井上刃物 研ぎ専門店

井上刃物
 

 チェーンソー(ソーチェーン)

チェーンソーの刃には、適切な角度と形があります。
角度や形が崩れると、本来の切れ味は失われてしまうことになります。
さらにグラインダーで大雑把に削るだけだと、刃先は粗いままですので、
その後にチェーンソーに合った円形の丸ヤスリで磨り上げなければ、
鋭い切れ味には戻せません。
当店では荒、中、仕上げ、と三段階の行程を辿ります。

 

 料金

サイズや種類によって異なりますが、1200円~3000円、となります。
詳しい表記などは、ページ上部料金表に記しておりますので、
お手数ですが、そちらをご覧下さい。

 

 修復費

過度な傷みでない場合は、余分に頂くことはありません。
追加で掛かるのは、主に使用する砥石代によるものです。


ドライブリンク


損傷

500円

チェーンソーの場合は、石などに当ててしまい、切れなくなることがほとんどなので、
追加で頂くことはありません
ただ新品だった刃を半分以上、落とさなければならないくらいの量の場合、
目立てを行えない刃の上部などに深い傷があることがほとんどなので、
切れ味の面を踏まえて、買い換えをお勧めさせて頂いております。
ドライブリンクの損傷とは、使用途中でチェーンが外れてしまった場合などで
ドライブリンクが傷付いてしまうことです。
ガイドバーの中で正常に回らなくなるので、それを修正して、再び扱えるように致します。

 

 実例

 チェーンソー<25-76>


 研ぎ前

頻繁に目立てをさせて頂いている、常連様のものです。
石を挽かれてしまったようで、刃の角がやられています。
右上の写真からは、角が損傷してなくなっていることがわかります。



 研ぎ後

専用のグラインダーで刃を削ってから、丸ヤスリで仕上げました。
正確に刃が立つ証となるのは、磨られた鋼からカエリが出て、それが飛ぶようになくなることです。

研ぎ代 1200円
 
 チェーンソー<91-52>


 研ぎ前

石などを挽くと火花が散るのですが、すぐに離すと傷みが軽微で済みます。
こちらのチェーンソーはそのまま使われてしまった結果、かなり酷い状態になっています。



 研ぎ後

傷んでいた部分を取り除いて、適正な角度に戻しました。
刃がある程度、綺麗になっているのは、正確な目立てをする為です。
付着した木屑やオイルを取り除かないと、滑ってしまってきちんと磨れないからです。

研ぎ代 1200円
 
 チェーンソー<91PX-052EC>


 研ぎ前

かなり酷い状態です。
刃の角などが傷んでも研ぎ直せば大丈夫ですが、側面や天辺の部分が傷付いてしまうと、刃先が綺麗に揃わないので、鋭い切れ味には戻せません。
通常は、お断りさせて頂いているものですが、それでも、とのご希望でしたので、お受けさせて頂くことにしました。



 研ぎ後

右下の写真の刃に、白い筋のようなものがあります。
天辺や側面は研磨が出来ないので、傷が残ったままになっているからです。
刃が立って扱えるようになっていますが、本来の切れ味ではありません。

研ぎ代 1200円
 
 デッキソー<11BC-120>


 研ぎ前

建設資材を取り扱っておられる、企業様から預からせて頂きました。
チェーンソーとは違い、特殊な機械に付けて扱われる刃で、こちらは長さが3メールほどあります。
チェーンソーの刃よりも大きい為、専用のヤスリを使わなければ正確な目立ては行えませんし、何より長くて重さもあったので、作業に時間が掛かりました。



 研ぎ後

重ねた木材を、一度で切られて出荷なさる為、精度が必要でした。
切断するときに誤差が生まれないように、荒研ぎの段階で精密機器を使いながら大きさを揃えて、中研ぎ、仕上げのヤスリにて仕上げていきました。
嬉しいことに、きちんとご要望に沿えたようですし、また新品よりも綺麗に切れる、とご一報も下さいました。

研ぎ代 8000円
 

 まとめ

チェーンソーの刃は、ヤスリさえあれば目立てを行うことが可能ですが、
傷みの激しいもの場合、磨り上げる量が多いので、
正確に目立て行う技術がなければ、
角度を間違えてしまったり、チェーン自体を傷めてしまう原因になってしまいます。
また、チェーンソーの刃も作られた構造の仕組みによって、
正確に扱えるようになっていますので、
それを維持するように研磨を行う必要があります。
簡単なようで難しい、それがチェーンソーの目立てになります。

研ぎ・目立てのご依頼を希望される方は
受付をご覧になって下さい。

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