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鉋【鉋身】(寸六・寸八) |
研ぎ前
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鉋身は丸みを帯びていて、裏側が捲れてしまっていました。
ただ、サビによる懸念があり、鋼に侵食して貫通してしまっている場合、研ぎ上げた後に、小さな点ようなカケとなって現れてしまいます。
サビに関しては、見た目だけは判断が出来ないことがあり、その旨をご了承の上、ご依頼を承らわせて頂きました。
裏金と鉋台に関しては、鉋身と合っておらず、どちらも直す必要がありました。
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研ぎ後
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懸念していたサビによる影響は、大丈夫でした。
また鉋身と裏金、鉋台を修正しましたので、また通常通りお使いして頂けるようになっております。
それと、鉋身の切刃(傾斜の部分)を平面に研ぎ出してありますが、幅が異なっています。
これは、鉋身自体の厚みの違いによるもので、そのように作られていたものだからです。
ご使用に関しては、問題ありませんので、 支障なく扱って頂けます。
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研ぎ代 2000+500(丸みの修復)+1000(裏金)+500(台直し)=4000円 |
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鉋【鉋身】(寸六・寸八) |
研ぎ前
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鉋身には過度な丸みや、裏側の捲れなどはなく、ご使用によって刃先が摩耗していました。
また、裏金も特に問題はありませんでしたが、鉋台が擦り減って、正常な状態ではありませんでした。
鉋は鉋身を切れるように研ぎ出しても、裏金も含めて、鉋台もそれに合わせて直さないと、きちんと扱えないようになっています。
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研ぎ後
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鉋身と裏金を研ぎ直してから、台直しを行いました。
鉋台が削れる状態に戻っており、刃も切れるようになっておりますので、またお使いして頂けるようになっております。
鉋は実際に削ってみないと、きちんと扱って頂けるか正確な判断が付きません故、試し削りを行って確認をしてから、仕上がりとなります。
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研ぎ代 2000+1000(裏金)+500(台直し)=3500円 |