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ことばのもり



 文字の習得


 大人と子どもの間に共感関係をつくることで、ことばは育ちます。
 また、同じ物をいっしょに見ることから生まれる共感や交流が、ことばにつながります。
 ことばは約束事です。



大人が子どもの見ているものと同じ物を見ます。
そして、子どもの思いに共感しながら、ことばかけをしていきます。
この経験を通して、子どもは見ているものと大人のことばを一致させることができ、
記憶していきます。
こうして子どもは理解することばを増やしていきます。



 乳幼児の一時期に聴覚的な刺激を受け入れることができなければ、
 言語の発達に問題が出てきます。
 
 しかし、視覚的な刺激は受け入れ、視覚的な刺激を記憶する力があれば、
 ひらがな文字を習得することで、言語の問題を改善できると考えます。
 たとえば、ことば数をふやすことができます。
 また、語連鎖を理解し、表現できるようにもなります。



ひらがな文字は清音、濁音、半濁音、拗音、促音のまとまりです。
指導方法を工夫することで、繰り返し学習することができます。
学習することで、読むことができる文字、書くことができる文字がふえます。
すると、子どもの興味や関心がふくらんでいきます。
また、ほめられることで喜び、次の課題にも意欲を持って取り組むことができます。
大人もそんな子どもの様子を見て安心できます。

視覚的な刺激であるひらがな文字を通して、大人と子どもの間に共感関係をつくることが
できます。




                                      

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