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E-HK11 マーチのページ
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フレッシュエアダクト
ロッカーカバーガスケット交換、フィルターAssy交換
番外編
リアブレーキシュー交換
FキャリパーOH
キューブスタビ交換
Vベルト交換
G#ルーフスポイラ装着
nismoストラットタワーバー装着
水温センサー交換
フットレスト取り付け

マーチのFブッシュ交換

前説
私の(母のだけど)マーチも6万キロを超え、なんとなく、いや、ハッキリと分るくらいに足回りがヤレて来た。 どう言う風になってきたかと言うと、一言で言うならば、『新車の頃に比べて曲がり始めにおいてハンドルを切る量が増えてきた(レスポンスが悪くなってきた)と、舵角が一定しなく成ってきた』、全然一言じゃないな。 
新車の頃から比べると ステア→ロール→曲がり始める(過重が掛かる)までの時間が長くなってきており、慌てて切り足すと切りすぎていたりして何とも不愉快だった。  まぁ 最初にマーチ乗ってから、暫くしてロードスターに乗り始めたのでロードスターに慣れてしまい、余計にマーチがダルに感じられてしまうのかも知れないが。 しかし母も私と同様のインプレッションなのでやはりヤレが進んでいる事は確かな様だ。
そこで、これはダンパーが抜けてきた所為かな? ダンパーを交換したら新車時に戻るかな?と思い、以前(走行4万キロくらいの時)にダンパーのみカヤバNEW SRに交換したのだけど、 ダンパーは復活したが新車時のフィーリングには戻らなかった。 (まぁ、当たり前だがダンパーが復活したのは分った) 
その後、ステアリングラックマウントをnismoの強化ブッシュに交換したら、これが予想以上に効果が有った。 私の全くの主観ですが、ダンパー交換と比べて遥かに新車時に近づけると言う事においては効果的だった。 と、言う事は新車時のフィーリングに近づけるには足回りのブッシュ交換が非常に効果的では無いのか? と思い始めていた折に、マーチのブッシュ交換をご自分でやられた方のHPを発見し、それに触発されて私もやる事にした次第。
で、折角足回りをバラすので、新車時以上にしてやろうとブッシュはnismoにして、ついでにスプリングを交換して車高を下げる&ロアアームバーの装着も行った。エンジンマウントもnismoのが欲しかったのだが、現在フロント側が納期未定との事で断念。 ほんで以前に購入していたホイルに交換しようと思ってホイルを外したら、ドライブシャフトブーツが両側とも破れていたのでそれも交換。まさにリフレッシュ!!(って言うか修理)

今回購入した物
RS-R DOWNスプリング            yahooオークションにて8250円(送料別)
トランスバースリンクブッシュ(リア側)    54476-RS260    2,800円×2
トランスバースリンクブッシュ(フロント側)  54535-RS251     900円×2
CUSCOロアアームVer.1                      7500円×1
被せの補修用ドライブシャフトブーツ                9000円×1



スプリング以外の物は全て定価を書いているが、実際は通販でもっと安く買える。 私の場合は送料込みで13000円強(除ドライブシャフトブーツ)で購入できました。

さて、さっそく作業です、先ずは簡単なリア側から作業を始めた。

リジットラックをリアの何処に掛けれれば良いのか分らなかったのでこの時はパンタジャッキ2本を両側に掛けて作業した。マネしないで下さい。 写真に写っているフロアジャッキはホーシングの高さ調整用の為で、ここでジャッキUPしている訳では有りません。 と言うかここで上げたらホーシングが下がらないのでスプリングを外せません(笑)
リアダンパー下部の取り付けボルトを外します。(写真でレンチを掛けている場所) この時、すこしホーシングを持上げるとボルトが抜きやすい。 両側ともここのナットを外した状態で、ブレーキドラムに体重を掛け、ホーシング全体を押し下げるとスプリングを取り外す事が出来る。

スプリングが外れた状態。

ノーマルが外れれば後は上下のラバーの位置を確認しつつ、交換するスプリングを挿入するだけ、大概の場合、ノーマルよりも入れ易いはず。

装着したらRS-Rのマークが見えんではないか!(笑)

リアはこれで終了です。 凄く簡単。

続いてフロント、こっちはリアと違って大トルクで締まっている箇所ばかりなので、ちゃんとリジットラックを掛けます。ホイルを外してフロント足廻りと対面。

 ドライブシャフトブーツが破れると悲惨な状態になるの図

写真で既に外れているストラットとナックルを連結している2本のナットを緩める。 その後にブレーキホースを固定しているプレートを写真の様にマイナスドライバの様な物を当てて、ハンマーで叩いて取り外す。 ちなみに写真に写っている物はマーチの純正ジャッキを回す為の棒。本来はホイルカバーを取り外す為の部分なのか? 
後はエンジンルーム側からストラット上部の2本のナットを取り外せば車体からストラットを分離できる。 
が、ここで注意!! 今回の様に後でアッパーマウントを取り外す必要が有る場合は、先にダンパーロッドとアッパーマウントを連結しているボルトを緩めましょう。ストラットを取り外してからではクルクル回ってしまって外れません。 などと偉そうに書きましたが、私達はもう一度取付けてから緩める羽目に・・・ 一番先に作業しておくべきかも? 
フロントのスプリング交換は画像が有りません。 私が余所見をしている間にさっさとまゆ〜げ氏が作業終了してくれていました。 それぐらいノーマルストロークダンパーでダウンスプリングに交換するのは簡単。 ノーマルスプリングを再使用するダンパー交換ではこうは行かない。 ノーマルは長いスプリングをかなり縮めて装着しているので、スプリングコンプレッサーと長時間の格闘が必要だ。

ようやく本日のメインイベント、ブッシュ交換の為にロアアームバー取外し。 ここからは私にとって未だ未知の作業だった。ロアアームを取外す為にスタビを丸ごと外し、ナックルとロアアームを切離す。 

写真は既にボールジョイントが外れた状態

ロアアームとナックルはボールジョイントで連結されているので、本当はボールジョイントプーラーが必要なのですが、今回の方法でも取外す事が出来ます。(ロードスターな人達の間ではポピュラーな方法) なんでもディーラーでもこの方法で作業しているらしいです。(全てのディーラーでは無いでしょうが)
ボールジョイント上部のナットを、緩み止めのピンを抜いた後にネジ山とツライチになるまで緩めておく。 ツライチの理由はネジ山の保護の為。その状態で、写真の様にドライバーその他を用い、テコの要領でボールジョイントに下方向の力を加えつつ、ハンマーでナックルを心持ち上から下へ打付ける。 すると、カコン!とボールジョイントが外れる。 一度では外れないかも知れないが、必ず外れると信じてガンガン叩きましょう(笑) 外れないのは気合が足りないだけで、思いっきり強く叩けば外れます。叩くと言うよりかはドツクと言った感じでしょうか?  私は左側は一回、右側は5回くらい叩いたら外れた。
ボールジョイントを外したら、後はロアアームとボディをとめているボルトを外せばロアアームは外れます。 フロント(通しのボルト)とリア(スタビブッシュみたいな取付け)の2ヵ所。

ロアアームが外れた状態。 ブーツが見事に破れている

さて、 ノーマルのブッシュを取外します。 リア側のブッシュはプライヤーでグリグリしたら取れた、でも結構大変だった。今思うと、カッターで切れば良かったと思う。 フロント側はベアリングプーラーを使って抜いた。ノーマルブッシュは割と抵抗無く抜けて行ってくれる。

ラーでグリグリ抜いて行きます。 簡単です。

ブッシュが抜けたら今度はブッシュの圧入。 フロント側は取外しと同様にプーラーを使う。リアは前に製作していた自作油圧プレスが大活躍する予定だったのだが、寸法的に全く使えない事が分り、急遽他の物で代用した。 

グリグリ圧入中  エエのんかぁ〜

フロント側の圧入はブッシュの一点に力が掛かるのを避ける為に、アルミの板をかました。 ちなみに52Sの20mmの板。 圧入後は変形したよ。 抜取り時と違い、ブッシュが硬い為か、圧入するのには大変な力が必要だった。

急遽代用した他の物(笑)

用意した自作油圧プレスには挟み込む事が出来なかったので、途方に暮れながらフト車の脇を見ると使えそうな物が・・・  駐車場の柵に挟んでみると計ったかの様にピッタリ! ラッキー と思いながら圧入した。 しかし、圧入の最後の辺りでピキッっと音がし、縦棒の溶接が外れかかってた。 でもちゃんと最後まで圧入出来たのでよしとしよう。 反対側のロアアームの時は2つ格子をずらした所で行った(笑)

これで、後は組上げるだけ。 でも、その前に私は破れたドライブシャフトブーツを交換せねばなりません。 ブーツを切取ってはずし、接着剤を塗った被せのブーツをはめ込む。その後、接着箇所に発熱シートを貼り付けて、8分間加熱し完成。 

ブーツを切取った状態

暖め中

完成

ロアアームの締付けは1G状態で行いたいので、ジャッキをロアアームの下に噛ませ、リジットラックが浮き上がる所辺りまで持上げてから締付けます。

既に辺りが暗くなってる。

一応、擬似的に1G状態を作ってみました。 この状態でロアアームの締付けを行います。 あ、クスコのロアアームバーも既に装着されてます。 これにて完成!!
11時頃より作業を開始し、途中雨による中断や昼食を挟み、終わったのは7時ごろだった。 あーしんどかった。



運転してみての感想、かなり良いです。 新車の頃のハンドルへの手応えが復活しました。 最初はそれ程でもなかったのだけど、お山へ出掛けて一っ走りした後にリアのパナールロットの調整を行うと、それまでとは見違えて良くなりました。 とても良く曲がり、そして落ち着いています。 緩い幾つかのコーナーを一つのRで繋げて曲がるような微妙なステアに過不足なく応えてくれる様になった。  マーチで車短にしてパナールロッドを装着していない人は直ぐに装着すべきですよ〜。 ただ、思ったよりもロールはしてました。 スプリング交換したらもっとロールが減ると思っていたのですがねぇ〜。スタビライザを交換したい。

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