タイサンボクの木は高い
そしてその花は美しい
「しかし」というべきか
「だから」というべきか
タイサンボクの花の美しさはあまり知られていない
梅雨明けの七月の暑い空
十メートルを超える木の梢に陶器のような白い花を咲かせる
人はその花に気がつかない
近くで見ればとってもよい香りがするのに
その香りも届かない
あまりに高いところに、タイサンボクの花は咲いているから
鳥や虫たちが空中飛行という技を使ってやってくる
そうして彼らだけがその花の美しさ、香りを堪能している
人はタイサンボクに願うだろう
もう少し僕たち、私たちの目の届くところで咲いてくれたら…と
逆にタイサンボクはどう思っているのだろうか
高いところに咲いているから、人に気づかれなくても…とでも考えているのか。
この稿を書いている今、私は思います。
新型コロナで、人がうつむき加減に歩くのもやむを得ぬことかも。
人というものは、自分の目線で物事を捉えがちで、高いところにあるものを
自力で気がつくことは少ないのかもしれません。
でも、ほんの少しの心配りをすることで、これまで見えなかったすばらしいものを
手にいれることが誰にでも出来るはずです。
もうしばらくすると梅雨が明け、陽光が路上を照らします。
人は、汗を拭きながら忙しげに歩きますが、タイサンボクの大きな木が目に留まったら、
眩しくても、ちょっと余裕を持って顔をあげて下さい。
そこには見たこともない綺麗な花が咲いていますよ。
タイサンボクの花が咲く7月、その美しさや香りを楽しめる世の中となり、
心が上向きになることを祈っております。
タイサンボクの花言葉は、「前途洋々」です。
医療法人小原クリニック 小原壮一
奈良市依水園の樹齢100年のタイサンボク(4月9日撮影)
タイサンボクの花(ウィキペディから抜粋)
イタリア大統領官邸内の庭園にて
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