生活ができるのです。
治療が一段落したころに、気をつけてあげてください。
子どもの発音に誤りがないか、気を配ってあげてください。