Cool running

NA6CEロードスターのページ
HOME | 日記 | BBS | 忍者 | Roadster | March |Garage |link | mail |
ECV装着
ブッシュ交換
アライメント調整
パネルボンド補強
Engマウント交換
デフマウント交換
コニASAに交換

APEXi ECV装着

 
これがECV、フランジ部の厚みが結構有る。ワイヤはバルブを開閉をするための物、このコントロールケーブルは任意の位置で固定出来、尚且つノブを回す事で開き具合を変えられる優れ物。

排気系交換にも書きましたが、マフラー装着後の音量があまりにも大きかったので、それの対策を行いました。 最初はヤマハのバイクに装着されているEXAP(エクザップ)を流用して回転数、負荷により2次元制御して低回転域のトルクアップ、高回転域での抜けの良さを電子制御にて両立しようと考えていたのですが、めんどくさいので止めました。 んで安易な方法のECV装着となりました。 これも最初はECVをサーボorステッピングモーターで制御してやろうと考えていましたが面倒なので止めました。 但し、いちいち手で操作するのを我慢できなくなったら任意のアクセル開度で全閉、全開になるくらいの制御はする様になるかも知れません。

まず、購入した物、生憎とECVにはロードスター用の設定(もともとECVはAPEXiのN1マフラー用の物なのです、が、ロードスター用N1マフラーはラインナップされていますが、それ用のECVは設定が有りません)が有りません。 よって51φ汎用タイプを購入しました。 汎用タイプには他にも数種類の径が有りますが、ロードスターの触媒出口が50φだったのでマフラー径は60φですが51φの物を購入しました。触媒レスで、触媒の代わりのパイプが60φの物なら61φの物が使えると思います。  
型番は155−A020  
以前の日記にも書きましたがオートバックにて取寄せ、定価購入です。 このキットにはガスケットも付属してきたのでその他の物を購入する必要は有りません。

まずはジャッキアップしてウマを掛けます。 しかし車高短車はフロアジャッキが入らず、この最初の作業が結構大変です。

にチラっと写っているのはまゆ〜げ


ECVは触媒直後に取りつける。マフラーを触媒から切り離し、ECVをあてがってみると触媒のカバーとECVのフランジ部が干渉してしまい、そのままでは取り付け出来ない事が分かりました。触媒のカバーがネジ留めで取り外せる車種も有るのですが、ロードスターは取り外せないので、触媒を外し、干渉する部分を金切バサミで切り取ります。

触媒カバーの後ろ側が触媒フランジより出っ張っているのでECVと干渉します。

この干渉部分を切除します。 作業を行っているのはまゆ〜げ

干渉部分を切り取ってからECVあてがってみると、今度はECVのワイヤを止める為のステーが干渉する事が分かった。で、カバーの干渉部分を叩いて凹まします。

写真で分かるかな?人差し指より手前側の部分を凹ましています。


これが装着状態。 L字のステー部分裏側を凹ましています。

加工済みの触媒を車に装着し、そこにECVをはめて見ると、今度はECVのL字ステー部とフロアトンネルとのクリアランスが殆ど有りません。 静止状態でぎりぎり接触していない様な状態なのでこのまま走行すると加減速のたびに、ゴンゴン当たる事は確実。 放っておいたらフロアに穴が空くかも?  
対策としてL字部のフロアに近い部分を2CMくらいカットしました。このままではケーブルを固定出来ないので、新たに穴をドリルで空け、金ノコで追加工を行い、ケーブルを止める為の溝を作ります。 ちなみに使ったドリルのキリは6.5ミリです。

完成状態の画像が無かったので加工途中の画像です。穴の位置だけ参考にして下さい。
写真はまだ金ノコによる加工前の状態です。 この写真の状態からさらに穴の上部分をカットして使用しまし。 一つ上の写真と見比べて頂ければ大体の穴の位置が分かる思います。

この状態でフロアとのクリアランスは約2CMくらい確保できました。 が、完全に当たらないとは言い切れない状態です。 このL字ステーをワンオフで作成したら完全に当たらない物が作れそう。 これから挑戦する人はチャレンジしてみる価値はあると思いますよ、結構簡単そうですし。


これが装着状態。 写真上側が車体後方です。 結構ギリギリでしょ。 

以上でECV本体の取り付けは終了です。 
今度はコントロールケーブルを車内に引き込む為の作業です。 以前にケーブルを車内に取り込む為の穴をフロア下側から探したのですが、丁度良い穴が見つからず、フロアに穴を空けてでも取りつけるつもりだったのですが、当日、コンソールボックスを外して見てみるとサイドブレーキの脇にサービスホール発見! 穴を空ける前に気がついて良かった。

写真では分かり辛いですが、サイドブレーキSWの直ぐ上の所にゴムで蓋をされているサービスホールがあります。 これはゴムを外している状態。

この穴を塞いでいるゴムに切欠をいれてケーブルを通しました。 これでフロア下面からの水進入も防げます。  

これがワイアを通した状態。 めくっているカーペットを元に戻せばまるで最初からそこに有るかの様に見えてしまう。

コンソールボックスはこのまま上から問題無く取り付けられます。  ワイアの取りまわしは、フロアトンネルに取り付けられている遮熱板を取り外し、一旦写真の様に車体後方から前方向きに車外に出し、その後遮熱板を取り付け、遮熱板の脇からケーブルを出します。 そこで180度折り返しECV本体に接続しました。 車内側は各自好きな所でワイアの余長処理をして取りつけてください。 私はまだ良い固定方法を思いつかず、プラプラさせていますが(笑)

#注意
触媒を取りつけた状態ではフロアに付いている遮熱板を取り外せないので、先にワイアを通す作業を行いました。

それで肝心の消音効果ですが、ECVを全閉にするとかなり静かになります。NA6CEの場合、アイドリングではノーマルマフラより静かです。 アイドリングでの排気音はシュシュシュシュって感じで如何にも抜けが悪そう。 じっさいマフラー交換時に明らかなパワーUPを感じ取れなかった私でも、1/4以上バルブを閉じた状態では4000回転くらいで明らかなパワーダウンを感じる。 1/2以上閉じた状態で走行中に加速しようとしても中々速度が乗りません。 
明らかに静かになるのは全閉付近からなので、全閉はアイドリング、低負荷(3000回転以下)と割り切って使えば、全開or全閉での使用になるので、中途半端なECV開度で走行する必要も余り有りません。(中途半端な開度では大して静かにならないので)私の使い方としてはそう言う状態です。ともと面倒くさがり屋の私が一々インナーサイレンサーを取り外したり、取りつけたりする事を思えば、遥かにこちらの方が優秀だと思う。
あ、ECV全開状態でも少し静かになっていました。全開状態でもやっぱりバタフライバルブが残るので少し抜けが悪くなるからでしょうね。(バタフライバルブの取り付けビスを、せめて皿ビスにしておいて欲しかった。バルブの厚みもそこそこ有るのだから)
これで昼間から堂々と乗れる様になりました。 不意に青い服を着て白いバイクに乗っている人に出会っても、ECVを閉じれば涼しい顔で挨拶まで交わせます。 気になっていたECVとフロアの干渉ですが、殆ど有りませんでした。 ただ、エンジン停止時のみ振動が大きいので2回くらいコンコンと干渉しています。
△top