お問い合わせ・予約 | |||
TEL 0774-73-0470 | |||
京都府相楽郡精華町桜が丘2丁目7番3号 |
下記の症状をクリックして頂きますと、各症例に対する説明が表示されるようにしております。 |
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A. | うつ病 | |||||
うつ病の患者さんは、既に、心療内科等にて治療やカウンセリング等を受けておられるものと認識しておりますので、当院は東洋医学的な見地より説明させて頂きます。
しかし、あえて申し上げることは、西洋医学のうつ病の治療は薬物治療(抗うつ薬)が一般的でありますが、なかでも最新薬のSSRIでさえ、「改善率」は約60%であるが「寛解率」は約30%とのことです。
言葉を変えれば、60%の患者は良くなったものの、そのうち半分の患者しか治っていない、つまり、10人のうち3人しか完治していないが実情のようであります。 |
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また、新聞報道などでは、副作用が極めて少ないと評判の良い抗うつ薬、SSRIやSNRIでさえ「自殺助長の恐れがあるようだ」とのこともあり、患者さんの症状によっては投与・使用は慎重にすべきであるという指導もあるようです。 さらには、薬物治療では、うつ病の再発率が非常に高いことが知られております。 ちなみに、10ケ月以内に40% 。5年以内に41〜75% 。10年以内に58% 。 そして、極めつけは、再発率が3回以上の患者さんが90%とのことであり、この数字で見る限り、多くの患者さんは完治できない病気であるとも受け取れますが・・・・。 |
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当院のうつ病に対する治療方法は、西洋医学とは対峙する次元の異なる治療法であります。 この治療を要約すれば、西洋医学の解剖学的(自律神経系・内分泌系)発想と東洋医学の経絡的発想をうまくセットすることにより、自然治癒力という人間自身が生まれ持った能力を最大限にうまく引き出すことにより可能な治療法なのです。 この自然治癒力は、副作用の心配な薬物の助けなど必要とせずとも、うつ症状を起こす根本原因を鍼灸治療により、ひとつ一つ除去させることで、うつ病そのものを消滅させて二度と再発させない強い体質の改善に導く能力なのでありまして、これは神が人間の種を存続させるために備えた最強の能力であると考えられます。 |
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◎ | うつ病に対する鍼灸治療の概要 | ||||||||||||||||
1. | 西洋医学的(内分泌系・自律神経系)見地からの治療法 | ||||||||||||||||
当院は、解剖学的な立場から治療が可能である長野式鍼灸治療法のパターンである「40項目におよぶ○○処置法」なる特殊な技術を縦横に使い分けて驚くべき治療実績をあげております。 解剖学(内分泌系・自律神経系)の説明については、難しい内容ではありますが避けて通れませんので、やむなく簡単に概要説明をさせて頂きます。 |
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(1) | 内分泌系 | ||||||||||||||||
一言でいえば、全身を支配する「ホルモン」と呼ばれるもので、誰しも聞いたことのある副腎皮質ホルモン・下垂体ホルモン・甲状腺ホルモン・卵巣ホルモン・前立腺ホルモンなど17系統にもおよび、その働きは自律神経系をも支配下におき、全身の生命線をすべて把握する非常に重要な存在で、この内分泌系のどこが不調になっても連鎖反応で全身に悪影響が及びます。 内分泌系で特に重要なことは、副腎皮質・副腎髄質ホルモンと下垂体ホルモンが腎臓(東洋医学的)と関係が密接であり、また、免疫機能(免疫不全症候群などの難病に係る根本理論)とも深く結ばれていることであります。 |
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(2) | 自律神経系には、交感神経と副交感神経の相反する作用の神経があります。 | ||||||||||||||||
(ア) | 交感神経・・・・・一言でいえば、昼間における身体の活動を司ります。 | ||||||||||||||||
(イ) | 副交感神経・・・・一言でいえば、夜間における身体の休息を司ります。 | ||||||||||||||||
※ | 体内では、この相反する神経のバランスが平衡に保たれている状態を健康と言います。 | ||||||||||||||||
※ | この二つの神経のバランスが、ストレス反応の大きさにより肉体的・精神的の両面において崩れて不調になるのが 「うつ病」の原因の始まりです。 | ||||||||||||||||
※ | この内分泌系と自律神経系は、同系異質、異系同質という相対的関係にあり、生命(臓器・器官・組織・体液・意識)の生理的な向上安定性を維持するのに必要な調整・平衡を行っている、いわば総司令官のような存在なのです。 | ||||||||||||||||
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2. | 西洋医学の解剖学的(血管運動神経活発化処置)見地からの治療法 | ||||||||||||||||
身体は、脊椎のなかを頭脳から尾骨に至るまで脊髄神経がつながり、各脊椎から出ている25対の脊髄神経がそれぞれの役割分担のもと、全身の全ての機能をうまくコントロールすることにより健康が保たれております。 このため、体調の悪い箇所や症状により、25対の神経の何処に問題が起きているかを診断し、障害されている神経を治療することにより、この神経の指揮管理下にある臓器・器官・組織等の全ての機能を回復させるのです。 |
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3. | 東洋医学の経絡的見地からの治療法 | ||||||||||||||||
東洋医学は、治療に際して西洋医学の様な人間の身体を自動車の部品のように泌尿器科・耳鼻科・眼科などと個別に切り離して診断治療するのではなく、頭から足の先まで川の流れの様に有機的に一連の繋がりを持つものとして総合的に診断治療します。 この一連の繋がりは、経絡と言う目に見えない「気・血」が流れる20系統の脈管が全身を、くまなく網の目のように張り巡らしていると考えられております。 うつ病に関係するのは、この20経絡の中で次の2経絡が特に深く関与しているとされております。 |
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(1) | 少陰腎経 | ||||||||||||||||
この経絡は、「先天の気」と位置づけられて「生まれ持った原気」とされ非常に重要視されております。 この腎経には、西洋医学の解剖学で言う処の内分泌系の副腎ホルモンを出す副腎も含まれているので、ストレスや生活習慣で身体に負担がかかると西洋医学で言う内分泌系の機能失調を起こすと共に自律神経系にも悪影響を及ぼすので、うつ病の治療には欠かせない大切な経絡です。 |
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(2) | 陽明胃経 | ||||||||||||||||
この経絡は、「後天の気」と位置づけられて「生まれた後は飲食物から身体的、精神的エネルギーの原気を取り入れる重要な役割の経絡」とされております。
たしかに、胃経の気は全身の気の元になる気なので、胃経が衰弱して飲食物からのエネルギーを取り入れることが出来なくなると、身体全体の原気が衰えてしまいます。 身体全体の原気が衰えてしまうと、さまざまな身体症状や精神症状に異常が起きても当然のことであります。 このため、うつ病を含む神経症の治療には、胃経の経絡・経穴が重点的に使用されます。 |
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4. | うつ病に係る身体的・肉体的トラブルとその治療方法 | ||||||||||||||||
(1) | うつ病の身体症状 | ||||||||||||||||
(ア) | 首こり・肩こり・頭痛・頭重 | ||||||||||||||||
当院の治療 | |||||||||||||||||
○ | 東洋ハリ医学会式の本治法により、全身に気力を充満させる。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式 血管運動神経活発化処置により頭部・頚部・肩部の血流を改善することによって、この部位の愁訴を消滅させる。 | ||||||||||||||||
○ | うつ症状の頭痛の特徴は、前頭部(目の上部・額の毛の生え際あたり)のことが多いが、これは陽明胃経の経絡の流注と一致するために起こる現象であり、この経絡の調整を図る。 | ||||||||||||||||
(イ) | 疲れ易い・倦怠感・息がつまる・胸苦しい・ノドの奥がつかえた感じがする | ||||||||||||||||
当院の治療 | |||||||||||||||||
○ | 東洋ハリ医学会式の本治法により、全身に気力と体力を充満させる。 |
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○ | 長野式 副腎(内分泌・疲労回復・腎虚とも呼ぶ)処置により、体力と気力をを引き出し、これらの愁訴を解消する。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式 精神神経処置により、これらの愁訴を解消させる。 | ||||||||||||||||
(ウ) | 不眠・早朝覚醒 | ||||||||||||||||
うつ病の不眠は、不眠といっても、なかなか 寝つけないような不眠ではなく、むしろ明け方に目が覚めるのが特徴です。 | |||||||||||||||||
当院の治療 | |||||||||||||||||
○ | 東洋ハリ医学会式の本治法により、全身に気力を充満させる。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の血管運動神経活発化処置により頭部の血流を改善する。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の副腎(内分泌・疲労回復・腎虚とも呼ぶ)処置により体内時計を修正し、これらの愁訴を解消させる。 | ||||||||||||||||
(エ) | 食欲不振・下痢・便秘・やせる(体重減少) | ||||||||||||||||
当院の治療 | |||||||||||||||||
○ | 東洋ハリ医学会式の本治法により、全身に気力を充満させる。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の副腎(内分泌・疲労回復・腎虚とも呼ぶ)処置により、体力と気力を引き出し、これらの愁訴を解消する。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の胃の気処置により胃腸の活性化を図る。 | ||||||||||||||||
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(2) | うつ病の精神症状 | ||||||||||||||||
(ア) | 憂うつな気分・気持が沈んで重たい | ||||||||||||||||
今まで好きだったことが楽しめなくなり、人と話すのも苦痛に感じる。 これまで楽しんだ趣味や活動に興味がなくなり、何をしても面白くない。 自己嫌悪に陥り、死んだ方がよいと自殺を願望する。 |
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当院の治療 | |||||||||||||||||
○ | 東洋ハリ医学会式の本治法により、全身に気力を充満させる。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の副腎(内分泌・疲労回復・腎虚とも呼ぶ)処置により、気力を起させ、これらの愁訴を解消させる。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の精神神経処置により、これらの愁訴を解消させる。 | ||||||||||||||||
(イ) | 物事に集中することが出来なくなるため、仕事や家事が以前の様に出来なくなる。 | ||||||||||||||||
身体の動きが遅くなったり、口数が減り、声も小さくなるなど周囲の人が見ても判る程の変化が出る。 | |||||||||||||||||
当院の治療 | |||||||||||||||||
○ | 東洋ハリ医学会式の本治法により、全身に気力を充満させる。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の副腎(内分泌・疲労回復・腎虚とも呼ぶ)処置により、気力を起させこれらの愁訴を解消させる。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の精神神経処置により、これらの愁訴を解消させる。 | ||||||||||||||||
(ウ) | 気持が沈んで辛くて仕方がないため、死んでしまった方が良いと考える。 | ||||||||||||||||
当院の治療 | |||||||||||||||||
○ | 東洋ハリ医学会式の本治法により、全身に気力を充満させる。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の副腎(内分泌・疲労回復・腎虚とも呼ぶ)処置により、気力を起させこれらの愁訴を解消させる。 | ||||||||||||||||
○ | 長野式の精神神経処置により、これらの愁訴を解消させる。 | ||||||||||||||||
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