井上刃物

井上刃物
 

 井上刃物

小さいですが、明治時代から受け継がれている、創業100年を越えるお店です。
刃物の研ぎや目立て、柄付け、電動工具やエンジン工具の修理の受付け、
それらに関する小売をさせて頂いております。
一般的な包丁や鋏だけでなく、特殊な刃物、道具なども取り扱っています。
現在4代目になりますが、父ともども丁寧な接客を心掛けておりますので、
研ぎ屋、目立て屋として
刃物に関することがありましたら、気軽にご相談しにきて下さい。

 

 ご依頼・ご購入

研ぎ直しをすることによって、切れなくなった刃物、扱えなくなった刃物を、
再び鋭い切れ味に戻して、お使いして頂けるようにさせて頂きます。
また、折れてしまった・カケてしまった・
丸みを帯びてしまった・歪になってしまった・サビてしまった、
そのような刃物を修復して、再びご使用出来るように致します。
他にも、柄が朽ちた、割れたなど、刃物を扱う為に必要な柄の交換などもさせて頂きます。
それと、当店が扱っております商品の一部を、お売りさせて頂いております。
また、研ぎ・目立てのご依頼の品と一緒に、お送りさせて頂くことも出来ます。

研ぎ・目立て・柄付けをご希望の方は、
受付からお願い致します。

商品をご覧になられる方は
ご購入(案内)からお願い致します。

大切な刃物をお預かりさせて頂くことになりますし、
また安心して商品を選んで頂きたく思いますので、
当店がどのような仕事させて頂いているのか知って頂く為にも、
左の欄の【研ぎ実例】・【目立て実例】の項目をご覧になってみて下さい。
不慣れなことや、より良い研ぎを行いお渡し出来るように研鑽している為、
撮影当初と現在で、写真の取り方(同条件での撮影)や仕上げ方が少々、異なりますが、
下の写真が現在、お客様にお渡しさせて貰っている研ぎの一例になります。

 三徳包丁
 柳刃包丁
 出刃包丁

どのような状態から研ぎ上げたのか、研ぐ前の写真も載せておりますので、
変化を見比べて貰えると思います。 

 

 刃物に付いて

刃物の良い悪しは、値段によって変わります。
作り方や素材によって、精度が異なるからです。
質の良いものは切れ味が違いますし、長持ちもします。
使用頻度や対象物に応じて、適切な刃物を選ぶことが重要になります。
また信頼出来る、研ぎ屋さんや目立て屋さんを見付けておくと、
さらに長くお使い頂けるはずです。
例外はありますが、
カケたり折れたりしても、鋼がある限り修復出来るからです。

刃物は生活する中で、なくてはならないもので、
当たり前のように存在するものです。
ただ、一般的な教育の中では学ぶことが少なく、以外と知られていないことが多くあります。
身近にある刃物を少しでも知って頂く為に、
わずかではありますが、お伝えさせて頂きます。
愛着が湧いた刃物は、お使いになられるご本人を、楽しくさせてくれるはずです。

仕組み研ぎ

研ぎとは違う
目立て

様々な条件
選び方

扱い方
使用方法

刃物を守る
メンテナンス
保管

 

 研ぎ屋とは

店舗を構えておられるところ、行商で回っていらっしゃるところ、
スーパーや催し物に出店されておられるところ、
様々な研ぎ屋さんがいらっしゃいます。
研ぎ師さんや刃物屋さんで技術を学んだり、自己流で行っていたり、
紹介されて始められたりなど、成り立ちも様々です。
また研ぎ屋さんに出されても切れなかったりして、

『研ぎ屋とはこのようなものか』

と落胆されてしまう方が、いらっしゃることも知っております。
そこで研ぎ屋とはどのようなものかを知って頂くとともに、

間違えない選び方

をお伝え致します。
選択肢が少ないようで多いので、
大切な刃物をお預けされる手助けになれれば、と思います。

研ぎ・目立てとは

下記の二つは、実際に当店が行っていることです。
右の欄にはカケ丸み歪みを直した写真を載せています。
中央の欄はご依頼下さった方へのサービスになります。
左の欄は【磨き】と少し重複していますが、サビを取り除いた刃物の例などを挙げています。

研ぎ屋としての技術
修復

長くお使いして頂く為に
磨き

まだまだ使用出来る

最後に、当店では専用の機材を扱うことがありますが、
研ぎの原点になるのは、手研ぎになります。
刃物を固定する、動かす、砥石にどの場所が当たっているのかを把握するなど、
それらのことがわからなければ、きちんと研ぎ出せないからです。
また、研ぎの要点などもお伝えさせて貰っていますので、
どのようにして研げば良いのか、知って頂ければ幸いです。

手研ぎ(研ぎ方)


 

 実例集

上記でも書かさせて頂きましたが、
当店が実際に行った研ぎや目立ての一例を大別して載せています。
包丁や鋏など、刃物は用途によって名称が変わったりしますので、
それも含めて写真付きで見て貰えるようなっています。
研ぐ前と研いだ後の状態に加えて、
カケや丸み、歪みなどの刃物の状態によって
どれくらいの料金が掛かるのかを知って頂く為に、それぞれ価格も記しています。


研ぎ  目立て

包丁 (ほうちょう)

鑿 (のみ

鋸 (のこぎり)

鋏 (はさみ)

鉋 (かんな)

チェーンソー

鎌 (かま)

彫刻刀 (ちょうこくとう)

チップソー

鉈 (なた)

ナイフ

電気・自動カンナ

斧 (よき)

その他

植木バリカン

 

 補足

上記のご説明から、当店がどのようなお店かを知って頂けたと思います。
補足と言ってはなんですが、当店がどのような経緯で研ぎや目立てを学んだのか、
置かせて頂いている商品がどのようなものなのかを、記させて頂きます。

鋸の目立ては初代から受け継がれていて、
基本となる包丁の研ぎは、
京都の四条河原町で300年間、刀研ぎをされていた方から直接、お教えして頂きました。
チェーンソーやチップソーなどの現代的な刃物は、業者様から指導を受けさせてもらい、
交差させる特殊な刃物の鋏は、播州の鋏工場で学ばさせて頂きました。
目立てや研ぎは、技術や知識が必要で終わりがないものなので、
常に学んで今の全てを出せるようにさせて頂いています。

取り扱わせて頂いている商品は、
昔からの方針として品質の良いものを揃えています。
刃物や道具は値段に応じて鋼や製造工程が異なっていたりするので、
丁寧にお使いして頂けると長持ちもしますし、
刃物は切れ味が違います。
来店して下さるお客様とご相談して、納得のいく商品を選んで貰っています。

一般の方を含めて、地域柄、
大工さんや土建屋さん、林業を営んでいらっしゃる方が多数おられるので、
インパクトドライバーなどの電動工具や、
チェーンソーなどのエンジン工具も取り扱っております。
長くお使いして頂く為に、修理やメンテナンスも承らせて貰っています。

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