ロータリーは、人道的奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指した、事業及び専門職務に携わる指導者が世界的に結び合った団体である。
ロータリーの綱領は、有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹、育成することにある。
第1 奉仕の機会として知り合いを広めること。
第2 事業および専門職務の道徳的水準を高めること。あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること。そしてロータリアン各自が業務を通じて社会に奉仕するために、その業務を品位あらしめること。
第3 ロータリアンすべてが、その個人的生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理想を適用すること。
第4 奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって、国際間の理解と親善と平和を推進すること。
20世紀初頭のアメリカは経済恐慌で人心はすさみ、犯罪は巷に満ち、これを憂えたシカゴの一青年弁護士ポール・ハリスは、よい社会をつくるためには、人の和を図り、世の中に奉仕する気持ちを多くの人が持つようになることが大切だと考え、ポール・ハリス自身それ以前数年間、想を練り、1905年2月23日、この理想をひろく人々に呼びかけるための第1回の会合を持つに至りました。ロータリーとは、集会を順番に、会員が各自の事務所で持ちまわって開くことから名付けられました。
この理想は着々と実現され、1908年には2番目のクラブがサンフランシスコに作られ、1910年にはアメリカ国内クラブ数が16を数え、さらにカナダ、イギリスへと国際的広がりをもって発展し、ここにロータリー国際連合会ができ、1922年には国際ロータリーと呼ばれることになったのです。
わが国のロータリークラプは1920(大正9)年10月20日、当時三井銀行の重役であった米山梅吉氏が初めて東京にこれを創立し、翌10年4月1日世界で855番目のクラブとして加盟承認されました。その後、第2次世界大戦の結果、一時国際ロータリーから脱退するのやむなきに至ったこともありましたが、その間もよくロータリーの精神を堅持して会合に努め、その神髄と組織を維持しながら戦後国際ロータリーに復帰するや、ますます発展を遂げ、現在北は北梅道、南は沖縄まで、クラブ数2,309、会員数94,575人(3月末)に達し、なおすべての都、すべての町にその理想の翼を広げる努力を続けております。会員は地域内の理想にもえる堅実な実業家、専門職業人の中から定款により、1業種1人を選んだ後週1回のクラブ例会出席によって、各種職域人の交友を通じて地域社会へのより多くの奉仕の機会を得ようとはかっております。
詳しい内容は、下記のホームページをご覧ください。
ロータリージャパンホームページ http://www.rotary.or.jp/
奈良西ロータリークラブホームページ http://www.nara-west-rc.jp/
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