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腰鉈<中/刃渡り240mmまで> |
研ぎ前
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研ぎによって丸みを帯び過ぎていて、かなりの厚みが出ています
扱うのに困難な状態で、さらにカケてしまっていることから状態としては、とても悪いものです。
さらに山師さんが扱われる専用の鉈ということもあり、材質も非常に硬質でした。
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研ぎ後
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丸みを軽く取り除いてから、カケている部分を落として、そこから新たな切刃(傾斜の部分)を作り出しました。
カケた部分を落とすと、ほぼ鉄と鋼の塊のようになってしまったので、研ぐというよりも作り直している状態でした。
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研ぎ代 3000+1000(カケ・丸みの修復)=4000円 |
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竹鉈<小/刃渡り165mmまで> |
研ぎ前
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特殊な形をしていますが、竹用のナタとお聞きしました。
雨ざらしになったままの状態で、野外で見付けられたようです。
原因はわかりませんが、少し特殊なサビ方をしていて、全体を這うように深いサビが、溝のように浸透しています。
さらに、研ぎによって丸みを帯びていました。
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研ぎ後
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研ぎ出した部分には、サビの跡が残っていませんが、ここまでの状態にするのには、かなり苦労させられました。
想像以上にサビの浸透が深くて、かなり研ぎ出すことになり、なかなか取り除くことが出来なかったからです。
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研ぎ代 1500+500(丸みの修復)=2000円 |
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櫃鉈<小/刃渡り165mmまで> |
研ぎ前
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穴に差し込むタイプの鉈です。
さらに曲線を描いているナタは、カケ難いようになっているので、檜などの硬い樹木に対して用いられる、と問屋さんに教えて頂きました。
状態はご使用によって傷んでいて、多数の刃こぼれが見られるのと、研ぎによって丸みを帯びています。
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研ぎ後
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刃こぼれをなくしてから、しのぎ筋(傾斜の境目)を作り出すように研ぎ上げました。
強度を持たせる為に、ハマグリ刃になるように仕上げてあります。
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研ぎ代 1500+300(カケ・丸みの修復)=1800円 |