マドリード旅行記−1 → 2 → 3 → 4 → 5 → 6 → 7 No7 |
|
12月20日(3日目) 晴れ後くもり一時小雨ぱらつく。 | |
朝の気温は3度、少し暖かめか。 8時の朝食、9時出発。 今日の見学のメインは「王宮」と水越メモに書かれている。 時間があるので、ホテルを出て、直接王宮へは向かわずにデスカルサス・レアレス修道院を訪れるが現在リフォーム中とのことで残念。 いたずら心にベルを押し、非難を浴びたのは私。イングレス百貨店に突き当たり左折、メトロのカリャオ駅でグラン・ビアに出て、スペイン広場へ向かう。 ドン・キホーテとサンチョパンザ、それを見下ろす作者セルバンテスの像を背景に写真を撮る。 ここでも2人組の怪しい男性とすれ違ったが警戒心を匂わせ事無きを得た。 スペイン広場から歩いて10分のところに壮厳な王宮がそびえる。 |
|
フェリペ5世によって始まったこの王宮の建設は、フェルナンド6世を経て次のカルロス3世の時代、1764年に完成をした。 この宮殿に、1931年、アルフォンソ13世が亡命するまで歴代の国王が居住した。 2800室もの部屋がある中で、現在20室が一般公開されている。 王政華やかなりし18世紀の優雅な世界にタイムスリップした後、隣の建物、マドリードの守護神アルムデナを祭る大聖堂の門を潜る。 中は日曜日のミサの最中で、立錐の余地も無い椅子に千人近くの信者を迎え、賛美歌、お祈り、その他宗教儀式に1時間余りお付き合いし王宮を後にした。 |
|
マヨール通りを東に向かい、市庁舎のあるビリャ広場に立ち寄り、古い教会(サン・ミゲル教会)でカトリックの厳粛なミサにしばし信者になりきり、お祈りや神父からの薄いせんべいを口にいただき「神の子キリスト」を体感した。 イシドロ教会の向かいのスーパーへ立ち寄るが、日曜のため休んでいる。 王宮の見学に意外と時間がかからず、また王宮庭園は入場不可のため、カサ・デ・カンポへ向かうことにする。 ベントゥラ・ロドリゲス駅で降りたが、一つ先のアルゲエリェスの方が近かった。 モンタナ公園を迷いながら時間をかけ、ロープウェイ駅にたどり着く。 やっと探し当てた入り口は閉じられ、発車の時間が掲示されている。 15時発が出たばかりで、次の発車の16時にお越しくださいとのことらしい。 トイレを借りに入った階上のレストランテで遅い昼食にする。 2,000Pstの定食を、メインディシュ「スペアリブステーキ」又は「魚」で注文する。 肉を選択したリブロースのステーキは美味であった。 食後は、ロープウェイをあきらめ、ティッセン・ボルネミッサ美術館へ行く。 地下鉄乗車券 17時入場、19時の閉店までの間、広い館内を足早に見て回る。 この美術館は、ボルネミッサ郷の個人コレクション800点が展示され個人のものとしてはイギリスのエリザベス女王に次ぐ規模を誇っている。 13世紀の作品から現代絵画まで3つのフロアーを全部見て回ると、ヨーロッパの美術史を一覧できる仕組みとなっている。 夜は、疲れ切った妻をホテルに残し、初日に目を付けていたバル(Bar)に出かける。カウンター越しに、鰯の酢漬け、ズッキーニの酢の物、タコ等々の料理を注文しビール3杯をのみ、しめて4千3百Pst也、1人当たり、1,200円見当になる。 |
|